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ホッカイドウ競馬 注目2歳馬紹介【小国博行厩舎編】

現3歳世代のウィルオレオール(平和賞)、バリウィール(南部駒賞、ネクストスター北日本)、
リオンダリーナ(リリーカップ、園田プリンセスカップ)らが重賞タイトルを獲得し、
すでに全国トップレベルの知名度をもつ小国博行厩舎。
昨年はホッカイドウ競馬のリーディング4位に入り、注目度は増すばかりだ。

今年は4月8日時点で33頭が能検をパス。シーズン開幕へ向けて役者は揃った。
今回は能検初日組から厩舎おすすめの注目馬を紹介していこう。

開幕戦のスーパーフレッシュ候補 使いながらの良化を見込むグレートスティック
厩舎のトップバッターとして開幕戦のスーパーフレッシュ候補に入っているのがグレートスティック
3月13日の能検ではスタートでやや出負けしたものの、中団からしぶとく脚を使って4着の52秒3をマークしている。
母は園田1,400mで7勝を挙げており、父パドトロワということでスピード強化を意識した配合。
能検のタイムはとくに目立たないものの、無理をせずに回ってきただけという内容であり、
小国師は「早くデビューして、実戦経験を積ませながら育てていきたい」と将来性を評価している。
春先から着実にポイントを獲得してくれそうだ。

能検で見せた確かなスピード 1回門別デビュー予定のササキンメロディ
牝馬ではミスターメロディ産駒のササキンメロディが先陣を切ることになりそうだ。
母はJRAの芝・ダート短距離で勝ち上がっており、本馬もスピード能力に秀でたタイプ。
3月13日の能検では先団を見ながら4番手を進み、直線の追い比べから抜けてきて1着タイ入線。
道中は一切無理をせず、余裕をもたせた運びで51秒7をマークした。
「練習の効果もあってゲートも出ましたし、動き良好。
良いスピードを持っていますので2歳戦から動けるでしょう」と小国師も好感触。
能検後も順調に調整されており、1回門別開催でのデビューを予定している。

母はフローラルカップ、金沢シンデレラC勝ち 距離が延びて本領発揮しそうなレーザーベルン
4月デビュー予定のレーザーベルンの母は19年フローラルカップ、金沢シンデレラCを制したミステリーベルン。
初仔ながら能検時484キロの十分なサイズがあり、ここまで順調に乗り込まれてきた。
母と同様に距離が欲しいタイプだけに、800mの能検ではダッシュ力で差がついたものの、
中団後方からしっかりと末脚を伸ばして3着入線。直線の伸びやかなフットワークが目についた。
「母もうちの厩舎からデビューして、重賞を勝ってくれた。楽しみにしていた子ですし、大事に育てていきたい」と小国師。
早期デビューでレース経験を積み、大舞台を目指していく。

叔父AJCC勝ちのクリールカイザー 5月デビュー予定のサスケベラ
イスラボニータ産駒のサスケベラは叔父にJRA6勝、AJCC勝ちのクリールカイザーがいる血統背景。
母の戦績は地方1勝のみだが、JRA新馬(マイル)2着、未勝利戦で3着3回と確かな能力を示した。
こちらも前出レーザーベルンと同様に距離が延びて良さそうなタイプだけに能検の内容は目立たなかったが、
「使いながら良くなってくると思う」(小国師)と厩舎評価は上々だ。
馬体の成長を待って5月頃のデビューを予定している。

能検騎乗の石川倭ジョッキーも好感触 成長第一で進められているキンイロ
3月13日の能検後に石川騎手から「あの馬は走ってきそう」と太鼓判をおされたのが、
栗毛の馬体がキラキラと眩しいグッドルッキングホース、その名もキンイロだ。
能検時456キロで馬体はやや幼い印象を受けたが、砂を被っても怯まず、首を使ってリズムの良い走り。
5着入線とはいえ51秒7で走っており、すでに水準の動きには達している。
小国師によれば「まだまだ馬体が成長してきそうですし、先を見据えてゆっくりと進めています。
6月~7月あたりを目標にしていく」とのこと。
デビューはもう少し先になるが、忘れずに動向をチェックしておこう。

小国博行厩舎の注目2歳馬
グレートスティック(牡) 父パドトロワ、母ウェットサンプ、母の父シニスターミニスター 徳本幸雄氏生産
ササキンメロディ(牝) 父ミスターメロディ、母ピュアリーソリッド、母の父Bluegrass Cat ノースガーデン生産
レーザーベルン(牡) 父サングレーザー、母ミステリーベルン、母の父ニホンピロアワーズ 高昭牧場生産
サスケベラ(牝) 父イスラボニータ、母ダズリングスマイル、母の父ホワイトマズル アイズスタッド生産
キンイロ(牡) 父エポカドーロ、母ウォータービジョン、母の父カジノドライヴ 佐々木康治氏生産

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