すぱっと!POG!コラム ・南関東トラックマンの注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?すぱっと!POG!コラム ・南関東トラックマンの注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?

川崎の新馬戦

5月28日(金)の川崎競馬には新馬戦が3つ。
900mの第1レースが6頭、同じく900mの第2レースが7頭、そして1400mの第3レースが9頭となっています。
合計22頭はすべて、4月23日の能力試験を合格。
では各レースの予想をしながら将来性を含めて見ていきましょう!

☆第1レース(15時00分発走予定)

◎5.メンタイマヨ
○3.ヴィユノーク

◎のメンタイマヨは能試で2位入線。
スタートから流れに乗って2番手につけ、最後はあまり無理させない感じの走りで50秒2を記録しました。
映像を見る限りではピッチ走法かなという感じだったので、距離には限界があるのかも。
それでもこの組み合わせなら初戦突破の可能性は高いと思います。
母のチーズマヨはJRA未勝利から兵庫に移って2勝。
祖母が牝馬重賞戦線で活躍したマルカコマチですから、血統にはスピードと底力が感じられるところ。
本馬の長兄は「ハイチーズ」という名前で、船橋のJRA交流戦で1勝を挙げています。

○のヴィユノークはメンタイマヨと同じ能試を受けて、逃げ切りを狙ったものの、ゴール手前で脚が上がって3着。
その内容から考えると、早い時期は微妙といえるタイプかもしれません。
半兄のセイユメアカリはJRAのダート中距離で2勝。初勝利は3歳3月でした。
しかしながら第1レースは、この2頭のスピードが上。
3連勝式の3列目は総流しが吉でしょう(汗)。

☆第2レース(15時30分発走予定)

◎5.アンコロモチ
○4.ジェルジオ
▲1.シナノラニオー

◎アンコロモチは能試でゲートが開いた瞬間こそモッサリ感がありましたが、
勢いがついてからは楽な手応えで、2番手以下を引き離して50秒3で走破。
わりとトビが大きい走りで、距離が延びても対応できそう。
母のアナモリはJRAで5勝しましたが、3着以内に入った13回はすべてダート1200m。
気性面で問題があったのか、逃げか追い込みかという内容でした。
でも本馬はその点の心配はなさそう。
気になるのは、兄姉が6頭とも成績イマイチという点だけです。

○ジェルジオは能試で3番手から進んで、最後の直線の半ばあたりから加速して差し切り。
力強い脚さばきを持っているようで、レース中もしっかり折り合っていたように見えました。
母はJRAで未勝利でしたが、祖母は女傑・ウオッカのひとつ下。
本馬は母の父がウオッカの父であるタニノギムレットで、
そのあたりから底力を受け継いでいると将来的にも楽しみがありそうです。
ちなみに本馬は昨年のサマーセールで税抜き300万円。

▲シナノラニオーは能試で3番手を追走して、最後も3番手でゴール。
残り200mあたりでムチが入りましたが、2番手のダダダンには半馬身ほど届かなかったという内容でした。
それでもスピード的にはまずまずで、初戦から善戦以上が狙えると思います。
本馬は母の初仔で昨年9月のセリ市場で税抜き350万円で落札。
母はJRA未勝利ですが、母の半兄にJRAのダートで5勝を挙げたヨヨギマックがいます。

☆第3レース(1400m・16時00分発走予定)

◎8.パパスウィッシュ
○7.アクティブベルン
▲9.タイムフォール
△5.キャンプファイヤー

第3レースは混戦。
予想も難しいですが、本命にしたのは◎パパスウィッシュ。
母のヒサクィーンはJRAブリーズアップセールでの走りからスピードがあふれていて、
実際に7月末に小倉芝1200mで2着に6馬身差をつけて逃げ切り勝ち。
しかし骨折してその1戦だけで引退……
繁殖入りしてからは、母の馬主さんが個人で繋養していたクリストワイニングで6頭が誕生。
うち3頭がJRAで勝利しています。
しかし本馬は繋養牧場が変わり、母の産駒も5年ぶり。
能試は2着でしたが、末脚を長く使えそうなタイプと見ました。

○アクティブベルンは能試でスタートを決めて、そのまま逃げ切り。
キビキビした走りは距離があっても対応できそうな感じでした。
母のエメンタールベルンは2015年の東京2歳優駿牝馬で5着。
3歳時は春の牝馬三冠に全部出て、7着、6着、9着。
本馬は初仔ですが、500kgを超えていた母の仔なので、能試受験時で479kgなら問題ないでしょう。

▲タイムフォールは能試で好スタートを切り、道中は2番手の外を追走して、残り200mあたりで先頭に立って1着。
51秒9のタイムも完全な馬なりでしたから、評価を下げる必要はないと思います。
近親にはマイネル&コスモの馬が多数ですが、兄姉にはマイネル&コスモがゼロ。
しかし本馬は昨年のサマーセールで税抜き300万円でビッグレッドファームに購買され、
コスモヴューファーム名義で走ります。
なので、鍛えかたがちょっと違うはず!?

△キャンプファイヤーは能試で4着でしたが、先頭との差はあまりなく、
走りぶりからも距離があるほうがよさそうという印象。
馬券では押さえる必要があると思いました。

さて、このなかから「すぱっと!POG!」で指名する馬を選ぶかどうか。
個人的にはこのなかから1頭だけ、指名しようと思っています。

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