~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2022年5月3日(火祝) 
サラ系3歳 船橋1,200m
若潮スプリント(S3)

レース紹介

3歳スプリント重賞「若潮スプリント(S3)」!
今年で2回目を迎える3歳スプリント重賞。
3歳世代のスプリント王を決する「優駿スプリント(S2)」に向けても見逃せない一戦だ。

なお、今回の分析はオープン特別(2019/20年)のデータも使用する。
※2019年は1,000m、2020年は1,200mでの実施

【過去の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2021年 ファイナルキング 船橋 サウスヴィグラス 1人気
2020年 カプリフレイバー 船橋 サウスヴィグラス 3人気
2019年 カンゲキ 大井 ヨハネスブルグ 5人気

船橋の3歳スプリンターにとっては目標となる重賞。
と同時に、南関東の3歳スプリント王を決する「優駿スプリント(S2)」のトライアルという役目も担っている。

2020年の優勝馬カプリフレイバーは優駿スプリントも制して世代No.1スプリンターに。
2019年及び2021年は優駿スプリント覇者を輩出していないものの、同レース3着圏内には若潮スプリントの上位馬が名を連ねている。

オープン特別当時から優駿スプリントとの結び付きは強いレースだが、重賞昇格とともに出走馬のレベルは一段と向上してくることだろう。

過去の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2021年 左海 誠二 川島 正太郎 御神本 訓史
2020年 真島 大輔 笹川 翼 本田 正重
2019年 森 泰斗 石崎 駿 笹川 翼

第1回若潮スプリントを制したのは「左海誠二騎手」。
2021年の3歳世代ではアランバローズとのコンビが有名だが、同厩舎のファイナルキングでスプリント重賞も奪取している。

ちなみに、2着には「川島正太郎騎手」が好走したので、新旧の騎手会長(千葉県)が上位を独占したことになる。
※現在の騎手会長は「川島正太郎騎手」

地元勢強し

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 0 0 0 4 0.0% 0.0%
船橋 2 3 3 12 10.0% 25.0%
大井 1 0 0 4 20.0% 20.0%
川崎 0 0 0 9 0.0% 0.0%

地元の「船橋所属馬」が過去3年で2勝、2着3回、3着3回。
2019年は「大井所属馬」が勝利しているが、基本的には地元の馬が優勢と言えそうだ。

上位人気馬が活躍だが…

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 1 0 1 1 33.3% 33.3%
2人気 0 1 0 2 0.0% 33.3%
3人気 1 0 1 1 33.3% 33.3%
4人気 0 1 1 1 0.0% 33.3%
5人気 1 0 0 2 33.3% 33.3%
6人気以下 0 1 0 22 0.0% 4.3%

「1~5番人気馬」までが綺麗に1回ずつ連対。
上位人気馬が好走する傾向にあるものの、重賞初年度は1着から順に「1番人気」⇒「9番人気」⇒「3番人気」で決着している。

配当は低くない!

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2021年 190 3,110 19,260
2020年 610 1,750 11,550
2019年 800 2,570 35,790
平均 533 2,477 22,200

「馬複」の平均配当は2,477円、「三連単」は22,200円。
上位人気馬の取り捨て、組み合わせは難しいが、比較的高配当が期待できそう。

真ん中の枠が良さそう

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 0 0 0 3 0.0% 0.0%
2枠 0 0 0 3 0.0% 0.0%
3枠 0 0 0 4 0.0% 0.0%
4枠 1 0 1 2 25.0% 25.0%
5枠 2 1 0 3 33.3% 50.0%
6枠 0 0 2 4 0.0% 0.0%
7枠 0 2 0 4 0.0% 33.3%
8枠 0 0 0 6 0.0% 0.0%

2019年は1,000m、2020年からは1,200mでの実施。
サンプル数が少なく、距離も異なるため参考程度ではあるが「4枠」~「7枠」の中間枠が3着内を独占している。

それでは、直近1年に行われた「船橋1,200m」の傾向はどうだろう。
同条件での「枠番別の成績」は以下の通りとなる。

【直近1年の船橋1,200mの成績】

枠番 勝率 連対率 3着内率
1枠 6.1% 12.9% 24.4%
2枠 5.1% 13.6% 20.0%
3枠 8.1% 18.8% 27.2%
4枠 6.8% 17.1% 25.6%
5枠 8.5% 17.8% 29.0%
6枠 12.7% 21.8% 31.3%
7枠 12.1% 23.5% 32.4%
8枠 11.1% 20.2% 30.2%

全体的には「6枠」~「8枠」の外枠勢が有利な傾向。
船橋1,200mは2コーナーポケットからのスタートとなるため、内枠の馬は馬群に包まれて力を発揮できないケースがあるのかもしれない。

船橋コース

船橋1,200mの成績はこちら(要ログイン)

牡馬が優勢

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 3 3 2 19 11.1% 22.2%
牝馬 0 0 1 10 0.0% 0.0%
セン馬 0 0 0 0 - -

他の牡牝混合重賞と比較すると「牝馬」の出走数は多い。
ただし、結果となると話は別で「牡馬」が3勝、2着3回、3着2回と好成績を残している。

コース経験は重要なファクター!?

【当該条件の経験有無別の成績】

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
経験あり 2 3 3 12 10.0% 25.0%
経験なし 1 0 0 17 5.6% 5.6%

若潮スプリントの条件を経験しているか否かの成績。
※2019年は「船橋1,000m」、2020年以降は「船橋1,200m」

「経験あり」の2勝、2着3回、3着3回は全て船橋所属馬。
「所属別成績」の項目にも通じるが、当該距離の経験が豊富な地元勢が活躍する傾向にあるようだ。
ちなみに、3着内に好走した船橋所属馬8頭のうち、6頭が当該距離に勝ち星があり、残りの2頭は連対実績があった。

スペシャリスト or 条件替わり

【前走の距離別の成績】

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1,000m未満 0 0 0 4 0.0% 0.0%
1,000m~1,200m 2 2 2 11 11.8% 23.5%
1,201m以上 1 1 1 14 5.9% 11.8%

こちらは前走の距離別の成績。
前走「1,000m~1,200m」組の成績が良いのは当然だが、「1,000m未満」からの距離延長は分が悪くなっている。

一方、見逃せないのが「1,201m以上」からの距離短縮組の成績。
3歳世代の大目標である中距離のクラシック戦線に挑戦した馬などが、適距離に戻って巻き返すシーンがあるようだ。


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は若潮スプリントの翌日!5月4日(水祝)に船橋競馬場で行われる「東京湾カップ(S2)」です!

南関データ分析とは

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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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