浦和と船橋で新馬戦が始まりまして、大井でも5月12日に世代最初の新馬戦が行われます。
1着賞金は船橋競馬場と同じ数字で、ともに昨年より上昇。
これは2歳馬の入厩頭数を確保するためなんですが、ちと上げすぎという気も……(意見には個人差があります)
それはともかく、新馬戦は6頭立てになりました。
出走を申し込んだ馬はたしか9頭だったと思うのですが、そのうち3頭が回避したということですね。
というのも、新馬戦に出走できるのは当たり前ですが1回だけ。
出走を回避した馬は、その理由として
1.体調が整わなかった
2.負け戦を避けた
のどちらかではないかと思います。
「体調が整わなかった」については仕方ありませんが、
もうひとつの「負け戦を避けた」は、この時期によくある話なんですね。
というのも、早い時期の新馬戦で勝てずに5着以内に入ると、
先着された馬と次のレースでまた顔を合わせることになる可能性が高くなるからなんですね。
そこでまた入着すると、勝っていないのにクラスだけ上がってしまう……
そういう事情があるので、世代最初の新馬戦に出る馬は、
A.ある程度の勝算がある
B.仕上がりは微妙でも、今後のためにレースを経験させたい
C.とりあえず出走させましょう
が「3大理由」かなと思います。
それを踏まえてシルシをつけると、
◎1.マジックオブラブ
○4.サイレントニャー
▲6.サブノプレミアム
△5.ノブトモ
マジックオブラブは昨年のサマーセールで税抜き420万円で落札。
母はハーランズホリデー直仔のマジェスティックパーフェクション産駒で、母の父はヤンキービクター。
ダートの短距離っぽい血統です。ただ、JRAでは3戦とも大差負け……
その初仔のキラーティーは船橋で10月に新馬戦を勝利。第2仔の半兄はJRAで大敗続きでした。
という血統背景はおいといて、この馬は浦河の山口ステーブルで育成。
ここからは3頭の東京ダービー馬、そして今年はヒーローコールでトップを目指すという、
南関東で活躍するノウハウを持っている育成場なのです。
もちろん、育成馬はほかにもいますから、ここに出走させるのは「速攻要員」。
賞金を取りに来ていると考えるのが自然でしょう。
対抗のサイレントニャーは、山口ステーブルから徒歩5分ほどの場所にある内田ステーブルの育成馬。
こちらも母はJRAで大差負けの連続でしたが、その半兄に日本ダービー2着のスマイルジャックがいます。
ちなみにこの2つの育成場の代表は、昔から付き合いがある仲。
早い時期の新馬戦は「どのように育てられたか」が大きな要素になりますから、
新馬戦だからこそ注目できるタイプだと思います。
そこに加わってきそうなのが、血統的な裏付けがあって能試でもいい走りを見せていた馬。
サブノプレミアムはJBCスプリントを制したサブノジュニアの半弟で、それ以外の兄姉にも活躍馬がたくさん。
ノブトモはサンシャイン牧場で誕生して馬主さんがサンシャイン牧場系の人ではない、
という点が気になりますが、能試でいい走りを見せた反動がなければ上位争いに加われると思います。
というわけで「すぱっと!POG!」で指名するのにオススメは、
どちらも700名前後に指名されている、◎と○のどちらかかな?
サブノプレミアムは指名者がすでに6千人を超えているので……(驚)
もちろん「ここは馬券だけで、指名馬はあとで」にしてもいいと思います!
※2023年5月10日時点の情報となります