すぱっと!POG!コラム ・南関東トラックマンの注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?すぱっと!POG!コラム ・南関東トラックマンの注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?

3年目のスタート!

これから2年目(現3歳世代)の指名馬たちがビッグレースを迎えるところですが、
年度替わりとともに「すぱっと!POG!」の新しいシーズンがスタート!

今年の北海道は「雪がたまにドカッと降りましたが、全体的には平穏」という状況だったそうですが、
門別競馬場の近くの育成場では「雪じゃなくて雨が降ることがあって、それが凍るので気を遣う日もありました」
という話も聞きました。

ただ、門別競馬場には屋根付きの坂路があるから大丈夫。
3月11日に1回目の能力検査が行われ、毎週木曜日に続々と「育成馬」が「競走馬」に変身していきます。

その状況を、門別競馬場で取材している山下広貴さんに聞いてみました。
「例年だと、1回目は田中淳司、角川秀樹のトップツーが大量に受検して、
2回目は頭数がすこし減って、3回目が大量というパターンなのですが、今年は2回目が多かったですね」
ただ、何名かの調教師に取材したところ「そこに意図はなさそう」とのことでした。

このあたりは「住み分け」なのでしょうか。
第1回目は田中淳司厩舎と角川厩舎が18レースすべてに管理馬を出し、2回目もけっこうな頭数。
ちなみに3回目は両厩舎ともゼロでした。

ただ、レースに出られるのは「満2歳以上」。
いくら能検でいい時計を出していても、誕生日が来ていなければデビューできません。
「なので、早めに能検を受けてひと休みさせるケースもありますね」とのこと。
能検においては誕生日のチェックも重要です。

ところで今年の能検は、1回目が「やや重」で2回目が「良」。
というわけで第1回のほうが時計的に良好だったようですが、山下さんによると
「第1回の前のゲート練習(これを2回やらないと能検を受けられない)が、
雨で馬場が悪かったために、全力で走らせなかった馬が多かったんですよ。
そのぶん、能検のときに気合を入れた馬が多かった気がします」とのこと。

その点を指名馬選びの際に考慮する手はあるかもしれません。
それでも「早い時期の能検は重要ですよ」とのこと。
ソロユニット、アザワクの姉妹2頭も3月の能検で素質の片鱗を見せていましたからね。
しかしその弟(父リアルインパクト)は、今のところどこでデビューするのやら……
でもセリ市場では「フレイバー」のオーナーさんが落札したので、その動向には注意しておきたいと思います。

ちなみに、
3月11日の一番時計は、第13レースのスティールルージュ(父マジェスティックウォリアー・角川厩舎)で48秒9。
3月18日の一番時計は、第11レースのカクテルライト(父カレンブラックヒル・田中正二厩舎)で50秒3。
3月25日の一番時計は、第6レースのエイシンヌプリ(父パイロ・田中正二厩舎)で49秒0(やや重)。

さてさて、このあたりをどう考えていくか。
「高度な情報戦」のスタートです!

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