~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2025年8月20日(水) 
サラ系2歳 浦和1,400m
ルーキーズサマーカップ(S3)

レース紹介

2歳オープニング重賞「ルーキーズサマーカップ(S3)」
「ルーキーズサマーカップ」は2022年に準重賞としてスタート。
翌2023年には重賞へと昇格し、南関東の2歳馬にとっては最初の目標レースとなった。

なお、過去のレース実績が少ないため、簡易版のデータ分析とさせて頂く。

▼データ分析のポイント
・「1番人気馬」が3戦全勝
・「浦和所属馬」が3戦全勝

【過去の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2024年 ライトスリー 浦和 City of Light 1人気
2023年 アムクラージュ 浦和 ホッコータルマエ 1人気
2022年 ポリゴンウェイヴ 浦和 ヘニーヒューズ 1人気

重賞に昇格して3年目を迎える。
地元の浦和所属馬が地の利を活かしている。

重賞昇格以降の2023年と2024年の2頭は、
ともに3連勝で重賞ウイナーに輝いたように仕上がりの早さも重要なファクターとなりそうだ。

過去の成績はこちら

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2024年 笹川 翼 木間塚 龍馬 秋元 耕成
2023年 山崎 誠士 和田 譲治 笹川 翼
2022年 左海 誠二 寺島 憂人 森 泰斗

「笹川翼騎手」が重賞昇格以降の2年間で1勝、3着1回。
2023年に初の南関東リーディングを獲得した「笹川翼騎手」だが、今年は初の「浦和リーディング」も射程に入るところだ。

また、2024年2着の「木間塚龍馬騎手」にも注目したい。
2024年は南関東で44勝しているが、うち17勝を浦和競馬場で挙げ、勝率12.0%、連対率21.1%は南関東4場の中でNo.1の数字。
地元となる船橋競馬場でも17勝しているものの、勝率4.5%、連対率11.5%という数字と比較すると浦和での成績は際立っている。

ちなみに、2025年の「木間塚龍馬騎手」も浦和&船橋で勝ち星は五分、勝率・連対率は船橋を凌いでいる(8/1終了時点)。
自身初タイトルは浦和競馬場となるかもしれない!?

地元所属馬が3戦全勝

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 3 1 1 17 13.6% 18.2%
船橋 0 2 0 2 0.0% 50.0%
大井 0 0 0 0 - -
川崎 0 0 2 0 0.0% 0.0%

準重賞当時も加えると地元の「浦和所属馬」が3戦全勝。
まだまだ経験の浅い2歳馬だけに“地の利”は考慮した方が良さそうだ。

ただし、重賞に昇格した2023年は2着「船橋所属馬」、3着「川崎所属馬」。
2024年も「船橋所属馬」が2着に好走したので、少数精鋭だった他場所属馬にも注意が必要だろう。

1番人気馬が3戦全勝

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 3 0 0 0 100.0% 100.0%
2人気 0 1 0 2 0.0% 33.3%
3人気 0 0 2 1 0.0% 0.0%
4人気 0 0 0 3 0.0% 0.0%
5人気 0 0 0 3 0.0% 0.0%
6人気以下 0 2 1 10 0.0% 15.4%

「1番人気馬」が3戦全勝。
前項の「所属競馬場別の成績」を合わせると、「浦和所属の1番人気馬」には注目したい。
また、連下では「2・3番人気馬」はもちろん、「6人気以下」の馬たちにも手を広げたいところ。

それでは、直近3か月に行われた「浦和1,400m」の人気別成績を見てみよう。

【浦和1,400mの人気別成績】

人気 勝率(回数) 連対率(回数) 3着内率(回数) 合計
1人気 33.8% (25) 59.5% (44) 75.7% (56) 74
2人気 21.6% (16) 41.9% (31) 56.8% (42) 74
3人気 20.3% (15) 32.4% (24) 48.6% (36) 74
4人気 9.5% (7) 23.0% (17) 33.8% (25) 74
5人気 6.8% (5) 13.5% (10) 21.6% (16) 74
6人気以下 1.7% (6) 6.1% (22) 13.1% (47) 360

※7/25終了時点

人気に比例して成績が良いのは当然だが、以下の通り、他の距離のデータと比較すると傾向に違いがある。
同じ浦和コースでも「浦和1,400m」は1番人気馬の好走率は低いと言えるだろう。

【1番人気馬の成績】
▼浦和800m : 勝率48.5% 連対率75.8% 3着内率90.9%
▼浦和1,500m: 勝率47.6% 連対率66.7% 3着内率76.2%

余談ではあるが、上記のデータを見る限り「浦和800mの1番人気馬」には逆らえない。

浦和1,400mの人気別・枠順別の成績はこちら(直近3か月)

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2024年 230 2,520 33,940
2023年 150 1,670 4,860
2022年 120 350 1,130
平均 167 1,513 13,310

単勝は非常に堅い決着。
これに対して、「馬複」「三連単」は高配当の傾向にあり、特に重賞昇格以降はこの傾向が顕著だ。

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 0 0 0 3 0.0% 0.0%
2枠 0 1 0 2 0.0% 33.3%
3枠 0 0 0 3 0.0% 0.0%
4枠 1 0 1 1 33.3% 33.3%
5枠 0 1 1 2 0.0% 25.0%
6枠 1 0 0 3 25.0% 25.0%
7枠 0 1 1 2 0.0% 25.0%
8枠 1 0 0 3 25.0% 25.0%

サンプル数が少ないので、以下に直近3か月の「浦和1,400m」の枠番別成績を示す。

【浦和1,400mの枠番別成績】

人気 勝率(回数) 連対率(回数) 3着内率(回数) 合計
1枠 5.6% (4) 14.1% (10) 25.4% (18) 71
2枠 17.8% (13) 30.1% (22) 39.7% (29) 73
3枠 11.0% (8) 16.4% (12) 26.0% (19) 73
4枠 15.4% (12) 32.1% (25) 39.7% (31) 78
5枠 14.9% (14) 24.5% (23) 35.1% (33) 94
6枠 8.4% (9) 15.9% (17) 26.2% (28) 107
7枠 7.8% (9) 16.5% (19) 27.0% (31) 115
8枠 4.2% (5) 16.8% (20) 27.7% (33) 119

※7/25終了時点

浦和=インコースのイメージはあるが、「浦和1,400m」に限ると「1枠」は芳しくない。
データ上では真ん中から外側の枠の成績が良いようだ。

浦和1,400mの人気別・枠順別の成績はこちら(直近3か月)

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 3 1 2 7 23.1% 30.8%
牝馬 0 2 1 12 0.0% 13.3%
セン馬 0 0 0 0 - -

この時期の斤量は「牡馬」「牝馬」ともに54kg。
重賞昇格以降の2年は「牡馬」が優勢となっており、「牝馬」の好走は2024年2着のリヴェルベロのみ。

※2022年準重賞当時は「番組賞金額400万円ごとに1kg加増」の条件あり


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は8月26日(火)に川崎競馬場で行われる「スパーキングサマーカップ(S2)」です!

南関データ分析とは

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