~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2020年6月23日(火) 
サラ系3歳 大井1,200m
優駿スプリント(S2)

レース紹介

3歳スプリント王決定戦「優駿スプリント(S2)」!
3歳限定としては南関東唯一のスプリント重賞。
それゆえ、3歳のスプリンターにとっては大目標となる一戦だ。

なお、優駿スプリントは6/23(火)に行われるのでご注意を(帝王賞前日)!

※優駿スプリントは今年で10回目となるので、過去9年分のデータとする

▼データ分析のポイント
・若手ジョッキーが活躍
・優駿スプリントトライアル優勝馬は連対率71.4%
・差し/追い込み馬に注目

【過去9年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2019年 ナガタブラック 川崎 クロフネ 6人気
2018年 クルセイズスピリツ 大井 サウスヴィグラス 11人気
2017年 バンドオンザラン 川崎 スズカコーズウェイ 8人気
2016年 エイシンヒート 大井 Street Sense 2人気
2015年 ルックスザットキル 大井 Wildcat Heir 1人気
2014年 アピア 大井 ファスリエフ 1人気
2013年 ハードデイズナイト 川崎 サウスヴィグラス 2人気
2012年 ゴールドキャヴィア 船橋 ゴールドアリュール 4人気
2011年 ミヤサンキューティ 大井 クロフネ 2人気

現役屈指のスプリンター・アピアは2014年の優勝馬。
さらに、ハードデイズナイト、ルックスザットキルなど、南関東の短距離重賞を複数制している“スピードスター”を輩出している。

ちなみに、アメリカ出身のルックスザットキルは2018年から北海道のイーストスタッドで種牡馬入り(2021年に初年度産駒デビュー)。
地方出身馬の種牡馬入りは多くはないが、天性のスピードを受け継いだ産駒の登場が今から楽しみだ。

過去5年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら

若手騎手が活躍!

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2019年 伊藤 裕人 森 泰斗 川島 正太郎
2018年 西 啓太 赤岡 修次 本田 正重
2017年 赤岡 修次 的場 文男 左海 誠二
2016年 矢野 貴之 上田 健人 笹川 翼
2015年 早田 功駿 赤嶺 亮 的場 文男
2014年 御神本 訓史 本橋 孝太 瀧川 寿希也
2013年 山崎 誠士 見澤 譲治 森 泰斗
2012年 御神本 訓史 真島 大輔 的場 文男
2011年 真島 大輔 今野 忠成 森 泰斗

若手騎手の活躍に注目!

1990年生まれの「早田功駿騎手」は、2015年の優駿スプリントが初の重賞タイトル!
主戦を務めていたルックスザットキルとのコンビでは、合計3つのタイトルを獲得している。

1994年生まれの「西啓太騎手」も、2018年の優駿スプリントが初タイトル。
同騎手は2014年にデビューし、2018年3月29日に通算100勝、2020年4月28日には通算200勝を達成している。

さらに、1990年生まれの「伊藤裕人騎手」。
デビュー11年目となった2019年の優駿スプリントをナガタブラックで制し、嬉しい初タイトルを獲得している。

ちなみに、「西啓太騎手」と「早田功駿騎手」は“父も騎手”という共通点がある。
「西啓太騎手」の父は岩手で活躍していた「西康志元騎手」、「早田功駿騎手」の父は現役の大井ジョッキー「早田秀治騎手」だ。

大井所属馬が強い!

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 0 0 2 9 0.0% 0.0%
船橋 1 0 3 26 3.3% 3.3%
大井 5 7 3 57 6.9% 16.7%
川崎 3 2 1 23 10.3% 17.2%

地元の「大井所属馬」は5勝、2着7回、3着3回。
過去9年で連対を外したのは1回しかないという堅実ぶり。

また、「川崎所属馬」の3勝、2着2回、3着1回にも注目したい。
出走数は「大井所属馬」の半分以下となるものの、勝率10.3%、連対率17.2%は全体トップの成績だ。

軸は人気馬だが…

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 2 2 0 5 22.2% 44.4%
2人気 3 3 0 3 33.3% 66.7%
3人気 0 1 2 6 0.0% 11.1%
4人気 1 1 1 6 11.1% 22.2%
5人気 0 0 0 9 0.0% 0.0%
6人気以下 3 2 6 86 3.1% 5.2%

「1番人気馬」及び「2番人気馬」が順当に結果を残している。
過去9年のうち、8回は「1番人気馬」or「2番人気馬」が連対しており、この2頭によるワンツー決着も2回ある。
ただし、両人気馬とも「3着0回」なので、揃って馬券圏内に好走した回数もワンツーとなった2回しかないのだ。

となると、人気薄の激走に注意したい。
「6番人気以下」の成績はデータの通りだが、そのうち、3勝、2着1回、3着5回は過去5年でのもの。
直近3年はいずれも「6番人気以下」の馬が勝利しているほか、5年連続で「6番人気以下」が3着に好走している。

ちなみに、過去5年に「6番人気以下」で3着内に好走した馬は合計9頭いるが、うち6頭は「大井以外」に所属している馬だった。

高配当になってきた!

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2019年 1,590 3,110 299,330
2018年 4,780 31,940 1,389,700
2017年 2,890 1,050 76,140
2016年 450 1,060 71,690
2015年 270 690 16,580
2014年 110 5,820 41,700
2013年 240 1,630 23,280
2012年 880 2,020 30,330
2011年 380 1,450 26,040
平均 1,288 5,419 219,421

「単勝」の平均配当は「1,288円」。
直近3年は高配当となったものの、上位人気馬が結果を出しているため、全体的には低めの配当が多い。

「馬複」は4桁配当が過去9年で7回、万馬券が1回。
1番人気と2番人気が揃って連対した時でも690円(2015年)と1,060円(2016年)なので、ガチガチの配当とはならない傾向だ。

同様に、「三連単」も高めの配当が期待できそう。
2018年の130万円オーバーこそ特殊なケースだが、近年は、年を追うごとに配当が高くなっている。

真ん中の枠が安定!

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 2 0 0 16 11.1% 11.1%
2枠 1 0 1 16 5.6% 5.6%
3枠 2 2 0 12 12.5% 25.0%
4枠 1 4 2 11 5.6% 27.8%
5枠 1 1 2 14 5.6% 11.1%
6枠 2 2 2 12 11.1% 22.2%
7枠 0 0 0 18 0.0% 0.0%
8枠 0 0 2 16 0.0% 0.0%

枠番別の成績は「内枠有利」の傾向。
連対馬は全て「6枠以内」となっており、「7枠」「8枠」は連対実績が1回もない。

また、2着が「3~6枠」の真ん中に集中しているのも特徴的だろうか。

優駿スプリントは多頭数(※)となることが多いだけに、枠順の違いも重要なファクターとなりそうだ。
※2017年(除外2頭)以外は全てフルゲート16頭立て

牝馬だって速い!

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 6 4 8 71 6.7% 11.2%
牝馬 3 5 1 43 5.8% 15.4%
セン馬 0 0 0 1 0.0% 0.0%

「牡馬」が6勝、2着4回に対して、「牝馬」は3勝、2着5回。
昨年も「牝馬」が2着に好走しているように、牡馬/牝馬で互角の戦いが演じられている。

3歳スプリント路線は牡馬/牝馬ともに「優駿スプリント」が大目標のレース。
“スピードスター”には性別など関係ない!ということだろう。

優駿スプリントを占う一戦

【優駿スプリントトライアル(優駿STR)の成績】

優駿STR着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
優駿STR1着 2 3 0 2 28.6% 71.4%
優駿STR2着 0 0 2 5 0.0% 0.0%
優駿STR3着 0 0 1 6 0.0% 0.0%
優駿STR4着以下 2 0 0 33 5.7% 5.7%

※2012年から実施されているので、過去8年の成績

「優駿スプリント」と「同コース」「同距離」で行われる最重要トライアル。

過去8年のトライアル優勝馬は7頭が参戦して、2勝、2着3回。
上表を見ても明らかなように、トライアル敗戦から巻き返すケースはほとんど無いのが現状だ。

2020年優駿スプリントトライアルの結果

昨年から実施のトライアル!

【若潮スプリント】

若潮スプリント着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
若潮スプリント1着 0 0 0 1 0.0% 0.0%
若潮スプリント2着 0 0 0 1 0.0% 0.0%
若潮スプリント3着 0 0 0 1 0.0% 0.0%
若潮スプリント4着以下 0 0 1 1 0.0% 0.0%

2019年から行われている優駿スプリントトライアル「若潮スプリント」。
船橋1,200mで争われる一戦で、1着馬には優駿スプリントへの優先出走権が付与される。
※昨年は1,000mでの実施

2020年若潮スプリントの結果

コース経験は重要なファクター!?

【大井1,200m経験有無別の成績】

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
経験あり 7 7 5 79 7.1% 14.3%
経験なし 2 2 4 36 4.5% 9.1%

優駿スプリントの舞台である「大井1,200m」の経験があるか否か。

「経験あり」の出走頭数が多いため、率的には大差ないが、「経験あり」は過去9年で7勝、2着7回、3着5回。
“経験が生きている”ということが言えそうだ。

さらに、細かく見てみよう。
「大井1,200m」を3勝以上している馬の成績は以下の通り。

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
3勝以上馬 3 2 1 10 18.8% 31.3%

「大井1,200m」を3勝以上している馬は3勝、2着2回、3着1回。
連対率は31.3%となっており、前述の大井1,200mの「経験あり(連対率14.3%)」よりも連対率が高くなっている。
大井1,200mが得意な馬は要チェックとなりそうだ。

ただし、直近2年の該当馬6頭が全て4着以下に敗れているのは気になるところ。

差し・追い込み馬が侮れない!

【1~3着馬の4コーナー通過順】

1着 2着 3着
1番手 2 0 1
2~5番手 5 7 0
6~10番手 2 2 5
11番手以降 0 0 3

過去9年の「1~3着馬」の「4コーナーでの位置取り」はご覧の通り。

着順別に綺麗な傾向が出ており、「1着馬」の位置取りは「2~5番手」がやや有利。
「2着馬」は「2~5番手」の7回、「6~10番手」の2回、「3着馬」は「6~10番手」の5回、「11番手以降」の3回となっている。

逃げ馬が活躍するイメージのある短距離戦だが、優駿スプリントに限っては「差し・追い込み馬」の活躍にも注目したい。


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回はスーパースプリントシリーズ2020ファイナル!7月22日(水)に船橋競馬場で行われる「習志野きらっとスプリント(S1)」です!

南関データ分析とは

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