
伝統の船橋重賞!「報知グランプリカップ(S3)」!
今年で55回目を迎える一戦。
1964年(昭和39年)の第1回~第34回までは“オールカマー”、第35回以降は“サラ系”で行われている。
年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 | 2018年 | リッカルド | 船橋 | フサイチリシャール | 3人気 |
---|---|---|---|---|
2017年 | エンパイアペガサス | 浦和 | エンパイアメーカー | 2人気 |
2016年 | タイムズアロー | 船橋 | タイムパラドックス | 4人気 |
2015年 | バトードール | 船橋 | クロフネ | 4人気 |
2014年 | オメガインベガス | 船橋 | スペシャルウィーク | 1人気 |
2013年 | スターシップ | 船橋 | クロフネ | 7人気 |
2012年 | ケイアイライジン | 船橋 | Came Home | 5人気 |
2011年 | キングバンブー | 船橋 | キングヘイロー | 1人気 |
2010年 | マンオブパーサー | 船橋 | タヤスツヨシ | 3人気 |
2009年 | モエレラッキー | 大井 | マジックマイルズ | 4人気 |
“移籍馬”の活躍が目立つレース。
過去10年の優勝馬は全て「JRA」もしくは「他の地方競馬」からの移籍馬だが、特筆は“元JRA所属馬(太字)”の8頭。
元JRA所属馬8頭のうち、マンオブパーサー・リッカルドはダートグレード競走覇者、オメガインベガス・バトードールは同競走で連対実績がある。
南関東移籍で再ブレイクした馬、移籍を機に素質が開花した馬など、新天地で活躍する馬は少なくないようだ。
ちなみに、元JRA所属馬8頭のうち、スターシップを除く7頭は報知グランプリカップが“南関東重賞初制覇”だった。
報知グランプリカップは第34回まではオールカマーとして実施されていた競走。
その歴史の中で、アングロアラブ(アア)の優勝は5回(4頭)を数える。
大井所属騎手が近年のトレンド!
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2018年 | 矢野 貴之 | 真島 大輔 | 御神本 訓史 |
2017年 | 村上 忍 | 和田 譲治 | 矢野 貴之 |
2016年 | 真島 大輔 | 笹川 翼 | 的場 文男 |
2015年 | 今野 忠成 | 御神本 訓史 | 左海 誠二 |
2014年 | 戸崎 圭太 | 吉原 寛人 | 的場 文男 |
2013年 | 石崎 駿 | 戸崎 圭太 | 川島 正太郎 |
2012年 | 川島 正太郎 | 戸崎 圭太 | 石崎 駿 |
2011年 | 御神本 訓史 | C.デムーロ | 水野 貴史 |
2010年 | 菅原 勲 | 的場 文男 | 今野 忠成 |
2009年 | 張田 京 | 菅原 勲 | 石崎 隆之 |
「大井所属騎手」の活躍が目覚ましい!
特に、直近3年は2勝、2着3回、3着3回と抜群の成績だ。
※2014年の「戸崎圭太騎手」はJRA所属
船橋所属馬が圧倒!
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
浦和 | 1 | 3 | 0 | 11 | 6.7% | 26.7% |
船橋 | 8 | 3 | 7 | 58 | 10.5% | 14.5% |
大井 | 1 | 4 | 2 | 15 | 4.5% | 22.7% |
川崎 | 0 | 0 | 1 | 13 | 0.0% | 0.0% |
地元の「船橋所属馬」が8勝、2着3回、3着7回と好成績。
出走頭数が多いので連対率は他の所属馬に譲るが、地元のタイトルをガッチリと守っている。
大混戦の様相!
人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 2 | 2 | 1 | 5 | 20.0% | 40.0% |
2人気 | 1 | 3 | 1 | 5 | 10.0% | 40.0% |
3人気 | 2 | 4 | 1 | 3 | 20.0% | 60.0% |
4人気 | 3 | 1 | 2 | 4 | 30.0% | 40.0% |
5人気 | 1 | 0 | 1 | 8 | 10.0% | 10.0% |
6人気以下 | 1 | 0 | 4 | 72 | 1.3% | 1.3% |
「5番人気以内」の馬が好成績ではあるものの、人気別では大混戦。
最も勝利数が多いのは「4番人気馬」の3勝、次いで「1・3番人気馬」の2勝ずつ、「2・5番人気馬」の1勝ずつが続く。
連対率では「3番人気馬」の60.0%が最も良く、「1・2・4番人気馬」がそれぞれ40.0%、「5番人気馬」が10.0%だ。
現在、「1番人気馬」は3年連続で3着内を外しており、信頼度はやや低下中。
替わって信頼度が上がっているのは「2・3番人気馬」で、それぞれ3年連続で3着内に好走している。
安過ぎず、高過ぎず。
年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
---|---|---|---|
2018年 | 430 | 760 | 19,390 |
2017年 | 580 | 1,840 | 20,040 |
2016年 | 1,060 | 1,810 | 20,850 |
2015年 | 860 | 1,370 | 106,120 |
2014年 | 270 | 600 | 4,880 |
2013年 | 1,470 | 1,770 | 24,510 |
2012年 | 1,990 | 4,680 | 46,700 |
2011年 | 170 | 1,330 | 20,310 |
2010年 | 460 | 640 | 7,440 |
2009年 | 920 | 3,130 | 128,000 |
平均 | 821 | 1,793 | 39,824 |
「単勝」の平均配当は821円。
1番人気馬が2勝のみなので、やや高めの配当と言ってもいいだろう。
「馬複」は1,000円台の配当が5回と、こちらもやや高めの配当。
過去10年の優勝馬は1~5番人気馬が9回、2着は全て4番人気以内の馬ではあるが、ガチガチ配当の組み合わせは少ないようだ。
同様に、「三連単」も4桁~20,000円台の配当が7回となっている。
枠番による差は少ない!
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0 | 2 | 0 | 7 | 0.0% | 22.2% |
2枠 | 1 | 0 | 1 | 7 | 11.1% | 11.1% |
3枠 | 2 | 1 | 0 | 13 | 12.5% | 18.8% |
4枠 | 1 | 2 | 2 | 11 | 6.3% | 18.8% |
5枠 | 1 | 0 | 3 | 13 | 5.9% | 5.9% |
6枠 | 2 | 0 | 3 | 15 | 10.0% | 10.0% |
7枠 | 1 | 2 | 0 | 17 | 5.0% | 15.0% |
8枠 | 2 | 3 | 1 | 14 | 10.0% | 25.0% |
「1枠以外」は全て優勝経験がある。
ただし、連対率では「1枠」は全体2位の22.2%となっており、「1枠」だからマイナスということはなさそうだ。
その他の枠に関しても特筆のデータはなく、「1枠」~「8枠」まで連対率に大きな差は無い。
強いて挙げると「8枠」の2勝、2着3回、連対率25.0%だろうか。
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 8 | 10 | 10 | 90 | 6.8% | 15.3% |
牝馬 | 1 | 0 | 0 | 3 | 25.0% | 25.0% |
セン馬 | 1 | 0 | 0 | 4 | 20.0% | 20.0% |
「牡馬」が8勝、2着10回、3着10回。
「牝馬」で唯一の優勝馬は2014年オメガインベガス。
若手の勢い!
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 3 | 0 | 1 | 6 | 30.0% | 30.0% |
5歳 | 1 | 1 | 2 | 17 | 4.8% | 9.5% |
6歳 | 1 | 3 | 4 | 13 | 4.8% | 19.0% |
7歳以上 | 5 | 6 | 3 | 61 | 6.7% | 14.7% |
ベテラン勢健在の中、「4歳馬」が3勝、3着1回と結果を出している。
出走頭数はのべ10頭と少ないものの、勝率30.0%は立派な数字だろう。
とはいえ、ベテラン勢はさすがの強さを見せており、「7歳以上馬」の成績は5勝、2着6回、3着3回。
過去5年に限ると、「7歳以上馬」同士のワンツー決着は3回ある。
トライアル組は苦戦中…
チバテレ盃着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
チバテレ盃1着 | 1 | 0 | 1 | 5 | 14.3% | 14.3% |
チバテレ盃2着 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0.0% | 0.0% |
チバテレ盃3着 | 1 | 0 | 0 | 3 | 25.0% | 25.0% |
チバテレ盃4着以下 | 0 | 0 | 1 | 15 | 0.0% | 0.0% |
報知グランプリカップのトライアル競走「チバテレ盃(準重賞)」。
2009年は「A3以下」、2010年~2012年は「A2以下」、2013年からは「オープンクラス(※)」で行われている。
過去10年の「チバテレ盃」優勝馬は7頭が参戦し、1勝、3着1回。
唯一の勝利は2011年キングバンブーだが、オープンとなってからの成績はあまり良いとは言えない。
「チバテレ盃」組は合計すると30頭出走しているが、勝率6.7%と苦戦を強いられている。
※2015年から準重賞に昇格
2019年チバテレ盃の結果
1着&3着馬!さらに4着馬も堅実!
報知ASC着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
報知ASC1着 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0.0% | 50.0% |
報知ASC2着 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0.0% | 0.0% |
報知ASC3着 | 1 | 1 | 0 | 2 | 25.0% | 50.0% |
報知ASC4着以下 | 0 | 2 | 1 | 11 | 0.0% | 14.3% |
お正月に川崎2,100mで行われる「報知オールスターカップ(S3)」。
過去10年で「報知オールスターカップ」優勝馬は2頭が参戦し、2着1回、3着1回。
さらに、同3着馬は4頭が参戦し、1勝、2着1回の成績を残している。
一方、「報知オールスターカップ」2着馬は相性が悪く、のべ6頭が出走し、全て4着以下に敗れている。
ただし、4着は3回あるので、軽視は禁物だろう。
また、「報知オールスターカップ」で4着以下に敗れた馬では「4着馬」に注目したい。
過去10年で4頭が報知グランプリカップに参戦し、2着2回、4着2回と安定感は抜群だ。
2019年報知オールスターカップの結果
勝島王冠組は実績馬重視?
勝島王冠着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
勝島王冠1着 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0.0% | 100.0% |
勝島王冠2着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
勝島王冠3着 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0.0% | 100.0% |
勝島王冠4着以下 | 1 | 3 | 1 | 21 | 3.8% | 15.4% |
前年の11月後半~12月前半に大井1,800mで行われる「勝島王冠(S2)」(2017年までS3)。
2009年より重賞に昇格しているが、本データでは2008年の準重賞の成績も含めた10年分とする。
距離1,800mは報知グランプリカップと共通しているものの、勝島王冠上位組の出走は少ない。
過去10年で「勝島王冠」1着・2着・3着馬はそれぞれ1頭ずつ出走して、2着2回、4着以下1回。
僅か3頭しか出走していないが、好走率は高くなっている。
「勝島王冠」4着以下からはのべ26頭が参戦し、1勝、2着3回、3着1回。
なかなか共通点を探すのは難しいが、連対している4頭は“勝島王冠以降に行われた重賞”で3着内の実績があった。
2018年勝島王冠の結果
今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は3月6日(水)に大井競馬場で行われる「フジノウェーブ記念(S3)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!
(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
競走除外馬及び出走取消馬はデータには含めておりません。
また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
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