すぱっと!POG!コラム ・江橋大介さんの南関4場注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?すぱっと!POG!コラム ・南関東トラックマンの注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?

南関東競馬 注目2歳馬紹介 ~大井編~

大井競馬場で行われた能力試験は4月1日の3頭、22日の7頭すべてが無事に合格しました。

活躍馬も多いスズカコーズウェイ産駒 サヨノフジ
能力試験初日に800メートル51秒8で2位入線したサヨノフジ(牡)はスタートダッシュがつかず前半はモタつきましたが、
直線で外に持ち出されてからは鞍上の指示にしっかり反応して末脚を伸ばしています。
矢野貴之騎手は「砂をかぶっても大丈夫だし、この時期にしては優等生。いいんじゃないですか」と手応えをつかんだ様子。

昨年の北海道サマーセールで748万円で取引された馬。
父スズカコーズウェイの代表産駒には17年の優駿スプリント勝ち馬バンドオンザラン、
20年の戸塚記念と雲取賞で2着、羽田盃、黒潮盃、埼玉新聞栄冠賞、ニューイヤーC各重賞で3着のファルコンウィング、
JRAダート7勝、20年の北海道スプリントCで2着したスズカコーズラインがいます。

自ら選んだという藤田輝信調教師は「体がしっかりしていたし、南関東向きの血統だと思いました。
育成牧場で馴致をしてもらったので環境に慣れる手間がはぶけたし、
森本スティーブルで1番早く仕上がりました」と順調な調整ぶりに目を細めていました。
来週の大井開催で組まれている新馬戦は初日3レースの1鞍のみですが
「古馬に引けを取らない動きをしているし、現状の2歳では抜けた存在。
長い距離の方が良さそうだから、1,600メートルの番組があったら使いたかったぐらい。
1,000メートルなのでゲート練習をしっかりやって臨みます」と藤田調教師はデビューVを意識しています。

重賞戦線での期待も大きい サベージ
森下淳平調教師が早くから期待をかけているサベージ(牡)。
山口裕介オーナーの所有馬といえば、デビューから3連勝を飾り、鎌倉記念2着、
ハイセイコー記念4着でTCKホープ賞に輝いたママママカロニ(調教試験を経て優駿スプリントトライアルで復帰予定)。
すぱっと!POG!2021-22シーズンの獲得Gランキングでも11位(※)にランキングされる活躍をしています。
※獲得Gランキングは2022年5月3日現在

「山口オーナーは大井に合いそうな馬をチョイスしてくれるし、めちゃくちゃいい。
柔らかいし、跳びが大きくてバネがある。470、480キロあるし、背中の使い方がいい。
重賞戦線でも楽しみ。距離が延びても大丈夫」と森下調教師。
4月22日の能力試験は砂の締まった硬い馬場を嫌って回避しましたが
「まだ子供っぽいし、まだ体を使い切れていないけど、いいモノがある。先々は良くなります」と力強いコメント。
5月13日の能力試験に出走する予定です。

6月後半のデビューを目指す森下厩舎期待の1頭 フクフクテンテン
数多くの素質馬を抱える森下厩舎からオススメをもう1頭。
昨年の北海道オータムセールで418万円で取引された父ダンカーク×母サーストンララアの牝馬です。

「まだ成長途上で前が低い体勢だけど、動きのバランスが良く、トモを踏める。
身のこなしがいいし、いいモノがあります」。
入厩済みですが、まだしっかり調教する段階にないとのことで、6月後半の開催でデビューを目指しています。

大井の能力試験初日、2日目組&森下淳平厩舎ピックアップ
サヨノフジ(牡)父スズカコーズウェイ 母ジュウゴヤムーン 母の父アドマイヤムーン 中橋清生産
サベージ(牡)父ディープスカイ 母シギル 母の父アドマイヤムーン 道見牧場生産
フクフクテンテン(牝)父ダンカーク 母サーストンララア 母の父キングカメハメハ 宮内牧場生産

※2022年5月4日時点の情報となります

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