
目指せJBC!「埼玉新聞栄冠賞(S3)」!
浦和1,900mを舞台に行われる中距離重賞。
今年は「JBCクラシック(Jpn1)」、「浦和記念(Jpn2)」に繋がる重要な一戦となることは間違いない!
年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2018年 | トーセンデューク | 浦和 | ディープインパクト | 2人気 |
2017年 | カンムル | 浦和 | サマーバード | 2人気 |
2016年 | タイムズアロー | 船橋 | タイムパラドックス | 2人気 |
2015年 | カキツバタロイヤル | 船橋 | ロイヤルタッチ | 3人気 |
2014年 | マイネエレーナ | 浦和 | ロージズインメイ | 3人気 |
2013年 | ガンマーバースト | 船橋 | スペシャルウィーク | 2人気 |
2012年 | トーセンアレス | 浦和 | アドマイヤドン | 1人気 |
2011年 | ボランタス | 川崎 | ティンバーカントリー | 2人気 |
2010年 | ドリームトレジャー | 船橋 | コマンダーインチーフ | 6人気 |
2009年 | ブルーラッド | 川崎 | シーロ | 1人気 |
2018年9月23日に開場70周年を迎えた浦和競馬場。
そして迎えた令和元年。浦和競馬場としては初開催となる「JBC競走」が11月4日(月祝)に行われる。
埼玉新聞栄冠賞1着馬には、11月28日(木)「浦和記念」の優先出走権が付与されるが、
今年は「JBCクラシック」に向かう路線としても注目を集めることになりそうだ。
船橋ジョッキーズ!
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2018年 | 森 泰斗 | 本橋 孝太 | 高松 亮 |
2017年 | 左海 誠二 | 岡部 誠 | 繁田 健一 |
2016年 | 西村 栄喜 | 森 泰斗 | 吉原 寛人 |
2015年 | 中野 省吾 | 本田 正重 | 真島 大輔 |
2014年 | 御神本 訓史 | 高橋 利幸 | 森 泰斗 |
2013年 | 森 泰斗 | 石崎 駿 | 石崎 隆之 |
2012年 | 張田 京 | 高橋 利幸 | 水野 貴史 |
2011年 | 山崎 誠士 | 石崎 駿 | 川島 正太郎 |
2010年 | 本多 正賢 | 御神本 訓史 | 戸崎 圭太 |
2009年 | 戸崎 圭太 | 増田 充宏 | 的場 文男 |
“船橋ジョッキーズ”が過去10年で7勝、2着7回、3着3回と大活躍。
近年はメモリアルVも重なっていて、2015年は「中野省吾騎手」が重賞初勝利。
2016年の「西村栄喜騎手」は荒尾競馬から移籍後、南関東での初タイトルが埼玉新聞栄冠賞だった。
地元の「浦和所属騎手」は苦戦気味で、好走した騎手は、2012年3着「水野貴史現調教師」、2017年3着「繁田健一騎手」の2名。
優勝騎手に至っては過去28回の歴史の中で、2001年の「繁田健一騎手(ロイヤルエンデバー)」しかいないだけに、今年こそは奮起を期待したい。
馬も「船橋」だが…「浦和」も見逃せない!
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
浦和 | 4 | 0 | 2 | 30 | 11.1% | 11.1% |
船橋 | 4 | 7 | 6 | 22 | 10.3% | 28.2% |
大井 | 0 | 1 | 1 | 10 | 0.0% | 8.3% |
川崎 | 2 | 2 | 1 | 15 | 10.0% | 20.0% |
ジョッキーが船橋勢なら馬も船橋勢!
「船橋所属馬」は過去10年で4勝、2着7回、3着6回の成績で、3着内率は43.6%にまでなる。
しかしながら、馬では「浦和所属馬」が負けてない。
現在、「小久保厩舎」が2年連続勝利中!
さらに、過去10年の「浦和所属馬」4勝は、全て「小久保厩舎」によるものだ。
今年も南関東リーディングを独走する「小久保厩舎」。
ちなみに、2008年にクレイアートビュンで制した埼玉新聞栄冠賞が厩舎初タイトルだった。
3番人気以内が9勝!
人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 2 | 3 | 2 | 3 | 20.0% | 50.0% |
2人気 | 5 | 0 | 2 | 3 | 50.0% | 50.0% |
3人気 | 2 | 3 | 0 | 5 | 20.0% | 50.0% |
4人気 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0.0% | 0.0% |
5人気 | 0 | 1 | 2 | 7 | 0.0% | 10.0% |
6人気以下 | 1 | 3 | 2 | 51 | 1.8% | 7.0% |
人気上位馬が順当に結果を出している傾向。
「1番人気馬」は2勝、2着3回、3着2回の成績で、勝率こそ20.0%と高くはないが、3着内率70.0%の安定感がある。
さらに、「2番人気馬」は5勝(3連勝中)、「3番人気馬」は2勝と、「3番人気以内」の馬が計9勝を挙げていることになる。
その他、目立つところでは「6番人気以下」の2着3回。
この3回中、2回は“南関東の重賞ウイナー”によるものだったので、人気落ちの実績馬には注意したいところだろう。
馬複は高配当の傾向!
年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
---|---|---|---|
2018年 | 560 | 610 | 8,390 |
2017年 | 390 | 3,360 | 15,480 |
2016年 | 340 | 600 | 7,000 |
2015年 | 480 | 3,280 | 19,450 |
2014年 | 1,130 | 4,740 | 47,110 |
2013年 | 360 | 970 | 8,430 |
2012年 | 130 | 330 | 2,830 |
2011年 | 370 | 240 | 23,820 |
2010年 | 2,410 | 6,300 | 143,220 |
2009年 | 150 | 19,410 | 176,460 |
平均 | 632 | 3,984 | 45,219 |
人気上位馬が9勝を挙げているので、「単勝」は落ち着いた配当が多い。
一方、「馬複」は平均3,984円と高配当。
これは「6番人気以下」の馬が4連対(1勝)しているためで、「1着:上位人気馬」「2着:6番人気以下」の組み合わせに妙味ありか。
枠の差は無い!
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1 | 2 | 0 | 7 | 10.0% | 30.0% |
2枠 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0.0% | 0.0% |
3枠 | 2 | 0 | 2 | 6 | 20.0% | 20.0% |
4枠 | 3 | 1 | 0 | 6 | 30.0% | 40.0% |
5枠 | 0 | 1 | 3 | 6 | 0.0% | 10.0% |
6枠 | 1 | 3 | 1 | 13 | 5.6% | 22.2% |
7枠 | 1 | 2 | 1 | 15 | 5.3% | 15.8% |
8枠 | 2 | 1 | 2 | 15 | 10.0% | 15.0% |
フルゲート11頭で行われる「浦和1,900m」。
向こう正面入り口からスタートし、1周半を走るコースだが、年間でも数えるほどしか行われていない貴重な条件だ。
過去10年の成績を見ると、「2枠」と「5枠」以外は全て優勝実績がある。
また、勝率、連対率も同様に、「2枠」と「5枠」以外はほぼ互角の数字と言ってもいいだろう。
小回りコースの中距離戦となると「内枠有利(※)」のイメージはあるが、数字的には「内/外」の差はそれほど出ていない。
※「1~4枠」を内枠、「5~8枠」を外枠とする
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 9 | 10 | 10 | 68 | 9.3% | 19.6% |
牝馬 | 1 | 0 | 0 | 2 | 33.3% | 33.3% |
セン馬 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0.0% | 0.0% |
「牝馬」は過去10年で3頭が出走。
頭数こそ少ないものの、2014年にはマイネエレーナが鮮やかな逃走劇を演じている。
世代間の差は無い!
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3歳 | 2 | 1 | 0 | 5 | 25.0% | 37.5% |
4歳 | 0 | 1 | 1 | 6 | 0.0% | 12.5% |
5歳 | 2 | 2 | 3 | 11 | 11.1% | 22.2% |
6歳 | 2 | 3 | 2 | 13 | 10.0% | 25.0% |
7歳以上 | 4 | 3 | 4 | 42 | 7.5% | 13.2% |
4歳馬はやや分が悪いものの、各世代がほぼ互角の争いを演じている。
その中で、経験を重ねながら勝利を手にした「カキツバタロイヤル」に注目したい。
カキツバタロイヤルは2011年~2015年まで、5年連続で埼玉新聞栄冠賞に出走。
初挑戦の5歳時から2着⇒2着⇒3着⇒2着、そして9歳で迎えた2015年に見事、勝利を手にしている。
この時期はフレッシュな3歳馬や充実期を迎えた4、5歳馬が参戦してくるが、自身の経験値をフルに生かした結果といえるだろう。
斤量58kgの馬が大勢を占める!
斤量 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
58.0kg | 7 | 9 | 8 | 49 | 9.6% | 21.9% |
56.0kg | 1 | 0 | 2 | 22 | 4.0% | 4.0% |
54.0kg以下 | 2 | 1 | 0 | 6 | 22.2% | 33.3% |
埼玉新聞栄冠賞は、「A1級58kg」「A2級56kg」「B級以下54kg」の負担重量が課され、牝馬は「2kg減量」される。
各レースにより「負担重量」の取り決めは様々だが、本競走の特徴は“3歳馬の減量がない”ということだろう。
ちなみに、翌週に行われる「マイルグランプリ(S2・3歳以上)」は「3歳馬2kg減」となっている。
過去10年で最も勝利数が多いのは「斤量58kg」を背負ったA1級の馬で、7勝、2着9回、3着8回。
次いで、「斤量54kg以下」の2勝、「斤量56kg」の1勝が続く。
3歳馬に関しては、前項の「年齢別の成績」で示した通り、過去10年で2勝、2着1回。
優勝した2頭は2009年ブルーラッド(56kg)、2017年カンムル(58kg)、2着した1頭は昨年のヤマノファイト(58kg)だ。
年長馬相手に同斤量を背負うだけに、立派な成績と言えるだろう。
上位馬の信頼度は高い!
東京記念着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
東京記念1着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
東京記念2着 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0.0% | 100.0% |
東京記念3着 | 2 | 1 | 0 | 0 | 66.7% | 100.0% |
東京記念4着以下 | 0 | 3 | 2 | 9 | 0.0% | 21.4% |
埼玉新聞栄冠賞の約1か月前に行われる「東京記念(S1)」。
大井2,400mで争われる重賞だが、埼玉新聞栄冠賞に転戦してくる馬は多い。
東京記念3着以内の馬は過去10年で5頭が参戦し、2勝、2着2回。
東京記念優勝馬こそ4着に敗れているが、東京記念2、3着馬は連対率100.0%だ。
さらに、東京記念で4着以下に敗れた馬は2着3回、3着2回。
埼玉新聞栄冠賞優勝馬こそ輩出できていないが、連対率21.4%、3着内率35.7%は悪くない数字ではないだろうか。
2019年東京記念の結果
3歳馬は戸塚記念覇者に大注目!
戸塚記念着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
戸塚記念1着 | 2 | 0 | 0 | 1 | 66.7% | 66.7% |
戸塚記念2着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
戸塚記念3着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
戸塚記念4着以下 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
過去10年で戸塚記念覇者は3頭が出走。
うち、2頭が埼玉新聞栄冠賞を制しているが、前述の「3歳の優勝馬2頭」はここに該当する。
すなわち、3歳馬は戸塚記念覇者を要チェックしたいところだ。
戸塚記念からの転戦馬は合計4頭が参戦し2勝。
残りの2頭は4着以下(11着と8着)に敗れているので、データ的には“勝つか負けるか”という状況になっている。
2019年戸塚記念の結果
4角先頭の馬が6勝!
1着 | 2着 | 3着 | |
---|---|---|---|
1番手 | 6 | 0 | 2 |
2~5番手 | 4 | 10 | 6 |
6~11番手 | 0 | 0 | 2 |
浦和競馬場は1周1,200mの小回りコース。
埼玉新聞栄冠賞に関してはコーナーを6回通過するが、こちらのデータは「最終4コーナーの通過順」となる。
上表を見ると明らかだが、優勝馬は4コーナーで「先頭」ないし「2~5番手」の馬に限られる。
さらに、2着馬、3着馬も傾向は同じだが、過去10回全てで2着になっている「2~5番手」には要注目だろう。
本データは最終4コーナーでの位置取りなので(道中ではない)、一概に「逃げ馬有利」とは言えないものの、
早め早めに動ける馬が有利となる傾向にあるようだ。
今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は10月16日(水)に大井競馬場で行われる「マイルグランプリ(S2)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!
(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
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