お正月は川崎!新春重賞「川崎マイラーズ(S3)」!
お正月の川崎開催を彩る古馬マイル重賞!
2024年から開催時期が5月 ⇒ 1月に変わり、今までの傾向も変わってくることだろう。
▼データ分析のポイント
・内枠好成績
・5番人気以内が9勝
・オープン馬(A1)が強い
年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2023年 | アイウォール | 浦和 | エスポワールシチー | 5人気 |
2022年 | ファルコンビーク | 川崎 | スマートファルコン | 4人気 |
2021年 | モジアナフレイバー | 大井 | バトルプラン | 1人気 |
2020年 | グレンツェント | 大井 | ネオユニヴァース | 8人気 |
2019年 | キャプテンキング | 大井 | ファスリエフ | 1人気 | 2018年 | ウェイトアンドシー | 浦和 | オレハマッテルゼ | 1人気 |
2017年 | リアライズリンクス | 浦和 | ダイタクリーヴァ | 5人気 |
2016年 | モンサンカノープス | 船橋 | アグネスデジタル | 2人気 |
2015年 | ソルテ | 大井 | タイムパラドックス | 1人気 |
2014年 | サトノタイガー | 浦和 | キングカメハメハ | 4人気 |
歴代優勝馬には実績馬がズラりと並ぶ。
重賞10勝のソルテを筆頭に、6勝のキャプテンキング、
4勝のモジアナフレイバー・グレンツェント・リアライズリンクス(※)…
一方で、その他の5頭はいずれも川崎マイラーズが初タイトルだった馬たちだ。
※生涯成績(南関東&JRA)
森泰斗騎手が好相性
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2023年 | 森 泰斗 | 今野 忠成 | 御神本 訓史 |
2022年 | 本田 正重 | 山崎 誠士 | 森 泰斗 |
2021年 | 真島 大輔 | 笹川 翼 | 本田 正重 |
2020年 | 森 泰斗 | 矢野 貴之 | 和田 譲治 |
2019年 | 坂井 英光 | 矢野 貴之 | 的場 文男 |
2018年 | 今野 忠成 | 真島 大輔 | 本田 正重 |
2017年 | 的場 文男 | 吉原 寛人 | 山口 達弥 |
2016年 | 矢野 貴之 | 石崎 駿 | 森 泰斗 |
2015年 | 吉原 寛人 | 的場 文男 | 本田 正重 |
2014年 | 町田 直希 | 和田 譲治 | 真島 大輔 |
新年最初の南関東重賞を勝利するのは!?
初夏に行われていた川崎マイラーズでは「森泰斗騎手」が好相性。
過去10年で2勝、3着2回、とりわけ好成績は近年に集中しており、直近4年で2勝、3着1回だ。
ちなみに、2023年までのお正月には「報知オールスターカップ(S3)」が実施されていた。
ここでも「森泰斗騎手」は過去10年で2勝、2着2回の成績を残しているので、新年を飾るに相応しい運気を持ち合わせている。
なお、2019年~2022年まで川崎リーディングを獲得していた「森泰斗騎手」だが、2023年は「山崎誠士騎手」が2017年以来のリーディングに。
「山崎誠士騎手」は川崎マイラーズのタイトルこそ手にしていないが、リーディングを獲得した勢いは見逃せないところだろう。
2023年の川崎リーディングはこちら
頑張れ地元川崎勢!
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
浦和 | 4 | 1 | 0 | 21 | 15.4% | 19.2% |
船橋 | 1 | 2 | 2 | 21 | 3.8% | 11.5% |
大井 | 4 | 6 | 5 | 19 | 11.8% | 29.4% |
川崎 | 1 | 1 | 3 | 36 | 2.4% | 4.9% |
「大井所属馬」が過去10年で4勝、2着6回、3着5回。
2023年も「大井所属馬」は3頭が出走して2着と3着に好走したように、連対率、3着内率は抜群の安定感と言えるだろう。
勝率トップは少数精鋭の「浦和所属馬」。
勝利数「4」のうち、3勝は南関東リーディングの「小久保智厩舎」、残りの1勝は2023年の優勝馬アイウォールを管理する「水野貴史厩舎」だ。
一方、苦戦を強いられているのは地元の「川崎所属馬」。
過去15回の歴史の中で2022年のファルコンビークが勝利したのみで、勝率を始めとした好走率も総じて低くなっている。
2024年からお正月開催となるだけに、地元馬の活躍には期待したいところ。
5番人気馬が好調
人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 4 | 1 | 1 | 4 | 40.0% | 50.0% |
2人気 | 1 | 1 | 1 | 7 | 10.0% | 20.0% |
3人気 | 0 | 3 | 1 | 6 | 0.0% | 30.0% |
4人気 | 2 | 0 | 1 | 7 | 20.0% | 20.0% |
5人気 | 2 | 1 | 3 | 4 | 20.0% | 30.0% |
6人気以下 | 1 | 4 | 3 | 69 | 1.3% | 6.5% |
「5番人気以内」が9勝と順当な結果が多い。
中でも、「1番人気馬」は4勝を挙げており、勝率40.0%、連対率50.0%、3着内率60.0%と軸には最適かもしれない。
その他、目立つところでは「5番人気馬」の3着内率60.0%。
実は直近5回のうち、4回は「5番人気馬」が3着内に好走、さらに3回は重賞ウイナーが該当している。
やや人気を落とした実績馬には要注目となりそうだ。
人気薄は人気薄を連れてくる…!?
年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
---|---|---|---|
2023年 | 710 | 1,820 | 9,240 |
2022年 | 730 | 6,050 | 64,050 |
2021年 | 160 | 530 | 2,620 |
2020年 | 1,760 | 6,190 | 194,040 |
2019年 | 180 | 3,740 | 26,310 |
2018年 | 210 | 530 | 8,110 |
2017年 | 820 | 9,870 | 1,076,210 |
2016年 | 310 | 620 | 5,420 |
2015年 | 180 | 1,600 | 21,440 |
2014年 | 1,010 | 1,140 | 14,660 |
平均 | 607 | 3,209 | 142,210 |
落ち着いた配当が多い中、2017年及び2020年は高配当決着。
前項の「人気別成績」にて、「6番人気以下は1勝、2着4回、3着3回」というデータをご紹介したが、
上記の2年はいずれも3着内に「6番人気以下」が2頭激走。
いわゆる「人気薄は人気薄を連れてくる」という現象が起こっているのである。
高配当を狙うなら、「人気薄をセットで」が良さそう。
内枠が有利な傾向
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 2 | 0 | 1 | 7 | 20.0% | 20.0% |
2枠 | 2 | 4 | 2 | 2 | 20.0% | 60.0% |
3枠 | 1 | 0 | 0 | 14 | 6.7% | 6.7% |
4枠 | 3 | 2 | 2 | 9 | 18.8% | 31.3% |
5枠 | 0 | 0 | 3 | 14 | 0.0% | 0.0% |
6枠 | 1 | 1 | 0 | 17 | 5.3% | 10.5% |
7枠 | 0 | 2 | 2 | 16 | 0.0% | 10.0% |
8枠 | 1 | 1 | 0 | 18 | 5.0% | 10.0% |
川崎コースはフルゲート14頭。
したがって、同枠に複数頭収まるのは「3枠以降」となるが、過去10年でフルゲートとなった回数は5回だ。
過去10年で「1~4枠」の8勝、2着6回、3着5回に対して、「5~8枠」は2勝、2着4回、3着5回。
明らかに内枠の成績が良く、「8枠」が2着内に好走した2回はともにフルゲート割れした年だった。
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 9 | 8 | 10 | 84 | 8.1% | 15.3% |
牝馬 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0.0% | 0.0% |
セン馬 | 1 | 2 | 0 | 3 | 16.7% | 50.0% |
「牝馬」の出走は少なく、例年、1頭出走するかしないかといったところ。
2024年からは年末の「東京シンデレラマイル(S3)」の直後となるので傾向としては大きく変わらないかもしれない。
開催時期が半年も違う!
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3歳 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
4歳 | 1 | 3 | 2 | 16 | 4.5% | 18.2% |
5歳 | 4 | 2 | 2 | 15 | 17.4% | 26.1% |
6歳 | 2 | 2 | 2 | 15 | 9.5% | 19.0% |
7歳以上 | 3 | 3 | 4 | 51 | 4.9% | 9.8% |
「5月」から「1月」に実施時期が移行。
従来は「3歳以上」という条件だったが、2024年からは「4歳以上」に変更となる。
過去10年で「3歳馬」の出走はなかったわけだが、「明け4歳」となる2024年はどのような結果が待っているか。
オープン馬が強いが、格上挑戦馬もチャンスあり!
斤量 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
54kg以下 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0.0% | 0.0% |
55~56kg | 2 | 0 | 3 | 17 | 9.1% | 9.1% |
57kg以上 | 8 | 10 | 7 | 78 | 7.8% | 17.5% |
川崎マイラーズは格付別(クラス別)に斤量が異なる別定戦。
格付別の斤量は「A1級57kg」「A2級55kg」「B1級以下53kg」で、牝馬は「2kg」減量される。
加えて、2024年の場合は2023年1月1日~12月30日までの期間中に、ダートグレード競走・JRA重賞を勝っていれば「2kg」、
南関東S1・S2重賞を勝っていれば「1kg」加増される(2歳時の成績を除く)。
近年は「A1級」の出走頭数が多く、直近5年で格上挑戦してきた馬はわずかに5頭。
したがって、「57kg以上」を背負う「A1級」の馬、いわゆるオープン馬が8勝、2着10回、3着7回の成績を残している。
ちなみに、格上挑戦した5頭の成績は1勝、3着1回、5着2回、9着1回。
3着内に好走した2頭はトライアルを勝ち上がってきているので、勢いのある格上挑戦馬には注意したいところ。
2023年は未実施…
スパーキングMC着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
スパーキングMC1着 | 3 | 0 | 1 | 1 | 60.0% | 60.0% |
スパーキングMC2着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
スパーキングMC3着 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
スパーキングMC4着以下 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
川崎マイラーズのトライアルとして、6回の実績を積み重ねてきた(※)。
過去6回の優勝馬は5頭が出走して3勝、3着1回と抜群の相性を誇っていたのだが…
2024年の川崎マイラーズはトライアルレースの実施はなし。
近しい条件としてはA2B1による「フロイデ特別」というレースが該当するだろうか。
※2020年までは「スパーキングナイトチャレンジ」の名称で実施
2023年フロイデ特別の結果
コース経験は問わず?
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
経験あり | 7 | 8 | 9 | 83 | 6.5% | 14.0% |
経験なし | 3 | 2 | 1 | 14 | 15.0% | 25.0% |
南関東でも最もトリッキーと言われる川崎コース。
1周距離は浦和と同じ「1,200m」だが、直線の長さが浦和より100m長い「400m」なので、それだけコーナーが急ということだ。
こちらのデータは川崎コースの「経験あり/なし」別の成績。
「経験あり」の馬が圧倒的に多く7勝、2着8回、3着9回を占めるが、好走率では「経験なし」の方が上回っている。
なお、「経験なし」の3勝はモジアナフレイバー、キャプテンキング、サトノタイガー。
“実力が違った”という見方もできるが、「経験なし」の馬でもチャンスは十分とみて良さそう。
今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は1月10日(水)に浦和競馬場で行われる「ニューイヤーカップ(S3)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!
(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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