2026 Dirt Triple Crown

2026.9.1 盛岡 2,000m不来方賞(JpnII)【1着馬】ジャパンダートクラシック 出走権付与

2025年優勝馬 ナルカミ号

2025年優勝馬 ナルカミ号

Road to ジャパンダートクラシック

Road to ジャパンダートクラシック

不来方賞とは

“不来方(こずかた)”という言葉は、盛岡市を指し示す古称として使用されてきた。
本競走も50年以上もの歴史を誇り、岩手競馬では岩鷲賞とともに最も伝統のある重賞競走だ。

不来方賞は当地3歳の根幹重賞としての役割を担ってきたが、
2024年からは「3歳ダート三冠」創設に伴い、「ダートグレード競走」として実施されており、
1着馬には、3歳ダート三冠最終戦「ジャパンダートクラシック(JpnI)」への優先出走権が与えられる。

ダートグレード競走に昇格後の優勝馬2頭はいずれも「ジャパンダートクラシック」に駒を進め、
2024年はサンライズジパングが3着に好走、2025年はナルカミが優勝を果たすなど、
重要なステップレースの位置付けとなっている。

予想<岩手のアイドル・ふじポンさん>

不来方の競馬場の草に寝ころびて歴代優勝馬を見る四十七の心。
どうも!SPAT4初登場。岩手のアイドルと言い張って26年、ふじポン(47)です。

不来方賞の歴代優勝馬を見ていると岩手を代表する名馬ばかり。
そして2004年優勝馬の名前を見て四十七の心は空に吸はれそうになりました。その馬の名前はウエストジーニアス。

忘れられない思い出があります。
地元情報番組の中で岩手競馬コーナーを担当することになり、競馬場へ行くことが増えたのが2004年。
パドックの楽しさにハマってずーっとかじりついていたら知らないうちにたくさんの競馬仲間さんができていました。
その中のお1人に誘われるがまま、お邪魔したのが、まさに不来方賞を勝ったウエストジーニアスの祝勝会でした。
和やかながらも時間を追うごとに盛り上がる祝勝会。そのうち不来方賞優勝カップにお酒が注がれることに!(笑)
なにもかもが初めてでテンションがおかしかった私は、その優勝カップになみなみと注がれたビールを飲み干してしまったのです。
それが私と馬主の横澤さんの出会いです。
後日聞いたのですが、その時横澤さんは「なんだこの女は」と思ったそうです。そりゃそうだ。
それからです。私の競馬人生がさらにきらきらになったのは。

私が今、ダートグレード競走になった不来方賞を楽しめているのは、あの時誘ってくれた競馬仲間さんや
愛情たっぷりに競馬のこと、お仕事のこと、人生のことを教えてくれた横澤さんとのご縁のおかげです。
不来方賞の優勝カップでビールを飲んだ者としてこのレース、はずすわけにはいきません!はりきって予想しました。

◎ロックターミガン
デビュー戦から534kgと恵まれた馬体。
改めてデビュー戦のレース映像を見てもゴールした後、まだレースを走っているかのようなスピード感。
かなりスタミナのある馬だと思います。直線上り坂がある盛岡競馬場でもそのスタミナを生かしてくれるはずです。
当日は雨予報ですが、3歳ダートクラシックニ冠を達成しているフィンガーに土をつけた雨の京浜盃で
西村騎手が「馬が速いので雨をよけてくれてあまり濡れずに帰ってこられました」とコメントを残していました。
今回もあまり濡れずに1着で帰ってくると思います!

◯リアライズグリント
前走、東京ダービーではロックターミガンに先着。
左回りは初めてですが、枠的にもスタートをしっかり決めて先行できれば、去年の勝ち馬ナルカミのような逃げ切りもありそうです。

▲メイショウコマチ
4戦3勝。前走は古馬と戦って1着と未知の魅力がたっぷり。
もし、ロックターミガンとリアライズグリント2頭が先行してペースが速くなった場合、
終いの脚がしっかりしているメイショウコマチにチャンスがめぐってくるのでは。

△イッテラッシャイ
左回りの経験が少ない馬が多い中で、
好走歴のある馬が盛岡競馬場で活躍することが多い東京競馬場で1,600mではありますが、3着という成績が目をひきます。
オーナーのSNSには「ジャパンダートクラシックや海外などを目指したい」という投稿も。
ジャパンダートクラシックにいってらっしゃい!になるかしら♪

△シーズザスローン
13戦、函館の駒場特別では古馬と走って1着になっているなど経験豊富。
前走は3歳以上3勝クラスのポプラステークスで4着でしたが、
4コーナーで下がってきた前の馬が壁になってしまう展開で敗因もしっかりしています。
2024年の不来方賞をサンライズジパングで勝利。「不来方」をしっかり読めるようになった武豊騎手の手綱さばきも楽しみです。

そして…
心の本命はウエストジーニアスが不来方賞を勝った時に騎乗していた菅原勲現調教師が送り出す
フォースメンとレジェンドバローズ、岩手の2頭です。
レジェンドバローズのスピードでどこまで岩手の意地を見せてくれるか、
どんなレースでも力を出せるフォースメンがあっと言わせるレースをしてくれないかワクワクしています。
単勝馬券も買って応援します。

買い目

三連単ボックス
6.9.10
三連複フォーメーション
6.9
6.9.10
2.3.5.6.7.9.10


岩手のアイドル・ふじポン

岩手のアイドル・ふじポン


参考レース

レース回顧<岩手競馬記者・松尾康司さん>

2024年、岩手伝統の3歳重賞・不来方賞がJpnIIへ昇格。
今年で3度目を迎えたが、一昨年の優勝馬サンライズジパングはジャパンダートクラシックでフォーエバーヤングの3着。
昨年のナルカミは不来方賞と同様、逃げ切りを決めてダート三冠目を優勝。
トライアルにふさわしい結果を出してきた。

今年は羽田盃、東京ダービーで好走したロックターミガン、リアライズグリントが出走。
また2連勝中のイッテラッシャイ、メイショウコマチ、
北海道シリーズで力をつけたシーズザスローンが三冠目の権利獲得を目指して来盛。
対決図式は『実績馬vs上がり馬』と非常に分かりやすかった。

1番人気はイッテラッシャイ=2倍ちょうど。2番人気はリアライズグリント=3.6倍。
3番人気ロックターミガン=3.9倍、4番人気シーズザスローン=9.6倍。
上がり馬と実績馬を絡めた馬券が人気を集め、今年の不来方賞を象徴するような売れ方だった。

逃げたのは好枠を引き当てたイッテラッシャイ。抜群のスタートを切り、自慢の二の脚も駆使して馬なりで先頭に立った。
2番手にレジェンドバローズ、今回はスタートを決めたリアライズグリントが3番手外を追走。
外目の枠に入ったロックターミガンはうまく内に入れて4番手インにつけ、シーズザスローンは離れた中団7番手外を追走した。

1コーナーを回ってイッテラッシャイが3馬身ほどリード。快調に飛ばし、後続の様子をうかがいながら若干ペースダウンした。
3コーナーを回って外リアライズグリント、内ロックターミガンが徐々に接近したが、イッテラッシャイはほぼ持ったまま。
直線を向いても余裕があり、ロックターミガンが1馬身ほど差を詰めたが、
残り200mで鞍上が満を持してゴーサインを出すと、イッテラッシャイは鋭く反応。後続を一気に突き離し、6馬身差でゴールした。

2着はロックターミガン、3着にはイッテラッシャイと同じ上がりを駆使したシーズザスローンが入った。
電光掲示板に着順とタイムが点灯して驚いた。2分00秒9。
これは2014年、JBCクラシックを優勝したコパノリッキー(当時4歳)2分00秒8のコースレコードに0秒1差まで迫る破格タイムだった。

スタートからのラップをご覧になってほしい。
12秒0-11秒8-11秒4(1コーナー)-12秒5-12秒4-11秒9-12秒4-12秒2-11秒5-12秒8。前半3ハロン35秒2、上がり3ハロン36秒5。

続いて昨年、ナルカミが不来方賞を逃げ切った時のラップ。
12秒0-11秒5-11秒6(1コーナー)-12秒8-12秒9-12秒4-12秒7-11秒8-10秒6-12秒9。前半3ハロン35秒1、上がり3ハロン35秒3。

前後半3ハロンはナルカミが上回っているが、イッテラッシャイは2コーナーからも緩みがない。
またラスト1ハロンはさほどの差はないが、
先に記したように戸崎騎手がイッテラッシャイに気合いをつけて追ったのは、残り200mから100mあったかどうか。

おそらくだが、ゴール付近に設置するOROヴィジョンで後続の差を確認した戸崎騎手は追うのをやめ、馬なりでゴール板を通過した。
それほど余裕たっぷりだった。仮に追い続けていたら、
イッテラッシャイは盛岡ダート2,000mのコースレコードを更新していたに違いない。

不来方賞2連覇を果たした戸崎圭太騎手。
「重賞初挑戦でここまで強い勝ち方をして非常にうれしい。この馬はテンションが高いというより、走る気持ちの方が強い。
手ごたえも十分ありましたし、リズムも良かったので大丈夫だと思いました。
若干、2,000mが長いかなと懸念していたところもありましたが、問題なくクリアーしてくれました。
スピードもパワーもある。さらに大きなところがあるので、次も頑張ってほしい」

続いて斎藤誠調教師。
「未知の2,000mだったので、それを意識して調整。馬を前に置いて乗り込んだりしましたが、ひと夏を越して成長を感じました。
今回は春のクラシック路線で活躍した馬を負かしたので、上が見えました。
レースでは逃げていますが、彼は自分の好きなように走っているだけ。すごい馬になる可能性があると思います。
次はジャパンダートクラシックへ向かう予定です」

トライアル・不来方賞を優勝し、ダート三冠目の優先出走権を獲得したイッテラッシャイだが、不安がない訳ではない。
今回は11頭立ての少頭数に加え、絶好の2番枠を引き当て気分良く逃げることができた。
現時点では分からないが、ジャパンダートクラシックは多頭数になるのはほぼ確実だし、マークも厳しくなる。
さらに枠順次第では戦法を変えなくてはならない可能性もある。

果たしてイッテラッシャイは数々のハードルを乗り越え、三冠目を制することができるのか。
一ファンとしても熱く見守りたい。

レース概要

実施日 9/1(火)
競馬場 盛岡競馬場
距離 2,000m
出走条件 サラ系3歳
負担重量 牡馬56kg 牝馬54kg
優先出走権 1着馬に「ジャパンダートクラシック(JpnI)」の優先出走権付与

キャンペーン

マンスリーダートグレード競走キャンペーン(9月)
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