金曜日の川崎競馬は、第1レースから新馬戦が3連発。
それぞれ、5頭、6頭、5頭というファンにも馬主さんにもやさしい設定なので、ビシッと絞って当てていきましょう！

第1レース（900m・15時00分発走予定）

◎4.サンエイヴィクター
○1.リエントリー
△5.アナイス

サンエイヴィクターは能試でゲートが開いた瞬間に飛び出して、2頭併走状態で4コーナーまで走って、
残り300m付近から加速がついて圧勝(能試でもこの表現で)。
本馬はオータムセール(今年は来週の月曜と火曜が開催日)の取引馬で、税抜き価格は500万円。
これはオータムセールらしい「掘り出し物」という香りがします。

リエントリーも能試で好スタートから勢いよく先頭で走って、
3コーナーあたりでは後続を待つ感じで、最後は抑えぎみの形で2着。
ピッチ走法で、初戦はたぶん逃げるかなと思いますが、失速もしないだろうということで対抗に据えます。
基本的には、この2頭の馬複＆ワイド1点。

3着候補でアナイスを挙げますが、上位とはちと離れている気が……。
3着は総流しにしてもいいかも。
◎→○→全でも3点買い！

第2レース（1,400m・15時30分発走予定）

◎5.インナースティール
○3.カラルナ
▲2.ハートヲワシヅカミ
△1.シンデレラサマー

インナースティールは川崎所属で大活躍したナターレの第6仔。
ひとつ上の半兄ガイアフォースは、9月19日に中山のセントライト記念を勝ちました。
その兄はセレクトセールで税抜き3,000万円にて落札されましたが、
こちらは社台地方競馬オーナーズでの募集(70万円×20口＝1,400万円)。
能試はスタート直後に上に跳び、頭を上げて暴れましたが、
3コーナーあたりからはマジメに走ってインコースから差し切り。
気性面での心配はありますが、高い素質を持っているのは間違いなさそうです。

カラルナは能試で好スタートから逃げ切り。
道中は折り合いがついていたように見えましたから、距離が延びても大丈夫と推察します。
父のセレンは少ない産駒から堅実に走る馬を出しているので、この馬にも期待。
ちなみに生産牧場は第1レースの◎と同じ、浦河の中村雅明さんです。

ハートヲワシヅカミは、能試でロケットスタートを決めて後続をぶっちぎる勢いで走りましたが、
鞍上(野畑騎手)が3コーナーから手綱をゆるめて最後は2着。
実戦は森泰斗騎手で、道中でうまく息が入るようなら、逃げ切りがあるかもしれません。でも大敗もあるかも。

シンデレラサマーは能試でモッサリなスタートから徐々にスピードが乗って、
最後は1着から2馬身差くらいで3着。
母の全兄のエジソンがJRAの中距離で4勝を挙げていますが、本馬の兄姉は大敗続き……。
その背景からは推しにくいのですが、能試の動きから連下の穴として挙げておきます。

第3レース（1,400m・16時00分発走予定）

◎5.ポンカンサン
○1.ベアメイフェザー
▲2.ビーチセイヴァー
△4.アルスヴィズ

ポンカンサンは能試で出遅れて、しかしそのあとはスピードを披露して、馬場の外を回って差し切り勝ち。
実戦で5頭立てでも大外枠を引いたのは好材料で、ワイルドに走っても押し切りが狙えると思います。
ちなみにサマーセールで税抜き750万円。
グランド牧場産らしく、近親にはダートで好成績を残した馬がたくさんいます。

ベアメイフェザーはルースリンド産駒。
生産牧場は浦河町荻伏の片田保さんで、しばらく馬産をやめていて、5年前から再開した模様。
繁殖牝馬は1頭だけっぽいのですが、そこでルースリンドを選ぶところがなかなかのツウ。
本馬にはデピュティミニスターの3×4がございます。
能試は第1レースに出るサンエイヴィクターと4コーナーまで併走して、
そこで千切られましたが、能試としてはまずまず。
走法的にも血統的にも距離延長はプラスになると思います。

ビーチセイヴァーは能試でスタートひと息でも二の脚がついて、最後の伸び脚は良好。
前脚のカキコミが力強い走法で、実戦では先行して粘れるような気がしました。

アルスヴィズは能試の内容としてはイマイチでも、
距離延長で時計がかかるようならチャンスがあるかも、という感じの押さえです。
ちなみに本馬はオータムセールの取引馬(税抜き220万円)で、ダーレー・ジャパン・ファームの生産馬。
血統的にも中長距離が合うと思います。

「すぱっと！POG！」でまだ指名がお済みでないかたへのオススメは、第1レースのサンエイヴィクターです！