すぱっと!POG!コラム ・江橋大介さんの南関4場注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?すぱっと!POG!コラム ・南関東トラックマンの注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?

南関東競馬 注目2歳馬紹介 ~船橋編~

東京ダービー3勝(13年インサイドザパーク、20年エメリミット、21年アランバローズ)を誇り、
ロマンスグレーで前人未踏の3連覇の偉業達成を狙う林正人厩舎は今年も豪華ラインアップです。

船橋最初の新馬戦を目指すアクセルロッド
4/19(火)の船橋の能力試験に登場したのはアクセルロッド(牡)。
800メートル54秒4は平凡ですが、砂の入れ替えにより2秒近く時計のかかる馬場に加え、
スタートダッシュがつかず、ペースも上がらなかったのであまり気にしなくていいでしょう。
5/2(月)~5/6(金)の船橋開催最終日に組まれた新馬戦は1,000メートルのみ。

林調教師は「少しトボけるところがあるけど、ムキになるよりはいい。
もっさりしているのに、やんちゃな面があるのはロマンスグレーに似ているね。
能力試験の後にやる気になっているし、いい感じじゃないかな。
実際は叩いて叩いてのタイプだと思うけど、調教の気配は変わってきている。
1,000メートルでもゲートをうまく出てくれれば。2歳戦はもちろん、先々も」と楽しみにしています。

父エスポワールシチーの産駒は19年の全日本2歳優駿馬ヴァケーション、
今年の黒船賞馬イグナイターの交流重賞ウイナーの他にも、18年の羽田盃馬ヤマノファイト、
20年の黒潮盃馬インペリシャブル、今年の京成盃グランドマイラーズを制したスマイルウィなど活躍馬がズラリ。
距離が延びてこそのタイプで本格化するのも先になりそうですが、
ここでデビュー勝ちをおさめられれば一気に期待がふくらみます。

名牝ニキーヤの血脈を受け継ぐグレースバローズ
林調教師がべた惚れしているのは、昨年のセレクトセールで2,640万円で取引されたグレースバローズ(牝)です。
アランバローズと同じヘニーヒューズを父に持ち、母バレエブランは名種牡馬ゴールドアリュールの半妹という良血。
自ら足を運んでオーナーと選んだというだけあって「見た目も歩かせても良かったし、クラシックを意識する器ですよ。
スピードはあるけど、牝馬特有の神経質な面もありそうだからじっくりいきます」。
まだ誕生日(5月12日)がきていないので入厩時期は未定ですが、現在は茨城県の石橋ステーブルで調整されています。

セレクションセールの高額取引馬ワンダーランド
北海道セレクションセールで2,860万円で取引されたワンダーランド(牡)も注目の1頭です。
同じヘニーヒューズ産駒で、母は船橋生え抜きのクイーンオブハルカ(通算3戦1勝)。
全姉クイーンズテソーロはJRA未勝利から4連勝でオープン入りを果たし、
南関東移籍後は昨年の船橋記念で5着に健闘した短距離馬です。
「馬も良かったし、歩きも良くて、けっこう競られたからこの値段になっちゃった。
ヘニーヒューズの子らしくスピードタイプ。動きがいいと聞いているし、短いところは悪くない。
これから乗り込んで、夏前には入厩させたい」。
こちらもデビューを心待ちにしています。

林正人厩舎の注目馬ピックアップ
アクセルロッド(牡)父エスポワールシチー 母パイナマナ 母の父カネヒキリ 木村牧場生産
グレースバローズ(牝)父ヘニーヒューズ 母バレエブラン 母の父ダンスインザダーク 追分ファーム生産
ワンダーランド(牡)父ヘニーヒューズ 母クイーンオブハルカ 母の父シングスピール 前谷武志生産

※2022年5月2日時点の情報となります

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