~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2023年8月9日(水) 
サラ系4歳以上 船橋1,800m
フリオーソレジェンドカップ(S3)

レース紹介

名馬を冠した「フリオーソレジェンドカップ(S3)」!
2023年に新設された古馬重賞。
秋に控えるビッグレースを見据えた実力馬たちが顔を合わすことになりそうだ。

なお、本データ分析は2016年~2022年の準重賞時のデータを採用する。
※2016年~2021年は1,600m、2022年は1,800mで実施(2020年は開催取止)

【過去7年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2022年 リッカルド 船橋 フサイチリシャール 6人気
2021年 ファルコンビーク 川崎 スマートファルコン 2人気
2020年 開催取止 - - -
2019年 パルトネルラーフ 船橋 ヴァーミリアン 1人気
2018年 マルヒロナッツオー 船橋 パイロ 1人気
2017年 フミノインパルス 船橋 タニノギムレット 1人気
2016年 コンドルダンス 船橋 アドマイヤオーラ 1人気

船橋出身の名馬フリオーソ。
2006年にデビューすると同年の「全日本2歳優駿(Jpn1)」、翌年には「ジャパンダートダービー(Jpn1)」を勝利した。
古馬となってからも「帝王賞(Jpn1)」「川崎記念(Jpn1)」を制し、自身最後の勝利は地元のビッグタイトル「かしわ記念(Jpn1)」だ。

南関東でレジェンドホースを冠した重賞はフジノウェーブ、ダイオライト、ハイセイコー、ロジータに次いで5競走目。
2010年にフリオーソ自身が勝利した「日本テレビ盃(Jpn2)」の前哨戦という重要な位置付けとして後世に語り継がれることになる。

フリオーソ号の成績はこちら

トップジョッキーが活躍!

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2022年 矢野 貴之 笹川 翼 真島 大輔
2021年 御神本 訓史 町田 直希 左海 誠二
2020年 開催取止 - -
2019年 森 泰斗 本橋 孝太 岡部 誠
2018年 左海 誠二 繁田 健一 御神本 訓史
2017年 的場 文男 本田 正重 笹川 翼
2016年 森 泰斗 石崎 駿 真島 大輔


レース格の高い準重賞競走だが、活躍しているジョッキーもトップクラス。
2023年の船橋リーディングは
「1位:笹川翼騎手」「2位:御神本訓史騎手」「3位:矢野貴之騎手」「4位タイ:森泰斗騎手&和田譲治騎手」となる。
上位3名が大井所属ジョッキーというのは意外なところだが、トップ5のうち、3名の騎手が歴代優勝者に名を連ねているのだ。
※7月25日終了時点

さて、フリオーソ号に騎乗経験のある南関東現役ジョッキーは「今野忠成騎手」と「川島正太郎騎手」の2名。
第1回「フリオーソレジェンドカップ」のタイトルは是非とも手に入れたいところだろう。

2023年船橋リーディングはこちら

重賞昇格で出走馬も多彩に?

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 0 0 1 3 0.0% 0.0%
船橋 5 6 3 38 9.6% 21.2%
大井 0 0 2 3 0.0% 0.0%
川崎 1 0 0 1 50.0% 50.0%

船橋の準重賞ということもあり、出走頭数の多い「船橋所属馬」が過去6回で5勝、2着6回、3着3回の成績。
唯一、他場で勝利しているのが「川崎所属」の2021年ファルコンビークだ。

ただし、重賞昇格とともに南関東4場の有力馬が集結することになるだろう。

1番人気が強い

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 4 0 1 1 66.7% 66.7%
2人気 1 1 1 3 16.7% 33.3%
3人気 0 2 0 4 0.0% 33.3%
4人気 0 0 2 4 0.0% 0.0%
5人気 0 2 1 3 0.0% 33.3%
6人気以下 1 1 1 30 3.0% 6.1%

過去6回で「1番人気馬」が4勝、3着1回と抜群の信頼度。
また、2着・3着にも上位人気馬が好走する傾向にある。

配当は高い

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2022年 1,610 3,190 61,800
2021年 260 1,830 5,930
2020年 開催取止 - -
2019年 180 1,500 35,050
2018年 200 9,350 78,360
2017年 120 340 1,740
2016年 270 650 5,370
平均 440 2,810 31,375

上位人気馬が活躍する傾向にはあるが、配当はガチガチの低配当ということはない。

「単勝」こそ平均440円だが、「馬複」は平均2,810円、「三連単」は同31,375円。
人気別の傾向からすると高めの配当と言っても良さそうだ。

スパイラルカーブを採用

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 1 1 0 3 20.0% 40.0%
2枠 0 0 1 5 0.0% 0.0%
3枠 0 2 0 6 0.0% 25.0%
4枠 1 0 2 5 12.5% 12.5%
5枠 1 0 1 6 12.5% 12.5%
6枠 0 1 1 6 0.0% 12.5%
7枠 1 2 1 5 11.1% 33.3%
8枠 2 0 0 9 18.2% 18.2%

2016年~2021年は1,600m、2022年は1,800mで実施(2020年は開催取止)。
1,600mは正面スタンド前の4コーナー出口、1,800mは4コーナー引き込み線からぐるっと1周するのでコース形態としては近いものがある。

傾向としては内~外まで満遍なく。
船橋競馬はコーナー入口は緩やかに、出口はきついスパイラルカーブを採用しており、脚質問わず、力を出しやすいコース設定と言われる。
各馬が実力を存分に発揮し、迫力の攻防となるフリオーソレジェンドカップにぜひご期待頂きたい。

船橋コース

セン馬が活躍

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 5 3 6 31 11.1% 17.8%
牝馬 0 0 0 3 0.0% 0.0%
セン馬 1 3 0 11 6.7% 26.7%

「牡馬」ではあるが「セン馬」の活躍が目立つ。
2022年にはリッカルドが優勝したほか、2017年~2019年は3年連続で2着に好走している。

“夏は牝馬”という競馬の格言はあるが、「セン馬」になることでホルモンバランスに変化が!?

4歳馬が好成績!

【年齢別の成績】

年齢 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
3歳 0 0 0 1 0.0% 0.0%
4歳 3 1 0 3 42.9% 57.1%
5歳 1 2 1 10 7.1% 21.4%
6歳 1 0 2 6 11.1% 11.1%
7歳以上 1 3 3 25 3.1% 12.5%

「4歳馬」の活躍が目立つ。
過去6回でのべ7頭が出走して3勝(勝率42.9%)、2着1回(連対率57.1%)とハイアベレージだ。

ちなみに、「7歳以上」の1勝、2着3回は全て「セン馬」が該当。
経験を重ねた「セン馬」が出走してきたら要チェックかもしれない。

なお、準重賞当時は「3歳以上」だが、重賞昇格とともに「4歳以上」に出走条件が変更されている。

今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は8月16日(水)に大井競馬場で行われる「黒潮盃(S2)」です!

南関データ分析とは

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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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