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ホッカイドウ競馬 注目2歳馬紹介【田中淳司厩舎編】

昨シーズン年間144勝をマークし、自身がもつホッカイドウ競馬の最多勝利記録を更新した田中淳司トレーナー。
8年連続リーディングを獲得したスター厩舎には今年も将来性豊かな若駒がズラリと揃っている。
まずは能検初日(3月16日)に合格した2歳馬から早期デビューの注目馬をピックアップしよう。

能検初日に一番時計を叩き出したカプセルは初日のスーパーフレッシュへ参戦濃厚
目下、開幕初日のJRA認定スーパーフレッシュ(1,000メートル)を見据えているのは、
能検初日に一番時計49秒1を叩き出したカプセル(牡)。
昨年もポリゴンウェイヴを送った山口ステーブルの育成馬で、調教の進度は同厩舎の中でも頭ひとつ抜けた存在だ。

「マジェスティックウォリアーだから短い距離をイメージするかもしれませんが、
短距離一辺倒の感じではなく、1,400~1,600mが良さそう。
うちに来る前に山口君が動画を送ってくれていたのですが、時計を出すごとに変わってきた馬。
いつもどおり調教を早い時期からやっているだけあって、うちの厩舎の中では一歩先に行っているね。
現時点では一番、動ける状態にあります」(田中淳司師)

能検後も順調に調教を積まれており、このままいけば世代の一番星候補になりそうだ。

門別好相性のインカンテーション産駒 今年の注目No.1は中距離狙いのストロングブラック
昨年の門別2歳戦で好成績を挙げたインカンテーション産駒からはストロングブラック(牡)が一押し。
「セリに出ていた中で下見段階から目をつけていた1頭でした。長めの距離が合いそうだから、
この馬はJBC2歳優駿、全日本2歳優駿の路線を目指したい」ということで2歳戦はもちろん、
3歳以降も楽しみな存在になりそうだ。

同じくインカンテーション産駒の牝馬ではレディーペガサス(牝)の名前が挙がり、
「去年、角川先生のところで走ったグロリオサの下。兄よりも体があって、動きも良いですよ」と高評価だった。
初日の能検でも51秒3の好時計をマークして1着入線を果たしており、こちらも仕上がりは申し分なさそうだ。

JRA北海道シリーズ参戦の可能性も 芝・ダート兼用のスウィートシーズン
芝、ダートを問わない活躍を期待できそうなのがジャスタウェイ産駒のスウィートシーズン(牝)。
「昨年秋に入厩してきて、ここまでしっかり乗り込んできました。
当初は芝向きかなと思って見ていましたが、動きが良いですし、体もあるのでダートもいけそうな感触です。
水準以上のスピードがあって距離の融通もききそう。いろんな選択肢がありますね」と期待十分。

ゆくゆくはJRA北海道シリーズや岩手遠征も視野に入ってくるだろう。

このほか注目新種牡馬の産駒や、大手クラブの所属馬など今年も多士済々なメンバー構成。
次回以降も同厩舎の馬をどんどん紹介していくのでお楽しみに。

田中淳司厩舎:早期デビューピックアップ
カプセル(牡) 父マジェスティックウォリアー、母フライトオブスワン、谷口牧場生産
ストロングブラック(牡)  父インカンテーション、母コウヨウアイリーン、マルシチ牧場生産
レディーペガサス(牝)  父インカンテーション、母ボウピープ、谷川牧場生産
スウィートシーズン(牝)  父ジャスタウェイ、母ユーリトミクス、大島牧場

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