
3歳スプリント王決定戦「優駿スプリント(S2)」!
2011年より実施されている3歳スプリント重賞!
3歳限定としては南関東唯一のスプリント重賞となるため、3歳スプリンターにとっては大目標となる一戦だ。
なお、優駿スプリントは「帝王賞(Jpn1)」前日の6月26日(火)に行われるのでご注意を!
※優駿スプリントは今年で8回目となるので、過去7年分のデータとする
年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2017年 | バンドオンザラン | 川崎 | スズカコーズウェイ | 8人気 |
2016年 | エイシンヒート | 大井 | Street Sense | 2人気 |
2015年 | ルックスザットキル | 大井 | Wildcat Heir | 1人気 |
2014年 | アピア | 大井 | ファスリエフ | 1人気 | 2013年 | ハードデイズナイト | 川崎 | サウスヴィグラス | 2人気 | 2012年 | ゴールドキャヴィア | 船橋 | ゴールドアリュール | 4人気 | 2011年 | ミヤサンキューティ | 大井 | クロフネ | 2人気 |
今年1月の5ハロン重賞「船橋記念(S3)」を制したアピアは2014年の優勝馬。
さらに、ルックスザットキル、ハードデイズナイトと南関東の短距離重賞を複数制している“スピードスター”を多く輩出している。
ちなみに、アメリカ出身のルックスザットキルは2018年から北海道のイーストスタッドで種牡馬入り。
地方出身馬の種牡馬入りは多くはないが、天性のスピードを受け継いだ産駒の登場が今から楽しみだ。
今年の連対率は驚異的!御神本訓史騎手!
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2017年 | 赤岡 修次 | 的場 文男 | 左海 誠二 |
2016年 | 矢野 貴之 | 上田 健人 | 笹川 翼 |
2015年 | 早田 功駿 | 赤嶺 亮 | 的場 文男 |
2014年 | 御神本 訓史 | 本橋 孝太 | 瀧川 寿希也 |
2013年 | 山崎 誠士 | 見澤 譲治 | 森 泰斗 |
2012年 | 御神本 訓史 | 真島 大輔 | 的場 文男 |
2011年 | 真島 大輔 | 今野 忠成 | 森 泰斗 |
過去7年で2勝を挙げる「御神本訓史騎手」。
2018年の連対率(※)は驚異の40%オーバーという天才肌のジョッキーで、2017年11月には地方競馬通算2,000勝を達成している。
※2018年6月18日現在
また、若手、中堅騎手の健闘も目立つレース。
「笹川翼騎手」、「瀧川寿希也騎手」は南関リーディングでも上位を争う実力者で、
「早田功駿騎手」は2015年の優勝馬ルックスザットキルの主戦、「上田健人騎手」は2016年の2着馬ラクテとのコンビでお馴染みだ。
御神本訓史騎手の成績はこちら
大井所属馬が強い!
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
浦和 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0.0% | 0.0% |
船橋 | 1 | 0 | 3 | 19 | 4.3% | 4.3% |
大井 | 4 | 5 | 2 | 45 | 7.1% | 16.1% |
川崎 | 2 | 2 | 1 | 21 | 7.7% | 15.4% |
過去7年で地元の「大井所属馬」は4勝、2着5回、3着2回。
毎年、必ず1頭は3着以内に好走しており、連対を外したのも1回しかないという堅実ぶり。
ただし、1~3着までを大井所属馬が独占したことは1度も無く、「浦和・船橋・川崎所属馬」の食い込みには注意したいところだ。
両雄並び立たず?
人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 2 | 2 | 0 | 3 | 28.6% | 57.1% |
2人気 | 3 | 2 | 0 | 2 | 42.9% | 71.4% |
3人気 | 0 | 1 | 2 | 4 | 0.0% | 14.3% |
4人気 | 1 | 1 | 1 | 4 | 14.3% | 28.6% |
5人気 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0.0% | 0.0% |
6人気以下 | 1 | 1 | 4 | 69 | 1.3% | 2.7% |
「1番人気馬」及び「2番人気馬」が順当に結果を出している。
特に「2番人気馬」の活躍は顕著で、過去7年で3勝、2着2回、連対率は71.4%にもなる。
と、昨年も「2番人気馬」の活躍を記述したが、昨年の「2番人気馬」は7着惨敗…
一方、「1番人気馬」が2着に連対したことにより「1番人気馬」の連対率は57.1%に上昇している。
過去7年で「1番人気馬」or「2番人気馬」は必ずどちらかが連対しており、この2頭のワンツー決着も2回ある。
しかしながら、両人気馬とも“3着が1度もない”ので、揃って馬券圏内に好走した回数もワンツーとなった2回しかないのだ。
単勝は堅め、馬複&三連単は高配当!
年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
---|---|---|---|
2017年 | 2,890 | 1,050 | 76,140 |
2016年 | 450 | 1,060 | 71,690 |
2015年 | 270 | 690 | 16,580 |
2014年 | 110 | 5,820 | 41,700 |
2013年 | 240 | 1,630 | 23,280 |
2012年 | 880 | 2,020 | 30,330 |
2011年 | 380 | 1,450 | 26,040 |
平均 | 746 | 1,960 | 40,823 |
「単勝」の平均配当は「746円」。
2016年までは上位人気馬が勝利を手にしていたが、2017年に8番人気馬が優勝したことで平均配当はやや上昇している。
一方、「馬複」、「三連単」は単勝配当を鑑みると高配当となっている。
前項の「人気別成績」の通り、1番人気馬と2番人気馬が揃って好走するシーンは少なく、連勝式の馬券は手広く流しても良さそうだ。
ちなみに、1番人気&2番人気馬が揃って連対した時の「馬複配当」は2016年が1,060円、2015年が690円。
また、「三連単」が10万円超となったことは1度もなく、配当面からは“大混戦”が想像できる結果となっている。
内枠勢有利の傾向!
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 2 | 0 | 0 | 12 | 14.3% | 14.3% |
2枠 | 1 | 0 | 1 | 12 | 7.1% | 7.1% |
3枠 | 2 | 1 | 0 | 9 | 16.7% | 25.0% |
4枠 | 1 | 4 | 1 | 8 | 7.1% | 35.7% |
5枠 | 1 | 1 | 1 | 11 | 7.1% | 14.3% |
6枠 | 0 | 1 | 2 | 11 | 0.0% | 7.1% |
7枠 | 0 | 0 | 0 | 14 | 0.0% | 0.0% |
8枠 | 0 | 0 | 2 | 12 | 0.0% | 0.0% |
枠番別の成績は圧倒的に「内枠有利」の傾向。
過去7年の優勝馬は全て「5枠以内」で、うち6回は「1~4枠」が占めている。
また、2着は「3~6枠」の真ん中に集中しているが、その中でも2着が4回もある「4枠」に注目したい。
「4枠」は過去7年で1勝、2着4回、3着1回と抜群の成績で、連対率は35.7%にもなる。
2017年こそ「4枠」は馬券に絡んでいないが、隣の枠の「5枠」が2着。
この年は「3枠両頭」が競走除外となったため、「5枠」のスタート位置は実質“4枠”だったことを付け加えておこう。
一方、外枠勢は苦戦気味で、「7枠」は3着内がゼロ、「8枠」も3着が2回あるのみ。
優駿スプリントは多頭数(※)となることが多いだけに、枠順の違いも重要なファクターとなりそうだ。
※2017年以外は全てフルゲート16頭立て
牝馬だって速い!
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 4 | 4 | 7 | 51 | 6.1% | 12.1% |
牝馬 | 3 | 3 | 0 | 37 | 7.0% | 14.0% |
セン馬 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
第1回~第3回は「牝馬」、第4回~第7回は「牡馬」が制している。
2着も「牝馬」が3回、「牡馬」が4回あり、牡馬/牝馬で互角の戦いが演じられている。
3歳スプリント路線は牡馬/牝馬ともに「優駿スプリント」が大目標のレース。
”スピードスター”には性別など関係ない!ということだろう。
最重要トライアル出走組は好相性!?
優駿STR着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
優駿STR1着 | 2 | 2 | 0 | 1 | 40.0% | 80.0% |
優駿STR2着 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0.0% | 0.0% |
優駿STR3着 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0.0% | 0.0% |
優駿STR4着以下 | 2 | 0 | 0 | 27 | 6.9% | 6.9% |
※2012年から実施されているので、過去6年の成績
「優駿スプリント」と「同コース」「同距離」で行われる最重要トライアルレース!
「優駿STR」の優勝馬からは、過去6年で2頭の「優駿スプリント」優勝馬を輩出し、2着も2回ある。
2016年の優駿STR優勝馬は優駿スプリントに出走していないため、優駿STR優勝馬の連対率は80.0%と抜群の成績だ。
2018年優駿スプリントトライアル(大井)の結果
創設2年目のトライアル!
優駿スプリントTR着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
優駿スプリントTR1着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
優駿スプリントTR2着 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.0% | 0.0% |
優駿スプリントTR3着 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.0% | 0.0% |
優駿スプリントTR4着以下 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.0% | 0.0% |
2017年より実施されている「優駿スプリントTR(川崎)」。
川崎900mで行われるスピード戦で、2017年は優勝したハウマーナが本番に参戦したものの12着に敗れている。
2018年優駿スプリントTR(川崎)の結果
コース経験は重要なファクター!?
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
経験あり | 6 | 5 | 4 | 63 | 7.7% | 14.1% |
経験なし | 1 | 2 | 3 | 26 | 3.1% | 9.4% |
優駿スプリントの舞台である「大井1,200m」の経験があるか否か。
「経験あり」は過去7年で6勝2着5回の成績を挙げており、”経験が生きている”ということが言えそうだ。
さらに、細かく見てみよう。
「大井1,200m」を3勝以上している馬の成績は以下の通り。
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
3勝以上馬 | 3 | 2 | 1 | 4 | 30.0% | 50.0% |
「大井1,200m」を3勝以上している馬は、過去7年で10頭が参戦している。
そのうち優勝は3回、2着は2回、3着は1回と、大井1,200mを得意にしている馬が活躍している印象だ。
差し・追い込み馬が侮れない!
1着 | 2着 | 3着 | |
---|---|---|---|
1番手 | 2 | 0 | 0 |
2~5番手 | 3 | 6 | 0 |
6~10番手 | 2 | 1 | 4 |
11番手以降 | 0 | 0 | 3 |
過去7年の「1~3着馬」の「4コーナーでの位置取り」はご覧の通り。
「1着馬」の位置取りに差はないものの、「2着馬」及び「3着馬」は明確な結果が出ており、
「2着馬」に多いのは「2~5番手」の6回、「3着馬」は「6~10番手」が4回、「11番手以降」が3回ある。
逃げ馬が活躍するイメージのある短距離戦だが、優駿スプリントに限っては「差し・追い込み馬」の活躍にも注目したい。
今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は新設重賞!7月16日(月祝)に浦和競馬場で行われる「プラチナカップ(S3)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
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