すぱっと！POG！は、門別、大井、船橋、浦和、川崎でデビューする2歳馬を対象とした仮想オーナーゲーム。

門別競馬場では開幕当日の14日、今年最初の2歳新馬戦が行われ、
本コラムで紹介したラブミードール（牝2歳、角川秀樹厩舎）が5馬身差をつけ圧勝した。

JRA挑戦を視野ヨシノローズ
開幕初日の〝日本一早い2歳新馬戦〟こと「フレッシュチャレンジ競走(1000m)」を皮切りに、
このあとも続々と注目馬がデビューするホッカイドウ競馬。
今回はここまでフォローしきれなかった良血、評判馬を紹介する。

トゥザグローリー産駒のヨシノローズは桧森邦夫厩舎期待の1頭。
母アメリデラックスは門別、大井でトータル6勝を挙げており、厩舎ゆかりの血統でもある。
3月18日の能検ではやや出負けしながらも、すぐに集団に取り付いて速力のある走り。
追われて若さを覗かせながらも脚さばきは軽快でじつに伸びやかだった。
跨った石川倭騎手も「背中が良く、奥を感じさせる」と高評価だ。
能検後も順調に乗られており、5月デビューを予定。
順調に勝ち進めば夏のJRA北海道シリーズへの挑戦も見えてくる。

ダートに特化した血統配合ナチュラルボーン
堂山芳則厩舎のナチュラルボーンは4月29日「フレッシュチャレンジ競走(1100m)」でのデビューを予定している。
叔母にダート重賞4勝のミラクルレジェンドがいる良血馬であり、ダートに特化した血統配合。
幼少期から筋肉量が豊富で、深いダートをこなすパワー優勢の体型をしている。
3月18日の能検では4コーナーで反応が怪しくなったものの、びっしり追われて1着入線。
跨った宮崎騎手は「能検は4コーナー手前で遊んでしまい、
変な癖をつけたくなかったので馬と喧嘩しながら競馬を教えました。
最後はスッと伸びていましたし、これで変わるでしょう」と話し、
堂山師も「本番では一変した素軽い走りを見せてくれると思う」と期待を口にしている。

びっしりと追われデビュー態勢が整ったナチュラルボーン

能検初日に好時計レディーアーサー
3月11日の能検で49秒2の好タイムをマークしたレディーアーサー。
「能検では最後までしっかり追ってもらいましたので、その結果の時計ではありますが、
ゴール前も良い反応を見せてくれましたし、センスを感じる内容でした。
能検後も調子を落とすことなく順調に乗り込めていますよ」（田中淳司師）ということで早期デビューを予定している。
近親にダート重賞3勝のマンボツイストがいる血統で、20年サマーセールにおいて1,210万円で取引された好素材。
ここにきて騎乗スタッフの期待値も上がっており、名前を覚えておいて損はないだろう。

期待値の高い良血イチオシ2歳馬
ナチュラルボーン　牡　父ディスクリートキャット　母プリマレジェンド　母の父ヴィクトワールピサ　堂山芳則厩舎　千歳市社台ファーム生産
ヨシノローズ　牝　父トゥザグローリー　母アメリデラックス　母の父アメリカンボス　桧森邦夫厩舎　安平町橋本牧場生産
レディーアーサー　牝　父パイロ　母スイートフィズ　母の父クロフネ　田中淳司厩舎　日高町シンボリ牧場生産