今年は暑い日が来るのがとても早くて、7月中旬に早くも夏バテな感じになる人も多くいたのではないかしら。
馬も6月下旬にいきなり暑くなったことで、例年と同じスケジュールで進めた馬がヘバってしまうことが多いようです。
2歳馬の育成も同様で、個人的な感覚だけではありますが、
急ピッチで仕上げてきた馬はビミョーな感じが例年以上にするのよね……

今回の予想にはそれもちょっと考慮してみました。

☆9月23日（金・祝）大井4レース（1,600m・16時05分発走予定）

◎4.ジェットアロー
○1.ミックファイア
▲5.サワーキャンディー
△2.ドゥーロアバンティ

ジェットアローは7月29日の能試で4頭立ての3着でしたが、
1着のハナノウタが2番手を2秒3もぶっちぎって勝ったので、あまり参考にしないでいいと判断。
能試後の猛暑期にお休みして、改めて仕上げてきたスケジュールが功を奏すると判断します。

ミックファイアは8月19日の能試は1着でしたが、走りは正直なところビミョーな感じ。
時計も平凡で、0.1秒差で2着だった馬がデビューして2戦とも大敗しとるし……。
ただ、忘れちゃダメなのは「競馬は絶対評価じゃなくて相対評価」。
9月の大井は中1週での開催なので、つまり今日の新馬戦はそこまでハイレベルではないと考えることもできるわけです。
そんな“相対評価”で2番手に推します。

サワーキャンディーは能試から中1週での実戦。
血統的な雰囲気からは、スピードはイマイチでも持続力はありそうな感じ。
能試も折り合い重視という感じだったので、距離を味方につけられると思います。

ドゥーロアバンティもスピードよりスタミナという感じ。
母は高松宮記念を制したサニングデールの半妹で、近親に活躍馬が多数。
ただ、“当たり”と“ハズレ”が大きい一族で（注：私見です）、大井のダートがハマるかどうかは走ってみないと何とも……。
ただ、当たればデカいとは思いますので、そういう意味で注目してみたい感じはあります。

☆第5レース（1,200m・16時40分発走予定）

◎7.ナンセイスコピオン
○5.リブバイナイト
▲1.ジョーアラモード
△総流し

この新馬戦は、能試に598kgで登場したバーラーゴーラをどう判断するかがカギ。
母の父はダンシリ直仔のレイルリンク。
2006年の4月のデビュー戦は競走中止、2戦目が2着で、そこから5連勝で凱旋門賞を制覇して、
その後はケガのために引退して種牡馬入りした、なかなか破天荒な成績の持ち主です。
というわけで、出走歴はすべて芝2,100m以上。

母の母の父エフィシオはマイル戦を中心に活躍。
主な勝ち星がイタリアのG1という点はちと微妙ですが、安定して活躍馬を出している感じです。
ただ、大物を……という感じではなさげ。
その母に父キズナで誕生して、超絶大型馬で1,200m……。
これは「勝ったらゴメンナサイ」という形でよいのでは？

中心には6月10日の能試で1着だったナンセイスコピオンを推します。
今回の相手関係ならスピードで押し切る可能性が高いと判断しました。

対抗はリブバイナイト。
父のユーエスネイビーフラッグは、イギリスで芝G1を3勝。
母も血統的には短距離っぽいのですが、フランス生まれのこの馬が、大井のダート1,200mってどうよ？

そんなわけで、第5レースは興味深い一戦になると思います。
個人的には7頭立てでも3連複＆3連単の万馬券が出ると予想します。

☆第6レース（1,200m・17時15分発走予定）

◎3.ヴァイオヴィーナス
○1.スプラッシュ
▲2.ジューンシャトル
△4.リトリーブ
△8.アースリンゴ

中心には8月19日の能試で好走したヴァイオヴィーナスを指名。
母の第12仔で、半兄のグァンチャーレがJRAの芝マイルで好走を続けて2億8千万円を稼ぎましたが、
そのほかの兄姉がサッパリ……。
それでもメンバー的にいちばん足が速そうなので中心に取ります。

スプラッシュは9月9日の能試でダンゴ状態の4着でしたが、速い流れに乗れた点を評価できる感じ。
中1週での反動がなければ、という条件はありますが、勝つ可能性も十分あると思います。

ジューンシャトルは晩成傾向がある母系なので、新馬戦では強く推しにくい感じ。
でも潜在スピードは持っている感じがするので3番手にします。

というか、この新馬戦も3番手以下が頼りない感じ。
個人的には◎＝○→総流しをオススメします。
今開催の大井の新馬戦はホームラン狙い！