2027 Dirt Triple Crown

2026.9.30 門別 1,800mサンライズカップ(H1)【1着馬】雲取賞or京浜盃 指定競走

2025年優勝馬 エンドレスソロウ号

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門別2歳重賞 ~北海道から全国へ~

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サンライズカップとは

JBC競走の前哨戦に位置するH1重賞「サンライズカップ」。
「JBC2歳優駿(JpnIII)」と同じ「門別1,800m」で行われることもあり、JBCを見据えた若駒の参戦が期待できそうだ。

また、2024年より3歳ダート三冠路線が整備されたこともあり、
全国統一を狙う有力馬たちにとっても非常に重要な意味を持つレースとなった。
三冠初戦「羽田盃(JpnI)」のトライアルレースでもある「雲取賞(JpnIII)」及び「京浜盃(JpnII)」の指定競走になっており、
1着馬は「雲取賞」または「京浜盃」の出走馬選定にあたり、その成績を重視される。

以前より本競走には翌年の南関東クラシック戦線をにぎわす素質馬が多く参戦。
近年ではヒガシウィルウィンの南関東二冠、ヤマノファイト、タービランスの「羽田盃(旧SI)」制覇が代表的なところだが、
今まで以上に3歳ダート三冠を意識する馬も出走してくることだろう。

今年はどの馬がサンライズカップをステップに羽ばたいて行くのか。
ホッカイドウ競馬を代表する2歳馬たちによる見応えのあるレースに是非ご注目頂きたい。

予想

2歳馬情報サイト

参考レース

レース回顧<競馬ブック・板垣祐介記者>

中距離戦線の混戦模様については予想コラムでも触れたとおり。
JBC2歳優駿と同じ舞台の前哨戦であるこの重賞で、果たして勢力図が定まったのかどうかが焦点である。

結論から言えば、はっきりと勝負付けが済んだとまではいかずとも、
4着馬を4馬身離して接戦を演じた今回の上位3頭、イケメンモンスター・タルマエドン・シフトチェンジが
他をリードして勢力図上位を形成したと見ていいだろう。
現段階で出走は未定だが、ブリーダーズゴールドジュニアカップを制したアンサラーも加えた4頭が、
JBC2歳優駿での地元の主力という立ち位置になる。

それでは、以下でレースの全容を踏まえながら、
各馬の立ち回りや特長に触れ、JBC2歳優駿での可能性について考えていきたい。

内枠からカンベイがじわっと前に出ていったところに、その外からソルデイスターが気合をつけて併せていくという先行争い。
カンベイが譲らずに主張したことで、前半の入りは3F37秒7と少し速めになった。
その後も3角までラップが緩むポイントはなく、1,000m通過は63秒3。
これは上がり3F41秒2を要した昨年とほぼ同じハイペースである。

ただ、今年は上がり3F39秒8で走破タイムもおよそ1秒速く、上位3頭はしっかりと上がりもまとめている。
馬場差はあれ、昨年よりもレース単体のレベルは高いと言っていいだろう。
もちろん、JBC2歳優駿の前哨戦として、本番につながるレースだった。

勝ったイケメンモンスターは敢えて位置取りを下げて中団後方に構え、前に馬を置く形で砂を被せながら追走していた。
デビューからここまで終いを確実に伸ばすレースを続けていた馬で、
今回も自分のスタイルを貫き、重賞のメンバーで末脚がどのくらい通用するか試すような運びをした格好だ。
結果、ブリーダーズゴールドジュニアカップ上位勢をまとめて差し切ったのだから大したもの。
一躍、世代トップランクの仲間入りを果たしたわけである。
昨年こそ落ち着いた展開になったJBC2歳優駿だが、
激しい展開になることのほうが多く、好走には揉まれ強さと末脚の確実さが必要となる。
その点でこの馬は双方をクリアしており、特に追い出してからの瞬発力には、
一昨年の覇者であるソルジャーフィルドに共通する部分がある。
本番でも十分、チャンスがある存在と判断できる。

ブリーダーズゴールドジュニアカップに続き、またもやあと一歩のところでタイトルに届かなかったタルマエドンだが、
持ち前のレースセンスを遺憾無く発揮して、この路線での存在感は強く示している。
パドックでの落ち着き払った姿は2歳馬離れしたものがあり、メンタルの良さが立ち回りのうまさにつながっている印象である。
今回の勝ち馬との差は、瞬発力の差と言っていい。
この馬の特長は、一瞬の鋭さではなく、好位から渋太く渋太く脚を伸ばし続けられるという、いわば"地脚"の強さにある。
4コーナーから直線にかけて勢いよく進出してきた勝ち馬に前に出られたあと、
食い下がるように伸び続けてきたところがこの馬の真骨頂だろう。
石川倭騎手が勝利後のインタビューで「直線に向く時には勝てると思いましたが、
思ったよりも2,3着馬が粘っていたので(最後まで)分からなかったです」と話していたのも印象的。
裏を返せば少し勝ち味に遅いタイプということも言えるが、中央馬が相手になっても崩れず走ってきそうである。

レース内容で大きな進展があったのは、3着のシフトチェンジ。
ここ2戦は先行して少し甘くなるという内容で、やや決め手を欠く印象もあった。
しかし、今日は先団後ろで意識的に少しタメを作り、ペースが緩んだ3~4コーナーで一気に脚を使うという形。
それもラチ沿いから一瞬のうちに抜け出してくるという味な立ち回りで、今までにない緩急のついた競馬だった。
結果的にゴール前でわずかに交わされてしまったとはいえ、着順以上に今日のレース運びは中身が濃い。
もちろん、前走以上に強い負荷をかけることができた調教過程も、この走りにつながっているはずである。
もともと、デビュー戦でのスケールの大きな勝ちっぷりから、今シーズンの中距離路線を引っ張っていく存在として注目された馬だ。
今日のレースは、本番に想定される激しい展開を乗り越える鍵となるはず。
前哨戦として非常に有意義な内容だったと思う。

3着馬から差が開いてしまった4着以降の馬たちは、1,800m戦の地力勝負でそれぞれ課題が露呈した格好である。
4着ニュースタンダードは今回も終いに懸ける運びをしたが、同じ位置で運んでいた勝ち馬に伸び負けしてしまった。
全体のペースが速くなったことで、この馬自身も今までより速いラップを刻みながら追走しており、
十分にタメが作れなかったようだ。
ラップの継続性、というところが成長のテーマになる。

5着プライベートセクタは、現時点での肉体の完成度で差が出た格好だろう。
陣営も本格化はまだ先という見方をしている馬であり、成長曲線はこれから。
馬体の良さは際立っており、3歳になってからが非常に楽しみである。ポテンシャルは上位馬にまったく見劣りはしない。

また、前走シンガリ負けから巻き返しを期したソルデイスターは、ここも大敗を喫してしまった。
前走と違って終いまでしっかり反応した追い切り内容、ダイナミックな身のこなしを見せていたパドックの様子から、
デキに関しては明らかに前走より良かった。
ただ、4コーナーで馬が走る気をなくして下がっていった格好であり、肉体面よりも気性面に大きな課題が見えた今回である。
メンタルの課題は想像以上に根が深いもの。素質自体は重賞レベルの馬だけに、長い目でこの先の変化を見ていきたい。

2026年サンライズカップ結果

サンライズカップ写真

レース概要

実施日 9/30(水)
競馬場 門別競馬場
距離 1,800m
出走条件 サラ系2歳
負担重量 牡馬56kg 牝馬55kg
優先出走権 1着馬は「雲取賞(JpnIII)」または「京浜盃(JpnII)」出走馬の選定にあたり、その成績を重視される

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