
夏の浦和重賞!「プラチナカップ(S3)」!
重賞に昇格して3年目を迎える1,400m戦。
今年は「習志野きらっとスプリント(S1)」が前日(7/22)にあるので、2日連続の南関重賞となる。
※2017年までの“準重賞”を含めたデータ分析とする
▼データ分析のポイント
・張田昂騎手が浦和コースと好相性
・浦和所属馬が上昇中
・コース経験は重要
年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2019年 | ノブワイルド | 浦和 | ヴァーミリアン | 3人気 |
2018年 | キタサンミカヅキ | 船橋 | キングヘイロー | 1人気 |
2017年 | フォクスホール | 浦和 | ホールウォーカー | 3人気 |
2016年 | タマモホルン | 浦和 | ワイルドラッシュ | 1人気 |
2015年 | インフォーマー | 川崎 | タイムパラドックス | 3人気 |
2014年 | ファイヤープリンス | 浦和 | オンファイア | 6人気 |
2013年 | ミラーコロ | 川崎 | ゴールドアリュール | 1人気 |
2012年 | センゲンコスモ | 川崎 | トーホウエンペラー | 2人気 |
2011年 | クリムゾンクエスト | 船橋 | コロナドズクエスト | 4人気 |
2010年 | ナイキマドリード | 船橋 | ワイルドラッシュ | 1人気 |
準重賞当時から「浦和1,400m」という条件は変わらないものの、出走できる格付け(クラス)はバラバラ。
2010年~2013年はA3以下、2014年~2017年はA2以下(※)だ。
重賞となった2018年からはもちろんオープン。
クラス別の別定となっており、「A1級58kg」、「A2級56kg」、「B級以下54kg」で牝馬は2kg減量される。
また、今年から3歳馬も1kg減となるが、番組賞金額や重賞勝ち鞍による加増がないので、実績馬も出走しやすいレースと言えるだろう。
※本分析の対象期間のみ記載
※2013年までは、A級が[A1~A3]の3クラスに分かれていた(現在のA級はA1とA2のみ)
浦和コースとの相性が良い騎手は?
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2019年 | 橋本 直哉 | 森 泰斗 | 笹川 翼 |
2018年 | 森 泰斗 | 今野 忠成 | 張田 昂 |
2017年 | 笹川 翼 | 中野 省吾 | 左海 誠二 |
2016年 | 張田 昂 | 赤岡 修次 | 本田 正重 |
2015年 | 張田 昂 | 石崎 隆之 | 本田 正重 |
2014年 | 左海 誠二 | 張田 京 | 金子 正彦 |
2013年 | 御神本 訓史 | 町田 直希 | 山崎 誠士 |
2012年 | 的場 文男 | 御神本 訓史 | 川島 正太郎 |
2011年 | 澤田 龍哉 | 御神本 訓史 | 張田 京 |
2010年 | 川島 正太郎 | 町田 直希 | 今野 忠成 |
過去5年で2勝、3着1回の「張田昂(アキラ)騎手」。
2013年6月にデビューした若手の有望株で、父は調教師でもある「張田京(タカシ)調教師」だ。
「張田京調教師」は騎手時代、数々のタイトルを獲得してきたが、プラチナカップは2、3着が1回ずつ。
騎手としては2015年3月末をもって引退しており、同年9月のプラチナカップで「張田昂騎手」がリベンジしたことになる。
「張田昂騎手」は浦和コースとの相性が抜群。
南関東4場の中では最も勝率・連対率が高く、7月3日終了時点の浦和リーディングでは2位につけている。
浦和所属の騎手では「橋本直哉騎手」。
小久保厩舎に所属している騎手で、ノブワイルドを優勝に導いた昨年のプラチナカップが、自身初の重賞タイトルだった。
張田昂騎手の成績はこちら
2020年浦和リーディングジョッキーはこちら
近年は浦和所属馬が絶好調!
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
浦和 | 4 | 4 | 1 | 39 | 8.3% | 16.7% |
船橋 | 3 | 4 | 7 | 21 | 8.6% | 20.0% |
大井 | 0 | 1 | 0 | 8 | 0.0% | 11.1% |
川崎 | 3 | 1 | 2 | 11 | 17.6% | 23.5% |
地元の「浦和所属馬」が4勝、2着4回、3着1回と好成績。
特に近年の活躍は顕著となっており、直近5年で3勝、2着4回、3着1回と絶好調だ。
3着内に好走する確率が高いのは「船橋所属馬」で3勝、2着4回、3着7回。
さらに、「川崎所属馬」の3勝、2着1回、3着2回が続き、「大井所属馬」は2着が1回のみと苦戦している。
上位人気馬が強い!
人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 4 | 2 | 1 | 3 | 40.0% | 60.0% |
2人気 | 1 | 3 | 0 | 6 | 10.0% | 40.0% |
3人気 | 3 | 1 | 2 | 4 | 30.0% | 40.0% |
4人気 | 1 | 1 | 1 | 7 | 10.0% | 20.0% |
5人気 | 0 | 1 | 1 | 8 | 0.0% | 10.0% |
6人気以下 | 1 | 2 | 5 | 51 | 1.7% | 5.1% |
上位人気馬が順当に結果を出しているレース。
「1~3番人気馬」が全て3着内を外した回数は1回しかなく、逆に3着内に2頭以上来た回数は8回を数える。
この傾向は重賞昇格後も変わらず、2018年は「1番人気馬」⇒「2番人気馬」、2019年は「3番人気馬」⇒「1番人気馬」で1、2着が決している。
ただし、上位3頭を「1~3番人気馬」が独占したことは1回もない。
近年は落ち着いた配当
年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
---|---|---|---|
2019年 | 650 | 370 | 17,710 |
2018年 | 150 | 340 | 10,680 |
2017年 | 420 | 730 | 7,010 |
2016年 | 180 | 170 | 2,790 |
2015年 | 450 | 3,300 | 105,210 |
2014年 | 1,050 | 8,590 | 128,280 |
2013年 | 130 | 390 | 2,440 |
2012年 | 480 | 3,880 | 35,110 |
2011年 | 800 | 1,470 | 8,380 |
2010年 | 290 | 1,180 | 7,160 |
平均 | 460 | 2,042 | 32,477 |
「単勝」の平均配当は460円。
人気馬が順当に結果を残しているレースで、4桁配当は過去10年でも1回しかない。
「馬複」は高配当となるケースが多かったものの、近年は低配当の傾向に。
重賞に昇格した過去2年に限ると「馬複」の平均配当は355円だ。
内~外までチャンスあり!
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 2 | 2 | 1 | 5 | 20.0% | 40.0% |
2枠 | 0 | 3 | 1 | 6 | 0.0% | 30.0% |
3枠 | 1 | 2 | 1 | 6 | 10.0% | 30.0% |
4枠 | 1 | 0 | 0 | 9 | 10.0% | 10.0% |
5枠 | 2 | 2 | 3 | 8 | 13.3% | 26.7% |
6枠 | 1 | 0 | 2 | 14 | 5.9% | 5.9% |
7枠 | 2 | 0 | 1 | 15 | 11.1% | 11.1% |
8枠 | 1 | 1 | 1 | 16 | 5.3% | 10.5% |
「内枠(※)」の連対率が全体的には高い傾向。
特に「1枠」は、勝率、連対率ともにNo.1の成績を残している。
一方、「5枠」~「8枠」も勝利実績があり、合計勝利数は「内枠」の合計より多い。
2019年4月1日~2020年3月31日に行われた「浦和1,400m」の枠番別成績を見てみると、
それほど大きな差は出ていないので、「外枠」だからといって軽視することは禁物だろう。
※「1~4枠」を内枠、「5~8枠」を外枠とする
重賞昇格後は牡馬が上位独占
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 8 | 6 | 5 | 52 | 11.3% | 19.7% |
牝馬 | 2 | 3 | 3 | 14 | 9.1% | 22.7% |
セン馬 | 0 | 1 | 2 | 13 | 0.0% | 6.3% |
勝利数、連対数では「牡馬」に分があるものの、勝率、連対率は「牝馬」も劣らない。
「牝馬」は過去10年でのべ22頭が参戦し、2勝、2着3回、3着3回だ。
ただし、重賞に昇格した2018年以降、3着内に好走した「牝馬」はいない(のべ出走頭数2頭)。
4歳&5歳が中心?
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3歳 | 1 | 2 | 0 | 0 | 33.3% | 100.0% |
4歳 | 3 | 1 | 0 | 8 | 25.0% | 33.3% |
5歳 | 3 | 3 | 2 | 18 | 11.5% | 23.1% |
6歳 | 1 | 2 | 4 | 16 | 4.3% | 13.0% |
7歳以上 | 2 | 2 | 4 | 37 | 4.4% | 8.9% |
「4歳&5歳馬」が主役。
それぞれ、過去10年で3勝ずつを挙げており、合計すると6勝、2着4回、3着2回にもなる。
ただし、こちらの項目も重賞昇格とともに傾向が変わってきている。
2018年は1着から順に「8歳」⇒「7歳」⇒「7歳」、2019年は「7歳」⇒「9歳」⇒「9歳」での決着。
両年とも、出走馬の平均年齢そのものが「7歳超」と高めではあるが、高齢馬が活躍する傾向になりつつあるようだ。
経験は大事!
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
経験あり | 9 | 9 | 7 | 65 | 10.0% | 20.0% |
経験なし | 1 | 1 | 3 | 14 | 5.3% | 10.5% |
浦和コースの「経験あり/なし」別の成績は上記データの通り。
古馬戦なので浦和コースの経験がある馬は多いものの、「経験あり」の成績が圧倒的に良い。
唯一、「経験なし」で勝利を手にしている馬はナイキマドリード。
浦和重賞4勝、うちダートグレード競走1勝を誇る“浦和巧者”だが、2010年のプラチナカップが初めての浦和コースだった。
今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は7月29日(水)に大井競馬場で行われる「マイルグランプリ(S2)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!
(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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