すぱっと!POG!コラム ・江橋大介さんの南関4場注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?すぱっと!POG!コラム ・南関東トラックマンの注目馬・ホッカイドウ競馬から注目2歳馬の生情報・浅野靖典さんのPOG必勝法!?

南関東競馬 注目2歳馬紹介 ~浦和・川崎編~

5月2日に行われた浦和競馬の第2回能力試験は28頭中27頭が合格しました。

今年のオススメとして小久保智調教師が早くから名前を挙げてくれていた外国産馬プレミアムハンド(牡)。
スタートダッシュはつきませんでしたが、徐々にポジションを上げ、直線は軽く追われて5頭立ての2位で入線しました。
小久保調教師は「全然、まだまだだからね。タイプ的にはヒーローコールだけど、伸び率はすごいと思うよ。
体が子供だし、飼い葉も食べていないから、550キロ(能力試験時は505キロ)ぐらいまで成長するんじゃないかな。
クラシックの頃にちょうど良くなると思う。今日は2位入線だけど、エンジンをかければ動かすだけ動く」
と自ら発掘した好素材にベタ惚れ。
矢野貴之騎手も「スタートは出していないし、あまりやっていないと言われていたので。
追いかけさせる時はいい跳びをしますし、背中がいい。変わってきそうです」と高評価です。

そして、2019年のニューイヤーC、桜花賞、東京プリンセス賞勝ち馬トーセンガーネットの初仔
トーセンアデレード(牝)も注目の1頭。
800メートル53秒2で時計は平凡ですが、矢野騎手は「人間が追うのをやめるとやめちゃう系。
ズブいというよりは、気を抜きやすいというか、まだ幼い感じ。
走る方に向いていないけど、小さい割にしぶとく走りそう。距離が延びた方がいい」と今後の成長に期待を寄せています。

小久保調教師も「すごく前向きだけど、初物尽くしだったからね。
短距離タイプではないし、まだこれから。仕上がりは早いと思う」とコメント。
母はデビュー4戦目の1,500メートルで勝ち上がり、NARグランプリ2019の3歳最優秀牝馬に選出された名牝。
同じような軌跡を辿る可能性は十分あるでしょう。

5月10日に川崎競馬で行われた能力試験は29頭中28頭が合格。

800メートル51秒1で1位入線したリュウノナポレオン(牡)は山崎尋美厩舎の期待馬です。
二の脚の速さでハナに立ち、終始馬なりで2番手に1秒差をつけてゴール板を駆け抜けた山崎誠士騎手は
「良かったですね。仕上がりはいいし、スピードがある。馬なりだったけど、追っても伸びそうだし、
初戦はもちろん先々も楽しみ」と手応え十分。

山崎調教師も「1回目の能力試験も受けられたけど、馬が大きいし、慌ててやっても仕方がないしね。
入厩当初は500キロぐらいあった体が、今は475キロまで絞れてきた。
調教をお願いしている山林堂騎手も最初から『いいですよ』と言ってくれていたし、
レイデオロ産駒はダートでも走ってきている。今年のウチは2歳が多いけど、一番期待しているよ」
と目を細めています。

浦和競馬第2回&川崎競馬第3回能力試験:注目馬ピックアップ
プレミアムハンド(牡) 父Audible、母Avuncular、AnnMudgeBacker/SmittenFarm生産
トーセンアデレード(牝) 父マクマホン、母トーセンガーネット、有限会社エスティファーム生産
リュウノナポレオン(牡) 父レイデオロ、母レッドマリアベール、坂東牧場生産

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