~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2018年4月4日(水) 
サラ系3歳 川崎1,600m
クラウンカップ(S3)

レース紹介

好評により平成30年度も「南関データ分析」の継続が決定!
平成30年度は今までの「S1/S2競走」に加えて、「S3競走」も分析の対象となりますので、是非ご覧下さい!

羽田盃トライアル「クラウンカップ(S3)」!
南関東クラシック第1戦「羽田盃(S1)」への”最終トライアル”。
優先出走権が得られる1,2着はもとより、「東京ダービー(S1)」へ向けて、少しでも賞金を加算したい各馬の熾烈な戦いが見所となる。
なお、2008年、2009年、2013年及び2014年は「東京ダービートライアル」として実施されている。

【過去10年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2017年 ローズジュレップ 浦和 ロージズインメイ 1人気
2016年 ガーニーフラップ 船橋 タイキシャトル 4人気
2015年 ウインバローラス 川崎 スターリングローズ 11人気
2014年 ワタリキングオー 川崎 キングヘイロー 4人気
2013年 アメイジア 船橋 イーグルカフェ 5人気
2012年 キタサンツバサ 船橋 アジュディケーティング 1人気
2011年 ナターレ 川崎 クロフネ 5人気
2010年 ポシビリテ 川崎 バトルライン 4人気
2009年 サイレントスタメン 川崎 レギュラーメンバー 6人気
2008年 モエレラッキー 大井 マジックマイルズ 3人気

第1回「JBCクラシック(旧G1)」覇者レギュラーメンバー、第2回「JBCスプリント(旧G1)」覇者スターリングローズから、
2005年「ドバイワールドカップ(G1)」覇者ロージズインメイ(アジュディミツオーが参戦した年)など、ダートで活躍した馬を父に持つ優勝馬が多い。
近年の3歳重賞はサウスヴィグラスやゴールドアリュール産駒が活躍しているが、本競走では様々な種牡馬の産駒が活躍する傾向にあるようだ。

過去5年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら

最多勝記録にばく進中!的場文男騎手が好相性!

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2017年 吉原 寛人 本田 正重 楢崎 功祐
2016年 的場 文男 左海 誠二 山崎 誠士
2015年 柴田 大知 真島 大輔 矢野 貴之
2014年 的場 文男 御神本 訓史 矢野 貴之
2013年 吉原 寛人 張田 京 石崎 駿
2012年 繁田 健一 石崎 駿 山崎 誠士
2011年 的場 文男 酒井 忍 水野 貴史
2010年 松岡 正海 戸崎 圭太 坂井 英光
2009年 金子 正彦 内田 博幸 戸崎 圭太
2008年 張田 京 酒井 忍 佐藤 博紀

過去10年で3勝を挙げる「的場文男騎手」!
クラウンカップは今年で21回目と歴史は浅いが、3回以上優勝しているのは「的場文男騎手」のみで、全4勝を挙げている。

ちなみに、1998年の第1回優勝騎手は7,151勝の地方競馬最多勝記録を持つ「佐々木竹見元騎手」。
この記録を追う「的場文男騎手」は3月15日に地方通算7,100勝を達成!大記録更新に向け、1歩ずつ着実に歩みを進めている!

その他、優勝騎手で特徴的なのはJRA所属の柴田大知騎手、松岡正海騎手が優勝していることだろう。

地元の川崎勢が強い!

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 1 0 0 15 6.3% 6.3%
船橋 3 4 4 29 7.5% 17.5%
大井 1 2 2 20 4.0% 12.0%
川崎 5 4 4 44 8.8% 15.8%

地元の「川崎所属馬」が5勝、2着4回、3着4回。
中でも2勝と活躍しているのが「河津厩舎」だが、その時の鞍上は前述した柴田大知騎手、松岡正海騎手なのだ。
「河津裕昭調教師」といえば、1990年「ジャパンカップ(G1)」のイブンベイ!と、競馬歴の長い方は思い出すかもしれない。
クラウンカップ当日はJRA交流競走が行われることが多いが、JRA所属騎手と「河津厩舎」とのコンビには是非、ご注目を!

人気薄が台頭する重賞!

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 2 3 1 4 20.0% 50.0%
2人気 0 0 2 8 0.0% 0.0%
3人気 1 0 3 6 10.0% 10.0%
4人気 3 0 0 7 30.0% 30.0%
5人気 2 1 0 7 20.0% 30.0%
6人気以下 2 6 4 76 2.3% 9.1%

「1番人気馬」は過去10年で2勝、2着3回、3着1回。
勝率こそ20.0%と高くはないが、連対率50.0%、3着内率は60.0%と安定した成績を残している。

そして、特筆したいのは「6番人気以下」。
過去10年でのべ88頭が出走し、連対率9.1%、3着内率は13.6%と“人気薄”の台頭が目立っている。

超ビッグ配当の期待も!?

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2017年 140 4,150 76,220
2016年 680 4,010 32,920
2015年 4,140 68,900 6,183,360
2014年 1,070 970 37,800
2013年 990 14,860 215,380
2012年 250 1,790 12,580
2011年 1,090 25,030 322,600
2010年 950 1,470 33,160
2009年 1,250 1,800 18,720
2008年 720 4,980 387,880
平均 1,128 12,796 732,062

各賭式で高配当を連発。
過去10年の平均配当は「単勝:1,128円」、「馬複:12,796円」、「三連単:732,062円」。
2015年の超ビッグ配当が平均値を押し上げてはいるが、全体的に見ても荒れ気味というのが分かる。

南関クラシックの王道路線「京浜盃(S2)」が直前に行われることもあり、クラウンカップには力が拮抗したメンバーが揃う。
クラシックの権利取りがかかる一戦だけに、激しい争いが展開されているのだろう。

枠番による偏りは少ない!?

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 0 0 1 9 0.0% 0.0%
2枠 1 2 2 5 10.0% 30.0%
3枠 1 2 1 16 5.0% 15.0%
4枠 3 1 1 15 15.0% 20.0%
5枠 2 0 1 17 10.0% 10.0%
6枠 2 2 2 12 11.1% 22.2%
7枠 0 0 1 19 0.0% 0.0%
8枠 1 3 1 15 5.0% 20.0%

「枠番別の成績」は「1枠」、「7枠」で連対がないものの、その他の枠では勝率、連対率ともに大きな差は出ていない。
強いて言えば「4枠~6枠」の中枠の勝利数が多いが、全体的には偏りは少ないと言えそうだ。

ちなみに、2016年10月1日~2017年9月30日までの「川崎1,600m」の「枠番別の成績」は こちら

「内枠」から「外枠」になるにつれて、率は低下している傾向にある。

牡馬が強さを見せる!

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 9 10 9 92 7.5% 15.8%
牝馬 1 0 1 15 5.9% 5.9%
セン馬 0 0 0 1 0.0% 0.0%

「牡馬」が9勝、2着10回、3着9回。
京浜盃と同様、牡馬クラシックを狙う馬たちが参戦しているだけに「牝馬」は少し分が悪い。

「牝馬」の優勝は2011年のナターレ。
過去の20回を振り返っても、「牝馬」による優勝はこの1回だけとなっている。

【つばき賞】

2018年より実施されたクラウンカップのトライアルレース。
クラウンカップと同じ「川崎1,600m」で争われる一戦で、1~3着馬には優先出走権が付与される。

2018年つばき賞の結果

なお、昨年までは「うぐいす特別」が同じような条件で行われていたので、ここでは「うぐいす特別」の成績を見てみよう。

【うぐいす特別の着順別の成績】

うぐいす特別着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
うぐいす特別1着 2 1 2 4 22.2% 33.3%
うぐいす特別2着 0 0 0 5 0.0% 0.0%
うぐいす特別3着 0 1 0 2 0.0% 33.3%
うぐいす特別4着以下 1 0 0 9 10.0% 10.0%

「うぐいす特別」はクラウンカップと同じ「川崎1,600m」で行われていた特別競走(※)。

過去10年の「うぐいす特別優勝馬」のうち、9頭がクラウンカップに参戦。
クラウンカップでの成績は2勝、2着1回、3着2回で、3着内率「55.6%」は見逃せない数字だ。

「うぐいす特別」は非重賞、非トライアルだが、賞金を多く持っている実力馬が出走するレース。
クラウンカップと同じ「川崎1,600m」で行われる“前哨戦”でもあり、今年は「つばき賞」に出走した各馬は要チェックとなるだろう。

※2018年は実施されていない

京浜盃からの巻き返しに期待!

【京浜盃の着順別の成績】

京浜盃着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
京浜盃1着 0 0 0 0 0.0% 0.0%
京浜盃2着 0 0 0 0 0.0% 0.0%
京浜盃3着 0 1 0 1 0.0% 50.0%
京浜盃4着以下 4 1 3 20 14.3% 17.9%

羽田盃トライアルの「京浜盃(S2)」。
開催日程の関係上、年によって「京浜盃」と「クラウンカップ」の間隔はまちまちで、2018年は“連闘”となってしまう。
※2011年のみ京浜盃より先にクラウンカップを実施

「京浜盃」と「クラウンカップ」のレース間隔は比較的短いため、京浜盃上位馬の参戦は少ない。
逆に、京浜盃から出走してくる馬の多くは“京浜盃でクラシックに出走する権利が取れなかった”馬たちだ。
過去10年、「京浜盃4着以下」の馬はのべ28頭が出走し、4勝、2着1回、3着3回。
2ケタ着順から巻き返す例もあり、京浜盃で惨敗した馬でも侮れないだろう。

2018年京浜盃の結果

惨敗しても地元コースなら!?

【ニューイヤーカップの着順別の成績】

ニューイヤーカップ着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
ニューイヤーカップ1着 0 0 1 1 0.0% 0.0%
ニューイヤーカップ2着 1 0 0 0 100.0% 100.0%
ニューイヤーカップ3着 0 0 1 2 0.0% 0.0%
ニューイヤーカップ4着以下 2 2 0 14 11.1% 22.2%

「ニューイヤーカップ」上位馬の出走は少ないものの、「ニューイヤーカップ1~3着馬」は6頭が参戦し、1勝、3着2回。
3着内率は50.0%となっており、出走してくるようなら是非とも注目したい。

また、「ニューイヤーカップ4着以下」の馬も2勝、2着2回。
連対した4頭のうち、2頭が川崎所属馬でもあり、走り慣れた地元コースでの巻き返しには注意したい。

2018年ニューイヤーカップの結果


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は新設重賞!4月17日(火)に大井競馬場で行われる「ブリリアントカップ(S3)」です!

南関データ分析とは

南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!

(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
競走除外馬及び出走取消馬はデータには含めておりません。
また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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