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南関東競馬 注目2歳馬紹介【社台グループ地方オーナーズの注目馬編】

ダート三冠路線を目指すなら地方競馬から。2024年にダート新体系が整備されて以降、
有力2歳馬の北海道or南関東デビューという選択肢は以前よりも格段に増えている。
2歳馬情報を扱う取材の現場においても、JRAデビュー馬と一緒に大井デビュー馬が
紹介される時代がやってきたくらいだ。

今回はこれまで数多のスターホースを送ってきた社台グループ地方オーナーズから、
南関東デビュー予定の注目馬を紹介していこう。

坂東牧場生産、ノーザンファーム育成の良血馬、新種牡馬ホットロッドチャーリー産駒のタルガフローリオ
社台グループオーナーズ・地方競馬オーナーズ事務局の梶原守人氏から
最初に名前が挙がったのはホットロッドチャーリー産駒のタルガフローリオ(牡)。
父の産駒といえば同オーナーズのアペリティーヴォがひと足先にホッカイドウ競馬で新馬勝ちを決めており、
本馬への期待値もさらに上がったかっこうだ。

「育成段階から非常に評価が高く、楽しみにしている1頭です。5月時点で474キロと十分な馬格があり、
牧場の騎乗スタッフからは“走りに柔らかさがあり、ストライドも大きく、気持ちも強い”と絶賛されていました。
スピードもあるので2歳戦から活躍してくれるでしょう」とのこと。

叔父にクロフネ、叔母にミスパスカリなどがいる名血ファミリーの出身で、母系のダート適性をさらに高めた配合。
三冠ロードを歩むにふさわしい良血といえそうだ。
順調に育成が進んだことから、5月上旬に外厩先であるミッドウェイファームに移動済み。
6月12日の能検を受けたのち、外厩制度を利用して大井・村上頼章厩舎からデビューする予定だ。

タルガフローリオ

タルガフローリオ

シャルフジン、ブレイズエッジの半弟、芯のある走りで評価◎のエヒミロス
同じく坂東牧場生産、ノーザンファーム育成のエヒミロス(牡、父クリソベリル)は
半兄にファルコンビークやシャルフジン、半姉にブレイズエッジがいる南関東おなじみの良血馬。
飛節の腫れなどで休んでいた時期もあったが、現在は週1回坂路2本のメニューで乗り込まれており、
ここから精力的にペースを上げていく方針だ。

「脚部不安が何度かありましたが、騎乗スタッフの評価は上々。
行きっぷりの良さや、芯のある走りにこの血統らしさを感じます。
始動はもう少し先になりそうですが、立ち上げからここまでは順調に進められていますので、
期待したいですね」と梶原氏。

当初は兄姉同様にホッカイドウ競馬・田中淳司厩舎からのデビューを視野に入れていたが、
態勢が整う時期によっては南関東デビューとなる見込みだ。

エヒミロス

エヒミロス

大井・藤田輝信厩舎へ間もなく入厩予定、父の最高傑作とも評されるタリース
サトノジェネシス産駒のタリース(牝)は育成現場で“父の最高傑作になる”との声もある逸材。
叔母に仏G1(現在はG2)サンタラリ賞勝ちのフィデリテがいる欧州血統で、
父譲りのスピードに母系のパワーをプラスされ、距離や条件を問わず能力を発揮してくれそうだ。

「馴致の頃から騎乗スタッフに“乗り味がいい”と評価されていた1頭。
調教が進むにつれて馬体に幅が出て、精神的にもどっしりしてきましたし、
入厩に向けてペースを上げている中でも馬体が大きくなって着実にパワーアップしています。
順調に進められてきたことから、6月中旬の大井入厩を予定しています」と梶原氏。

管理するのはマンダリンヒーローやフェブランシェなどを送った大井のトップトレーナー・藤田輝信調教師。
まずは2歳重賞戦線へ。その先にはさらに大きな舞台が待っているかもしれない。

タリース

タリース

スタミナ十分で脚さばきは軽快!2歳戦から活躍できそうなグレースフルマナー
同じくノーザンファーム育成の牝馬でタリースよりもひと足早く入厩の運びとなりそうなのは、
船橋・佐藤裕太厩舎からデビュー予定のグレースフルマナー(牝)。
父ニューイヤーズデイ産駒はエートラックス(兵庫チャンピオンシップ、東京スプリント)、
ミリアッドラヴ(エーデルワイス賞、全日本2歳優駿)など地方ダート戦線で目覚ましい活躍を見せており、
早期デビューから息の長い活躍が期待できそうだ。

「牧場の騎乗スタッフからは“前向きさがあり、ガッツがある馬”と評価されています。
本馬は5月時点で463キロと十分な馬格があり、入厩に向けてペースアップしてもしっかりと対応できています。
当初は夏頃の移動を予定していましたが、コンディションが良好で態勢が整ったことから、
予定を前倒しして6月10日入厩予定となりました。2歳戦から楽しみにしたいですね」(梶原氏)。

グレースフルマナー

グレースフルマナー

大井・坂井英光厩舎に入厩済み、間もなく能検予定のヴィクトリアパス
社台ファーム生産&育成のヴィクトリアパス(牝)は5月上旬に大井・坂井英光厩舎に入厩しており、
ここまで順調に調整できたことから6月12日の能力試験を受ける予定だ。

育成時代から頓挫なく成長してきた健康優良児で、
「騎乗スタッフからは“真面目で前向きな気性。芯のある走り”と評価されていました」と梶原氏。
祖母に米G1クイーンエリザベスⅡ世チャレンジCS勝ちのハーエミネンシーがいる世界レベルの血統で、
父は地方ダートで好成績を残しているジャスタウェイ。
地方の深い砂を苦にしないパワフルさと中~長距離対応のスタミナを備えている。

「入厩後も変わらず元気いっぱい。馬体や体力面などはこれからさらに良くなりそうな子ですが、
坂井先生も“トビがキレイでいい走りをする”と好感触です。能検に向けた追い切りも良かったようで、ゲートも問題なし。
デビュー戦から期待したいですね」

ヴィクトリアパス

ヴィクトリアパス

ホッカイドウ競馬で圧巻のデビュー勝ちを決めたアペリティーヴォはこのあと2歳の出世レースと言われる栄冠賞へ向かう。
後を追うように南関東デビュー馬たちもその存在を全国に知らしめることだろう。
来春クラシックへと繋がるドラマはもう始まっている。

社台グループ地方オーナーズの注目・南関東デビュー予定馬
タルガフローリオ(牡) 父ホットロッドチャーリー、母シシリアンブリーズ、母の父ゼンノロブロイ、坂東牧場生産
エヒミロス(牡) 父クリソベリル、母シャーペンエッジ、母の父クロフネ、坂東牧場生産
タリース(牝) 父サトノジェネシス、母タリサ、母の父プールモワ、ノーザンファーム生産
グレースフルマナー(牝) 父ニューイヤーズデイ、母エレガントマナー、母の父シンボリクリスエス、隆栄牧場生産
ヴィクトリアパス(牝) 父ジャスタウェイ、母ヴィクトリアノート、母の父パイオニアオブザナイル、社台ファーム生産

馬券は20歳から、適度に遊ぶ、大人のたしなみ。
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