~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2021年5月3日(月祝) 
サラ系3歳 船橋1,200m
若潮スプリント(S3)

レース紹介

3歳スプリント重賞「若潮スプリント(S3)」!
新設の3歳スプリント重賞。
3歳世代のスプリント王を決する「優駿スプリント(S2)」に向けても見逃せない一戦だ。

なお、今回の分析は過去2年のオープン特別のデータを使用する。
※2019年は1,000m、2020年は1,200mでの実施

【過去の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2020年 カプリフレイバー 船橋 サウスヴィグラス 3人気
2019年 カンゲキ 大井 ヨハネスブルグ 5人気

過去2年も優駿スプリントTRとして実施されていたオープン特別。

「若潮」というレース名は2000年前後にも用いられており、2001年~2003年は3歳マイル重賞として実施されている。
当時とは役割も変わってくるが、南関東のスピード自慢が集結する重賞として注目を集めることだろう。

昨年は、若潮スプリントを制したカプリフレイバーが優駿スプリントも勝利し、同2着キングキャヴィアも優駿スプリントでは3着に好走。
一昨年は若潮スプリント4着のトーセンボルガが優駿スプリントで3着している。

オープン特別当時から優駿スプリントとの結び付きは強いレースだが、重賞昇格とともに出走馬のレベルは一段と向上してくることだろう。

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2020年 真島 大輔 笹川 翼 本田 正重
2019年 森 泰斗 石崎 駿 笹川 翼

過去2年の優勝騎手は「森泰斗騎手」と「真島大輔騎手」。
複数回、3着内に好走している騎手は「笹川翼騎手」の2着1回、3着1回だ。

ここでは、過去2年で3着内に好走した5名の「直近1年の船橋での勝率(4月開催終了時点)」をご紹介しよう。
▼森 泰斗騎手:25.9% (355戦92勝)
▼真島大輔騎手:20.6% (68戦14勝)
▼笹川 翼騎手:12.2% (294戦36勝)
▼石崎 駿騎手:9.5% (137戦13勝)
▼本田正重騎手:18.9% (312戦59勝)

参考までに南関東リーディング上位の「矢野貴之騎手」は勝率23.0%(265戦61勝)の成績を残している。

nankankeiba.com」では各騎手の場別勝率のほか、距離別、人気別の成績なども抽出可能なので、ぜひご活用頂きたい。

【nankankeiba.comの見方】
nankankeiba.com」 ⇒ 「詳細出走表(スマートフォンの場合は左上の三本線)」 ⇒ 「勝ちパターン分析」 ⇒ 「騎手勝ちパターン」

地元勢強し

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 0 0 0 2 0.0% 0.0%
船橋 1 2 2 11 6.3% 18.8%
大井 1 0 0 0 100.0% 100.0%
川崎 0 0 0 7 0.0% 0.0%

地元の「船橋所属馬」と「大井所属馬」が1勝ずつ。
一方、2着、3着は全て「船橋所属馬」が独占している。

上位人気馬が活躍だが…

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 0 0 1 1 0.0% 0.0%
2人気 0 1 0 1 0.0% 50.0%
3人気 1 0 0 1 50.0% 50.0%
4人気 0 1 1 0 0.0% 50.0%
5人気 1 0 0 1 50.0% 50.0%
6人気以下 0 0 0 16 0.0% 0.0%

上位人気馬が好走する傾向にあり、「6番人気以下」の好走例は1度もない。

配当は低くない!

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2020年 610 1,750 11,550
2019年 800 2,570 35,790
平均 705 2,160 23,670

上位人気馬が活躍しているが、配当面では堅い決着とは言い難い。
2019年は1着から順に「5番人気」 ⇒ 「2番人気」 ⇒ 「4番人気」、2020年は「3番人気」 ⇒ 「4番人気」 ⇒ 「1番人気」だ。

内枠勢は危険!?

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 0 0 0 2 0.0% 0.0%
2枠 0 0 0 2 0.0% 0.0%
3枠 0 0 0 3 0.0% 0.0%
4枠 1 0 1 1 33.3% 33.3%
5枠 1 0 0 3 25.0% 25.0%
6枠 0 0 1 3 0.0% 0.0%
7枠 0 2 0 2 0.0% 50.0%
8枠 0 0 0 4 0.0% 0.0%

2019年は1,000m、2020年は1,200mでの実施。
「4枠」~「7枠」の中間枠の成績が良いものの、距離が違うので参考程度のデータだろう。

ここでは、直近1年の「船橋1,200m」のデータを見ていこう。
同条件での「枠番別の成績」は以下の通りとなる。

【直近1年の船橋1,200mの成績】

枠番 勝率 連対率 3着内率
1枠 8.9% 15.9% 27.8%
2枠 7.4% 16.7% 25.9%
3枠 8.1% 18.5% 27.8%
4枠 6.7% 15.2% 21.1%
5枠 6.2% 17.1% 26.7%
6枠 11.1% 20.4% 33.3%
7枠 11.9% 21.5% 31.4%
8枠 11.5% 20.8% 27.3%

全体的には「6枠」~「8枠」の外枠勢が有利な傾向。
船橋1,200mは2コーナーポケットからのスタートとなるため、内枠の馬は馬群に包まれて力を発揮できないケースがあるのかもしれない。

船橋コース

船橋1,200mの成績はこちら(要ログイン)

牡馬が優勢

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 2 2 1 10 13.3% 26.7%
牝馬 0 0 1 10 0.0% 0.0%
セン馬 0 0 0 0 - -

「牡馬」と「牝馬」では出走頭数に大きな違いは見られない。
ただし、結果となると話は別で、「牡馬」が2勝、2着2回、3着1回と好成績を残している。

コース経験は重要なファクター!?

【当該条件の経験有無別の成績】

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
経験あり 1 2 2 10 6.7% 20.0%
経験なし 1 0 0 10 9.1% 9.1%

若潮スプリントの条件を経験しているか否かの成績。
※2019年は「船橋1,000m」、2020年は「船橋1,200m」

「経験あり」の1勝、2着2回、3着2回は全て船橋所属馬。
「所属別成績」の項目にも通じるが、当該距離の経験が豊富な地元勢が活躍する傾向にあるようだ。
ちなみに、3着内に好走した船橋所属馬5頭のうち、4頭が当該距離に勝ち星があり、残りの1頭は連対実績があった。

スペシャリスト or 条件替わり

【当該条件の経験有無別の成績】

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1,000m未満 0 0 0 4 0.0% 0.0%
1,000m~1,200m 1 1 1 7 10.0% 20.0%
1,201m以上 1 1 1 9 8.3% 16.7%

こちらは前走の距離別の成績。
前走「1,000m~1,200m」組の成績が良いのは当然だが、「1,000m未満」からの距離延長は分が悪くなっている。

一方、見逃せないのが「1,201m以上」からの距離短縮組の成績。
3歳世代の大目標である中距離のクラシック戦線に挑戦した馬などが、適距離に戻って巻き返すシーンがあるようだ。

今年から重賞に昇格となるが、ここ目標のスペシャリストが強いのか?それとも…!?


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は5月4日(火祝)に船橋競馬場で行われる「東京湾カップ(S2)」です!

南関データ分析とは

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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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