~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2022年1月19日(水) 
サラ系3歳 浦和1,500m
ニューイヤーカップ(S3)

レース紹介

クラシック戦線開幕!「ニューイヤーカップ(S3)」!
南関東クラシックを占う3歳重賞!
今年から距離を1,500mに改めて行われる一戦を過去10年のデータから分析してみよう。

▼データ分析のポイント
・クラシックホースを多数輩出
・過去10年の連対馬20頭中、18頭は「4番人気以内」
・全日本2歳優駿出走馬が好成績

【過去10年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2021年 トランセンデンス 浦和 トランセンド 2人気
2020年 グリーンロード 川崎 パイロ 1人気
2019年 トーセンガーネット 浦和 アグネスデジタル 3人気
2018年 ヤマノファイト 船橋 エスポワールシチー 3人気
2017年 ヒガシウィルウィン 船橋 サウスヴィグラス 1人気
2016年 モリデンルンバ 船橋 マーベラスサンデー 3人気
2015年 ラッキープリンス 浦和 サイレントディール 4人気
2014年 ファイヤープリンス 浦和 オンファイア 8人気
2013年 ソルテ 大井 タイムパラドックス 3人気
2012年 ゴールドメダル 大井 ゴールドヘイロー 1人気

南関東クラシックに繋がるハイレベルな重賞!

直近7年の優勝馬から5頭のクラシックホース(太字)を輩出!
さらに、2018年の東京ダービー馬ハセノパイロ、2019年の同ヒカリオーソなど、敗れた馬からもクラシックで活躍する馬が出ている。

過去5年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら

南関リーディング森泰斗騎手!

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2021年 森 泰斗 吉原 寛人 町田 直希
2020年 森 泰斗 山崎 誠士 左海 誠二
2019年 五十嵐 冬樹 瀧川 寿希也 今野 忠成
2018年 本橋 孝太 柏木 健宏 中野 省吾
2017年 森 泰斗 的場 文男 吉原 寛人
2016年 矢野 貴之 森 泰斗 真島 大輔
2015年 吉原 寛人 繁田 健一 左海 誠二
2014年 見澤 譲治 左海 誠二 吉原 寛人
2013年 金子 正彦 御神本 訓史 戸崎 圭太
2012年 戸崎 圭太 本橋 孝太 吉原 寛人

2連覇中の「森泰斗騎手」の相性が良く、過去10年で3勝、2着1回。
2020年はニューイヤーカップを皮切りに重賞10勝、2021年は同様に重賞7勝を挙げる活躍を見せた。

「森泰斗騎手」は2021年11月25日に地方通算3,500勝を達成。
2022年も「報知オールスターカップ(S3)」を勝利など、益々の活躍が期待されるところだ。

浦和・船橋・大井が横一線

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 4 3 3 28 10.5% 18.4%
船橋 3 3 4 17 11.1% 22.2%
大井 2 2 0 15 10.5% 21.1%
川崎 1 2 3 16 4.5% 13.6%

地元の「浦和所属馬」が4勝、2着3回、3着3回。
ただし、勝率、連対率は「船橋所属馬」「大井所属馬」と並んで横一線となっている。

人気馬が期待に応える

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 3 3 2 2 30.0% 60.0%
2人気 1 3 1 5 10.0% 40.0%
3人気 4 1 1 4 40.0% 50.0%
4人気 1 2 2 5 10.0% 30.0%
5人気 0 1 1 8 0.0% 10.0%
6人気以下 1 0 3 52 1.8% 1.8%

「1~4番人気馬」で9勝、2着9回、3着6回を占めている。
近年は特に上位人気馬が活躍しており、直近5年で「5番人気以下」が3着内に好走したケースは2回しかない(3着2回)。

堅い決着は多い

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2021年 270 340 2,570
2020年 150 900 3,570
2019年 470 520 9,920
2018年 720 2,720 41,680
2017年 260 480 3,510
2016年 450 1,100 21,760
2015年 560 3,000 20,170
2014年 6,610 3,660 103,000
2013年 430 850 4,310
2012年 200 570 4,590
平均 1,012 1,414 21,508

4番人気以内の馬が9勝、5番人気以内の馬が2着10回。
データ的に超高額配当は少ないものの、上位人気馬の着順次第ではある程度の配当が期待できそうだ。

距離変更で傾向も変わる?

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1枠 2 1 1 6 20.0% 30.0% 40.0%
2枠 3 2 0 5 30.0% 50.0% 50.0%
3枠 0 3 2 5 0.0% 30.0% 50.0%
4枠 0 1 1 7 0.0% 11.1% 22.2%
5枠 2 0 0 8 20.0% 20.0% 20.0%
6枠 1 0 2 15 5.6% 5.6% 16.7%
7枠 2 1 2 15 10.0% 15.0% 25.0%
8枠 0 2 2 15 0.0% 10.5% 21.1%

過去10年のデータは南関東で最も特殊なコース形態の1つとして知られる「浦和1,600m」でのもの。
これが2022年からは「浦和1,500m」で争われることになる。
コース図

2020年10月1日~2021年9月30日の期間中に行われた「浦和1,500m」の枠番別成績を見ると…
「1枠」がやや秀でているものの、内~外枠まで大きな差は出ていないようだ。

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 9 10 9 61 10.1% 21.3%
牝馬 1 0 1 14 6.3% 6.3%
セン馬 0 0 0 1 0.0% 0.0%

「牝馬」の優勝は2019年のトーセンガーネット、同様に3着は2012年のリカチャンスのみ。

【2歳重賞の着順別の成績】

南関東で行われている2歳重賞は7つ。
そのうち、牡馬が出走可能なマイル前後で行われる4レースをピックアップしてみよう。

鎌倉記念(川崎1,500m・S2)

鎌倉記念着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
鎌倉記念1着 0 0 1 0 0.0% 0.0%
鎌倉記念2着 0 0 0 1 0.0% 0.0%
鎌倉記念3着 1 1 0 1 33.3% 66.7%
鎌倉記念4着以下 0 1 0 18 0.0% 5.3%

2021年鎌倉記念の結果

平和賞(船橋1,600m・S3)

平和賞着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
平和賞1着 0 1 0 1 0.0% 50.0%
平和賞2着 2 3 0 2 28.6% 71.4%
平和賞3着 0 0 0 3 0.0% 0.0%
平和賞4着以下 0 0 1 9 0.0% 0.0%

2021年平和賞の結果

ハイセイコー記念(大井1,600m・S1)

ハイセイコー記念着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
ハイセイコー記念1着 1 0 0 3 25.0% 25.0%
ハイセイコー記念2着 0 0 2 1 0.0% 0.0%
ハイセイコー記念3着 0 1 1 3 0.0% 20.0%
ハイセイコー記念4着以下 2 2 0 12 12.5% 25.0%

2021年ハイセイコー記念の結果

全日本2歳優駿(川崎1,600m・Jpn1)

全日本2歳優駿着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
全日本2歳優駿1着 0 0 0 0 - -
全日本2歳優駿2着 0 0 0 0 - -
全日本2歳優駿3着 0 0 0 2 0.0% 0.0%
全日本2歳優駿4着以下 5 2 1 8 31.3% 43.8%

2021年全日本2歳優駿の結果

2歳重賞で最も注目したいのは「全日本2歳優駿(Jpn1)」。
川崎1,600mで行われる一戦で、全国各地から“2歳ダート王”の称号をかけて有力馬が参戦してくる。

レベルの高いレースなので、「4着以下」からの転戦が多くなるが、この組の数字が特筆。
過去10年で該当馬はのべ16頭がニューイヤーカップに参戦し、5勝、2着2回、3着1回!勝率31.3%、連対率43.8%と好成績を残している。
さらに、5勝のうち、4勝はニューイヤーカップに出走してきた「全日本2歳優駿」出走組の中で“最先着”を果たした馬なのだ。

その他では、「ハイセイコー記念(S1)」の4着以下から巻き返す馬も多い。
右回りの大井コースから左回りに替わって一変する馬には注意したいところだろう。


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は2月9日(水)に大井競馬場で行われる「金盃(S2)」です!

南関データ分析とは

南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!

(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
競走除外馬及び出走取消馬はデータには含めておりません。
また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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