すぱっと!POG!コラム ・江橋大介さんの南関4場注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?すぱっと!POG!コラム ・南関東トラックマンの注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?

南関東競馬 注目2歳馬紹介 ~川崎編~

5月2日に川崎競馬場で行われた能力試験は30頭すべてが無事に合格。
デビューへ向けて調整が進められています。

〝岩本流〟育成でデビューVを狙う!新種牡馬ベストウォーリア産駒の2頭
19年の東京ダービー、戸塚記念馬ヒカリオーソ、
20年の羽田盃馬ゴールドホイヤーを発掘した岩本洋調教師が早くから推奨してくれていたのが、
北海道セプテンバーセールで627万円で取引されたゴールドオアハーツ(牡)です。

能力試験は800メートル52秒0でタイムは目立ちませんでしたが、
好スタートを決めてハナに立ち、ステッキに鋭く反応して5頭立ての1位入線。
能力試験は受かればOKで、じっくり育てるのが〝岩本流〟。
山崎誠士騎手も「体の使い方がまだだけど、変わり身があれば大物になるかも。
能力は高いし、新馬戦でもやれると思う」と太鼓判を押しています。

新種牡馬ベストウォーリアは13年のユニコーンSを勝ち、
14、15年のマイルチャンピオンシップ南部杯とプロキオンSを連覇するなど、
1,400、1,600メートルで活躍したダートのトップホース。
その父マジェスティックウォリアーは、
5月3日の若潮スプリントで重賞4勝目を飾ったスティールルージュの父としても知られています。

岩本調教師は「ベストウォーリア産駒はトモの筋肉量がいいし、しっかりしている子が多い。
この馬はセリで見た中で抜けていい感じだったし、距離も持ちそう。
上に行けそうな馬だし、大事にしたいから能力試験後に針をして休ませたけど、もう運動を始めているよ」。
デビューは1、2開催先になりますが、来春が楽しみな存在です。

同じくベストウォーリア産駒で、20日の2レースに出走予定のグリーリー(牡)も岩本調教師がオススメする1頭。
「スタートが速いし、短いところがいい。ゴールドオアハーツと違うタイプだけど、
トモがしっかりしている。追い切りの動きも内容も良かった」とデビューVを意識しています。

新種牡馬ビーチパトロール産駒ライズゾーン
山崎尋美調教師&山崎誠士騎手の親子が期待をかけるのは、19日の1レースに出走するライズゾーン(牡)。
能力試験では二の脚の速さを生かしてハナに立ち、軽く仕掛けられただけで1位入線。
山崎騎手は「いい。まだ全然やっていないのに余裕があるし、走ってくる」と好感触をつかんでいました。

それもそのはず、4月中旬に入厩したばかりの調整過程でマークした800メートル50秒8の好タイムには
山崎調教師も「まだ速いところをやっていないし、本馬場で54秒が出たから受けただけ。
BTC(北海道・軽種馬育成調教センター)でやっていたとはいえ、これだけ動けるとはねえ。
ひょっとしたら走るのかも。1,400メートルの方がいい」と終始にこやか。

新種牡馬ビーチパトロールは16年のセクレタリアトS、17年のジョーハーシュターフクラシック、
アーリントンミリオンSを勝ち、BCターフ2着などアメリカの芝で活躍しましたが、
祖父がキングマンボなのでダートは問題ないでしょう。

他にも今後期待の持てる新馬が川崎からデビュー予定
今開催は4鞍の新馬戦が組まれています。
今回のコラムで詳しくお伝えできなかった ギャクテンオーショコラクイーン
マインドユアミモザマカゼも早いうちに勝ち上がってくれそうです。

川崎の能力試験初日組ピックアップ
ゴールドオアハーツ(牡)父ベストウォーリア 母バードオブワンダー 母の父グラスワンダー ダイヤモンドファーム生産
グリーリー(牡)父ベストウォーリア 母アルマアダーラ 母の父マーベラスサンデー 大栄牧場生産
ライズゾーン(牡)父ビーチパトロール 母ハビタブルゾーン 母の父ネオユニヴァース 大北牧場生産
ギャクテンオー(牡)父ウインバリアシオン 母ジュエルシャネル 母の父アグネスワールド 荒谷牧場生産
ショコラクイーン(牝)父パイロ 母ショコラヴェリーヌ 母の父ゴールドアリュール 社台ファーム生産
マインドユアミモザ(牝)父マインドユアビスケッツ 母エイシンキンチェム 母の父フジキセキ コスモヴューファーム生産
マカゼ(牝)父フリオーソ 母ユリカチャン 母の父ゴールドアリュール パカパカファーム生産

※2022年5月17日時点の情報となります

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