すぱっと！POG！は、門別、大井、船橋、浦和、川崎でデビューする2歳馬を対象とした仮想オーナーゲーム。
14日には浦和で新馬戦がスタートする。
昨年浦和でデビューしたケラススヴィアは桜花賞、東京プリンセス賞を制し牝馬2冠を達成。
ランリョウオー、ジョーロノらの活躍もあり、浦和デビュー組から目は離せない。

父の評価を覆す走りを・マスクドサムライ
浦和2歳戦の今シーズンの幕開けとなる14日第1Rの出走予定馬からは
新種牡馬マスクゾロの産駒のマスクドサムライ(牡)をピックアップ。
米国産のマスクゾロはフサイチペガサスの代表産駒であるローマンルーラーを父に持ち、
16年のシリウスS(G3)をレースレコードで逃げ切っている。
マスクドサムライの母ルーベラの仔は11頭中10頭が勝ち上がり合計90勝をマーク。
それだけでも凄いが、11頭で422走という数字も評価されていい。
タフで頑丈な母系の血は、父のウィークポイントを補ってくれるはず。
マスクドサムライには種付け数に恵まれない父の評価を覆すような走りを見せてほしい。

貴重なディープインパクト産駒・ライアン
地方競馬を代表するトレーナー・小久保智厩舎からは、
産駒のデビューが今年と来年を残すのみになったディープインパクト産駒のライアン(牡)に注目だ。
能試は、重心が低く、それでいて広いストライドの迫力ある走りを披露。
騎手の仕掛けに即座に反応するセンスも光った。
母がペルーの芝2,000mのG1を2勝していることからも距離が伸びてからのタイプだろうが、
素質の違いで新馬戦から圧勝しても驚けない。

母から受け継いだスピード・ニッショウアッキー
4月22日の能検で目立ったのはニッショウアッキー(牝)。
ゲートをポンと飛び出すと、一気にスピードを加速し後続との差を広げた。
直線は馬場の五分どころを通り余力十分にゴール。
時計はこの日唯一50秒を切る49秒9をマークしている。
祖母の半妹にブゼンキャンドル(秋華賞)がいる血統で、母マキノルーチェは浦和でデビュー勝ち。
南関東で6勝、道営で5勝したが、その11勝全てを逃げ切りであげた快速牝馬だった。
母から受け継いだスピードで2歳戦をにぎわせてくれるはずだ。

浦和デビューの注目2歳馬
ライアン　父ディープインパクト、母ライアンズチャーム、母の父ヒートシーカー、日高町・エスティファーム生産
マスクドサムライ　父マスクゾロ、母ルーベラ、母の父クラフティプロスペクター、新ひだか町・曾我博氏生産
ニッショウアッキー　父フリオーソ、母マキノルーチェ、母の父スターリングローズ、新冠町・アサヒ牧場生産