~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2018年7月16日(月祝) 
サラ系3歳以上 浦和1,400m
プラチナカップ(S3)

レース紹介

新設重賞!「プラチナカップ(S3)」!
昨年までは「準重賞」として行われていたレースだが、今年から「重賞」へと昇格!
夏場の浦和競馬には重賞がなかったこともあり、より充実した番組となることだろう。

※今回の南関データ分析は昨年までの“準重賞”にて分析

【過去10年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2017年 フォクスホール 浦和 ホールウォーカー 3人気
2016年 タマモホルン 浦和 ワイルドラッシュ 1人気
2015年 インフォーマー 川崎 タイムパラドックス 3人気
2014年 ファイヤープリンス 浦和 オンファイア 6人気
2013年 ミラーコロ 川崎 ゴールドアリュール 1人気
2012年 センゲンコスモ 川崎 トーホウエンペラー 2人気
2011年 クリムゾンクエスト 船橋 コロナドズクエスト 4人気
2010年 ナイキマドリード 船橋 ワイルドラッシュ 1人気
2009年 ヴァイタルシーズ 川崎 カコイーシーズ 2人気
2008年 インターセフォー 大井 ブロッコ 3人気

「浦和1,400m」という条件は変わらないものの、出走できる格付け(クラス)はバラバラ。
2008年は東日本・東海地区交流のオープン、2009年はA2以下、2010年~2013年はA3以下、2014年~2017年はA2以下(※)だ。

重賞となった今年はもちろんオープン。
クラス別の別定となっており、「A1級58kg」、「A2級56kg」、「B級以下54kg」で牝馬は2kg減量される。
番組賞金額や重賞勝ち鞍による加増がないので、実績馬も出走しやすいレースと言えるだろう。

※本分析の対象期間のみ記載
※2013年までのA級は[A1~A3](現在のA級はA1とA2)

父から子への継承…

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2017年 笹川 翼 中野 省吾 左海 誠二
2016年 張田 昂 赤岡 修次 本田 正重
2015年 張田 昂 石崎 隆之 本田 正重
2014年 左海 誠二 張田 京 金子 正彦
2013年 御神本 訓史 町田 直希 山崎 誠士
2012年 的場 文男 御神本 訓史 川島 正太郎
2011年 澤田 龍哉 御神本 訓史 張田 京
2010年 川島 正太郎 町田 直希 今野 忠成
2009年 真島 大輔 戸崎 圭太 森 泰斗
2008年 達城 龍次 戸崎 圭太 的場 文男

過去3年で2勝を挙げる「張田昂(アキラ)騎手」。
2013年6月にデビューした若手の有望株で、父は調教師でもある「張田京(タカシ)調教師」だ。

「張田京調教師」は騎手時代、数々のタイトルを獲得してきたが、プラチナカップは2、3着が1回ずつ。
騎手としては2015年3月末をもって引退しており、同年9月のプラチナカップで「張田昂騎手」がリベンジしたことになる。

近年は浦和所属馬が好調!

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 3 3 2 33 7.3% 14.6%
船橋 2 5 7 24 5.3% 18.4%
大井 1 1 0 7 11.1% 22.2%
川崎 4 1 1 11 23.5% 29.4%
南関以外 0 0 0 6 0.0% 0.0%

「川崎所属馬」が4勝の活躍で、勝率23.5%、連対率29.4%はトップの成績。
出走頭数は全17頭と多くはないものの、質の高さが際立っている印象だ。

地元の「浦和所属馬」は3勝、2着3回、3着2回。
2013年以前は優勝馬が出ていなかったが、直近4年で3勝、2着3回と盛り返してきている。

上位人気馬が強い!

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 3 1 2 4 30.0% 40.0%
2人気 2 3 0 5 20.0% 50.0%
3人気 3 1 2 4 30.0% 40.0%
4人気 1 2 1 6 10.0% 30.0%
5人気 0 1 1 8 0.0% 10.0%
6人気以下 1 2 4 54 1.6% 4.9%

上位人気馬が順当に結果を出しているレース。
「1~3番人気馬」が揃って3着内を外したことは1度しかなく、逆に3着内に2頭以上来た回数は7回を数える。

しかしながら、「1番人気馬」は4着以下4回、「2番人気馬」は同5回、「3番人気馬」は同4回。
上位3頭を「1~3番人気馬」が独占した回数は1回のみだ。

単勝は堅く、連勝は高配当!

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2017年 420 730 7,010
2016年 180 170 2,790
2015年 450 3,300 105,210
2014年 1,050 8,590 128,280
2013年 130 390 2,440
2012年 480 3,880 35,110
2011年 800 1,470 8,380
2010年 290 1,180 7,160
2009年 410 1,300 16,250
2008年 1,110 2,170 10,560
平均 532 2,318 32,319

「単勝」は4桁配当が2回あるものの、8回は3桁配当で、うち7回は500円を割っている。
対して、「馬複」は4桁配当が7回、「三連単」は万馬券が5回出ている。

前項の「人気別成績」の通り、「1~3番人気馬」が揃って好走するシーンは少ない。
上位人気馬の取り捨て、加えて下位人気馬をどう絡ませるかがポイントとなりそうだ。

内枠有利だが…!?

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 2 1 1 6 20.0% 30.0%
2枠 1 2 0 7 10.0% 30.0%
3枠 0 2 1 7 0.0% 20.0%
4枠 1 1 0 8 10.0% 20.0%
5枠 2 2 3 9 12.5% 25.0%
6枠 2 0 2 14 11.1% 11.1%
7枠 1 1 2 14 5.6% 11.1%
8枠 1 1 1 16 5.3% 10.5%

「内枠」~「外枠」になるにつれて連対率は減少。
「1枠」、「2枠」の連対率30.0%に対して、「8枠」の連対率は10.5%にまで落ち込む。

ちなみに、2017年4月1日~2018年3月31日の「浦和1,400m」の枠番別成績はこちら
「内枠勢(※)」が圧倒的有利とはなっていないので、「外枠」だからといって軽視は禁物だろう。

※「1~4枠」を内枠、「5~8枠」を外枠とする

牝馬が頑張る!

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 7 7 5 52 9.9% 19.7%
牝馬 2 3 3 14 9.1% 22.7%
セン馬 1 0 2 15 5.6% 5.6%

勝利数、連対数では「牡馬」に分があるものの、勝率、連対率は「牝馬」も劣らない。
「牝馬」は過去10年でのべ22頭が参戦し、2勝(勝率9.1%)、2着3回(連対率22.7%)、3着3回と、「牡馬」に引けを取らない成績を残してる。

4歳&5歳が中心!

【年齢別の成績】

年齢 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
3歳 1 2 0 0 33.3% 100.0%
4歳 4 1 1 10 25.0% 31.3%
5歳 3 4 2 19 10.7% 25.0%
6歳 1 2 5 16 4.2% 12.5%
7歳以上 1 1 2 36 2.5% 5.0%

「4歳&5歳馬」が主役。
「4歳馬」は過去10年で4勝、「5歳馬」は3勝を挙げており、「4歳&5歳馬」で計7勝を挙げている。

勝率、連対率では「3歳馬」。
過去10年で「3歳馬」は3頭が参戦し、1勝、2着2回、連対率はなんと100.0%だ!

プラチナカップの施行時期は過去10年で夏場が8回、12月が2回。
「3歳馬」が連対したのは12月に行われた2013年と2014年、8月に行われた2012年となっている。
なお、今年は7月に行われるが、年齢による斤量減は設けられていない。

経験は大事!

【浦和コースの経験有無別の成績】

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
経験あり 9 9 8 59 10.6% 21.2%
経験なし 1 1 2 22 3.8% 7.7%

浦和コースの「経験あり/なし」別の成績は上表の通り。
古馬戦なので浦和コースの経験がある馬は多いものの、「経験あり」の成績が圧倒的に良い。

唯一、「経験なし」で勝利を手にしている馬はナイキマドリード。
浦和重賞4勝、うちダートグレード競走1勝を誇る“浦和巧者”だが、2010年のプラチナカップが初めての浦和コースだった。

今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は7月25日(水)に船橋競馬場で行われる「習志野きらっとスプリント(S2)」です!

南関データ分析とは

南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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