10月の船橋開催は、木曜日と金曜日に新馬戦が2つずつ。
「まだ船橋所属馬の指名が終わっていません」
というかたは少ないとは思いますが、もしかしたらそれが功を奏する可能性があるかも？

☆木曜日の船橋第3レース（1,000m・15時40分発走予定）

◎2.ジョナゴールド
○5.モーリスガガ
▲1.スターオブボニータ

ジョナゴールドは能試でゲートが開いた瞬間、ゲートの音にビックリしたのか0.5秒ほど出遅れ。
もう少し出遅れていたら不合格だったと思います。
しかしですよ。スタートしてから一気に加速してゴール地点では首位争い。
最後の直線で見せたピッチ走法からは短距離向きといえそうで、今回の条件ならスピードで押し切れると思います。
母は芝中距離で5勝を挙げ、産駒は2頭がJRAで勝利。
兄姉には成績的にイマイチな馬も多いのですが、
父ヘニーヒューズでダートを意識したこの馬は“当たり”といえるような気がします。

モーリスガガは兵庫ダービーを圧勝したインディウムの半弟。
半姉のキクノナナは、園田の重賞・のじぎく賞で2着に入りました。
ただ、能試では先行してスピードのノリがいまひとつ……。
でも能試の時計と実戦での変わり身に期待して対抗に据えます。

スターオブボニータは兄姉の成績がビミョーですが、昨年9月のセリ市場で税抜き620万円で落札と上々の評価。
しかし能試では好スタートを決めましたがその後の伸びがいまひとつでした。
でも、この新馬戦の顔ぶれなら、ということで3番手に据えます。

☆木曜日の第4レース（1,000m・16時15分発走予定）

◎5.ウインドインバイオ
○6.サザンラピッド
▲3.アヤサンメルシー

ウインドインバイオは母系が芝向きで、
この馬は父ミッキーロケットで母の父がディープインパクトという点を含めてダートはビミョーと思うわけですよ。
でも能試では好スタートから岡村健司騎手が抑えぎみに進めて最後まで軽やかな走りを披露と、
素質がある印象を受けました。
能試後にひと息入れた点もプラス材料になると思います。

サザンラピッドは7つ上の半兄が浦和記念を制したマイネルバサラ。
半兄キーフラッシュはストロングリターン産駒ですが、ダート中距離が主戦場でした。
その点を考えると1,000mはどうよと思うのですが、能試で好ダッシュから鞍上の篠谷葵騎手が抑えようとしたものの、
抑えきれずに思うがままに走らせたら、2番手に3秒の差をつける大楽勝。
その内容ならいきなりから注目できると思います。

というわけで、馬複ならこの2頭の1点。3列目は総流し！

☆金曜日の第3レース（1,000m・15時40分発走予定）

◎4.フレンドライクミー
○2.スカーレヴァーズ
▲3.ハセノクラウン

フレンドライクミーは能試で好スタートを決めて、首をうまく使う走りで逃げ切り。
大型でも体を持て余していない感じで、実戦でも能試のスピードを再現できると思います。

スカーレヴァーズは能試で3着でしたが、これは前の2頭がスピードに乗って後半に競り合ったためとみていいでしょう。
走る姿には余裕があるという印象で、初戦から注目できそうです。

ハセノクラウンは能試で好スタートからダッシュ力を効かせて先頭に立ち、そのまま押し切る内容。
前向きな面が感じられる走りが実戦でどう出るかという点で狙いを下げましたが、折り合い次第で勝てる力があるとみます。

ということで、このレースは三つ巴で。

☆金曜日の第4レース（1,000ｍ・16時15分発走予定）

◎4.ニジイロライン
○5.カルタデアモール
▲6.オーデンミカ

ニジイロラインは木曜日の第3レースに出走するジョナゴールドと同じ能試に出て好時計で走破。
その反動があるかどうか、その点は少々心配ですが、
木曜日にジョナゴールドが勝てば、より強気に本命にしていいと思います。
兄姉の成績はビミョーな感じでも、メンバー的に実力上位とみるのが妥当でしょう。

カルタデアモールは祖母がドイツのオークスで2着。
そして本馬の母父はフランスダービー馬のロウマンです。
というわけで血統的には“重め”。
本馬はこの父でどう出ているかというところですが、能試はメッチャ出遅れ。
それでも二の脚は上々で最後は上位争いに加わってきましたから、
小柄でも浦河の育成場で鍛えられてきた効果があると考えていいと思います。

オーデンミカは能試の時計はいまひとつでも、最後の直線に入って伸び脚を見せた点を評価。
実戦なら時計は縮まるとみて3番手に推します。

私もじつは「南関Free」が1頭分残っているのよね。
というわけで、このなかから1頭を選んで指名しました。グッドラック！！！