今週金曜日の川崎は、晴れて南からの弱い風が吹くという、気温上昇の条件がそろうコンディション。
現地観戦をする皆様は無理したらアカンですよ~~~!
☆第4レース(900m・16時30分発走予定)
◎4.ポッドリヒト
○1.シナノラビット
△5.アステローペ
ポッドリヒトは能試でゲートが開いた瞬間に3馬身くらいリード(残り3頭が出遅れたからですが……)。
その後は後続を引き付けて、そして最後の直線に入ったところで気合を入れて引き離し、
最後は馬なりで1着というお見事な内容。
900mの実戦ならスピードで押し切れると考えていいでしょう。
シナノラビットの母ビーナスラインは、2006年の函館スプリントステークスを勝利。
現在は関東のトップトレーナーのひとりになった堀宣行調教師が、苦労が多かった開業初期に登場した活躍馬です。
しかし母の産駒の成績はイマイチで、本馬の兄姉12頭のうち、JRAで勝利を挙げたのは1頭だけ……。
という点は気になりますが、能試で最後まで3番手をキープした内容と、能試後の開催をパスした点をプラスに取ります。
アステローペは能試の時計はイマイチでも、途中でペースが上がらなかったのが原因と思われるので気にしなくてよさそう。
スタート後の反応のよさと、ゴール手前で並ばれたときに加速した点を評価します。
でも、今回は相手が強いかな?
☆第5レース(1,400m・17時00分発走予定)
◎4.イクノガキタゾ
○1.スコメッサ
▲3.アヤメヅキ
イクノガキタゾは半姉のイクノホープアイが昨年5月に川崎で新馬戦を勝利。
近親の成績はバラバラですが、わりと仕上がりに手間取らないファミリーなのかなと思います。
ただ、能試の内容はイマイチ……。出遅れてその後は最後まで池谷騎手にガシガシ追われ、
最後方から1頭だけ追い抜いた形。
先着された3頭はその後の新馬戦で好走(ベアバッキューン=1着、ユメドリーム=2着、ミヤギエンペラー=1着)しているので、
離れた4着でも気にしなくていいと思います。1,400mはプラスでしょう。
スコメッサは今年の札幌のトレーニングセールで落札→再仕上げを経てのデビュー戦。
底力が感じられる母系からの出身で、浦河のBTCで鍛えられました。
能試は好スタートからの押し切りで、まだ余裕がある感じの走り。
メンバー的に初戦から注目できると思います。
アヤメヅキは半姉がダートグレードを3勝しているライオットガール。
馬主はヒダカ・ブリーダーズ・ユニオンで、いわゆる“一口オーナー”ですね。
そのお値段は8万円×100口。しかしライオットガールが重賞を勝ったあとも、
しばらく出資できる状態でした。みなさん慎重なのね(汗)。
さて能試ですが、すさまじく出遅れたので最下位はやむなし。
脚が長いっぽい感じがしたので、1,400mはプラスかなと思います。
☆第6レース(1,400m・17時30分発走予定)
◎3.ダガーリング
○1.ヴァッツマン
▲5.テルケンレンタワー
ダガーリングは能試で好スタートを決めて、最後まで競り合う流れを押し切って1着。
その後は再調整となりましたが、大型馬なのでむしろプラスと考えていいと思います。
近親にはあまり活躍馬がいませんが、母の父ロードカナロアという点を強調してみます。
ヴァッツマンは母の父がプルピット直仔のアイスボックス(ケンタッキーダービーで2着)。
しかし兄姉は不振……。能試は3着でしたが、一緒に走ったほかの4頭が実戦でイマイチという点も心配。
でも900mよりは1,400mのほうがいいと思うので、御神本騎手を起用した点を含めて注目します。
テルケンレンタワーもヴァッツマンと同じく、能試が山崎誠士騎手。
山崎騎手はダガーリングに乗るので、森泰斗騎手に依頼したという陣営の選択に期待します。
兄姉2頭はJRAで勝利して、本馬は昨年のセレクションセールで税抜き2,100万円で落札。
将来性を含めて注目できると思います。
「すぱっと!POG!」でのオススメ指名馬は、4レースのポッドリヒトかな?