早くも2023年度の「すぱっと!POG!」が始まることになりました。
今シーズンは前年までとの変更点がとてもたくさんあるので、どのように戦っていくのか考える必要がありそうです。
大きく変わるのが翌春の重賞のスケジュール。
【2024年】
1月10日=浦和でニューイヤーカップ(S3・1,500m)
1月17日=船橋でブルーバードカップ(Jpn3=1,800m)
2月14日=大井で雲取賞(Jpn3=1,800m)
3月14日=川崎でネクストスター東日本(S3=1,400m)
3月20日=大井で京浜盃(Jpn2=1,700m)
と進みまして、
4月下旬=大井で羽田盃(Jpn1=1,800m)
6月上旬=大井で東京ダービー(Jpn1=2,000m)
なお、7月に実施されていたジャパンダートダービーは10月上旬に移動して、
「ジャパンダートクラシック」という名称に変わります。
上記のなかで「ネクストスター東日本」は地方全国交流。
ブルーバードカップ、雲取賞、京浜盃は、JRAを含めたすべての3歳馬に出走権があります。
(羽田盃と東京ダービーも同様ですが“セン馬”の出走が不可)
また、門別競馬場にも変更点がありまして、
●10月上旬に行われることが多かったエーデルワイス賞(2歳牝馬限定)が11月1日に
●10月上旬に「ネクストスター門別」(1,200m)が創設
となります。ここで注目しなければならない点は2つ。
☆羽田盃の1着賞金が5,000万円、東京ダービーが1億円に増額
☆ダートグレード競走(Jpn1~3)で実施されるレースは、JRA所属馬の出走可能頭数が地方所属馬より少ない
これによって変わるのは、
◎ハイレベルな舞台で活躍する馬を指名できるとデカい
というところ。王道路線を歩める馬の指名に成功したら、来年の春が楽しくなるでしょう。
その反面、上記のレースで牝馬限定は「エーデルワイス賞」だけ。
ということは、牡馬が激戦の連続になる可能性が高そう。
JRAでデビューした馬が確実に羽田盃、東京ダービーなどに出走するために南関東に移籍する、事例も多くなりそうです。
それを逆に取って、桜花賞→東京プリンセス賞を狙えそうな牝馬をたくさん指名する作戦も考えられますね。
ちなみに馬産地でいろいろな人とその件について話をしましたが、
ほぼ全員が「東京ダービーとかって、JRAの出走枠が少ないの?」というくらいの認識でした。
つまりおそらく、今年は牧場や馬主さん、調教師などの采配が重要になるはず。
なんといっても「改革1年目」ですからね。
その点を考えて“牝馬を多め”にしてみようかなというのが、私の今のところのおぼろげな作戦。
でもいちばんいいのは「インスピレーションを感じた馬を指名する」なのかも。
血統愛好家、能試チェック派、厩舎信用派。
考えかたはいろいろありますが、激動の年度となる「すぱっと!POG!」を楽しんでいきましょう!