すぱっと!POG!コラム ・南関東トラックマンの注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?すぱっと!POG!コラム ・南関東トラックマンの注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?

6月の川崎新馬戦~その1~

6月17日(木)の川崎競馬ではスパーキングデビュー(新馬戦)が2クラ☆キラーン
じつはわたくし、まだ川崎所属馬を1頭も指名していないのですよ。
昨年は6月開催でデビューしたヒートアップハートを指名して、
新馬戦は2着でしたがその後は2勝を挙げて手堅くポイントを稼いでくれました。
今年もそろそろ指名せねば……と考えつつ、木曜日の2クラを見ていきましょう。
金曜日の2クラはまた改めて。

☆第1レース(1400m・6頭)

◎4.ベアカキーン
○2.ティーケークロス
▲3.ケイティアマゾネス
△1.リグレイオ

ベアカキーンは昨年のサマーセールで税抜き320万円で落札。
ちなみに馬名の意味由来は「冠名+打球音」だそうです。
能試は独走で、2着のケイティアマゾネスにつけた差は1.1秒。
問題は1400mでも大丈夫なのかという点ですが、相手関係とタイプ的な面を考えると、大丈夫と思います。
母のオグリダイアンは笠松のプリンセス特別(2歳戦)で3着と、早い時期から動ける血統。
本馬の3代母は女傑・マックスフリートという砂の一族でもあります。

ティーケークロスは、母のティーケーニケが2歳11月に川崎で新馬戦を勝利。
そのときの騎手が拜原靖之騎手で、その産駒も拜原騎手でデビューとなりました。
ひとつ上の半姉ティーケーメイトは昨年7月の新馬戦(900m)を勝利(笹川翼騎手でしたが……)。
能試はスタートで上に飛ぶ感じで大きく出遅れましたが、その後は追い上げて最後は外を回って僅差2着。
その内容なら距離が延びるのは歓迎でしょう。

ケイティアマゾネスは母がJRA未勝利&名古屋で2勝のヒシアルコルですが、
その母(本馬の祖母)はJRAでローズステークスを制したヒシピナクルで、その全姉がヒシアマゾン。
本馬の半姉プロミネンス、ひとつ上の半兄タケルペガサスはJRAで勝利を挙げています。
能試ではモッサリしたスタートから先手を一瞬取りましたが、3コーナーあたりから後れを取る走り。
それでもゴール直前で2番手に上がったように、しぶとく伸びる脚を持っている感じがします。

リグレイオは兄姉が6頭いて、そのうち2頭がJRAで各1勝。
母は英国からノーザンファームに輸入された繁殖牝馬ですが、ひとつ上の兄とこの馬は青森県出身。
能試は互角のスタートを切ったものの、4コーナーあたりからは鞍上(藤江渉騎手)が追いにくそうな感じ。
ただ、しぶとさはありそうで、実戦で御神本訓史騎手に替わる点は不気味といえます。

☆第2レース(1400m)

◎3.ダダダン
○4.アンタノムスメ
▲6.エスプリピート
△1.フレッシュグリーン

ダダダンは能試直後の開催をパスしてここまで待機しましたが、
4月23日の能試はしぶとい走りで、1400mのこの舞台を狙ったと考えてよさそう。
母はJRAで大敗続き、本馬の兄姉は目立った活躍馬はいませんが、
ひとつ上の半兄アークリオーソは昨年7月川崎での新馬戦を2着後、3戦連続連対。
本馬も初戦から期待できると思います。

アンタノムスメは能試で好スタートを決めて、その後も徐々に後続を引き離して最後の直線では独走。
母のハクシュウベリーは川崎で3歳春までに2勝。
兄姉2頭も3歳春までに地方競馬で勝利を挙げています。
本馬の4代母の半兄は名馬・グリーングラス。底力を秘めている血統といえます。

エスプリピートは新種牡馬のイスラボニータ産駒。
馬産地の評判は上々で、早期から動けるタイプが多いという感触があるようです。
ダート適性は個体差がありますが、この馬は母がJRAのダートで2勝を挙げていたという点が、
適性の手掛かりになるでしょう。
能試ではまずまずのスタートから2番手を進み、首を大きく使って軽快な走り。
最後は無理しなかった感じで2着でしたが、上積みには大きいものがありそうです。

フレッシュグリーンは兄姉の成績がサッパリという点が気になりますが、能試の走りは上々。
「すぱっと!POG!」での指名は微妙かなとは思いますが、馬券では押さえておくほうがよさそうです。

TOPへ