4月5日の能力試験(能試)には2歳馬が1頭もエントリーをせず、4月16日の能試で18頭が合格。
しかし能試からそのままデビューを迎えるのは11頭。北海道で2歳馬の取材をした感触として
「今年はビカビカに仕上がっている馬が例年より少ないような気が……」という感じがありましたが、
それはJRAデビュー馬の話。
地方デビューの馬はどうなんでしょうか?
とりあえず予定されていた2クラが実施されることになったのは何よりです☆
☆5月10日(金)川崎第3レース(900m・16時00分発走予定)
◎5.パトリオットゲーム
○3.ディスクリプション
▲4.ラブミールイス
この組み合わせなら、能試で快走したパトリオットゲームが押し切れるでしょう。
母のカズヤラヴは園田で2歳8月のデビュー戦を圧勝して、3歳時に門別の1,000mで2勝目を挙げたスピードタイプ。
母の兄姉はノーザンファーム産で、母系には活躍馬がたくさん。馬主さんは休養牧場を経営している獣医さんで、
しっかりと仕上げてから川崎に送り込んだと推測します。
ディスクリプションは母がJRAのダート短距離で4勝。
本馬の兄姉はJRAの2歳戦で2勝した馬が1頭いますが、あとの5頭はビミョーな成績。
でも本馬は昨年のサマーセールで落札されて、馬主さんの名前から察するに、
しっかりと育成されてきた可能性が高いと思います。
ラブミールイスは皆さんご存じ、ドクター・コパさんの持ち馬。
母は門別で2歳4月にデビュー戦を勝ったという実績があって、本馬のひとつ上の半兄クラウドノイズは
園田でデビュー戦を勝ち2歳時だけで5勝をマーク(今年の菊水賞で2着)。
早い時期から動ける血統という観点から期待できます。
☆5月10日(金)川崎第4レース(900m・16時30分発走予定)
◎2.デーレーチョップ
○6イーガーコーテル
▲1.ミッドナイトデュー
デーレーチョップは能試で独走。そういう状況になると最後にセーブする方向になりがちですが、
第3レースに出走するパトリオットゲームより0.1秒遅いだけという好時計。
となれば、素質の差が大きくなりがちな早い時期の新馬戦なら押し切る可能性が高いとみます。
イーガーコーテルは兄姉の成績がサッパリという点が気になりますが、フランス産の母は近親に活躍馬が多数。
能試の動きが良好だった点を考えると、相手筆頭と考えるのが妥当でしょう。
ミッドナイトデューは母がアイルランド産で、3代父のドバイミレニアムと祖母のドバイサンライズが全兄妹という血統なので、
実質的にドバイミレニアムの3×2という濃い血統。
絶対に狙ったと思える組み合わせがどう出るのか。
そして浦河の谷川牧場とつながりが深い「ターファイトクラブ」で募集されたという点も興味深いところといえます。
というわけで、第4レースの馬券は馬複の三つ巴がオススメです☆