~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2026年2月4日(水) 
サラ系4歳以上 川崎2,100m
報知オールスターカップ(S3)

レース紹介

川崎記念への道!「報知オールスターカップ(S3)」!
春のチャンピオンロードの根幹をなす長距離重賞。
4/8(水)「川崎記念(Jpn1)」に挑戦する地方代表馬を決める一戦と言っても良いだろう。

▼データ分析のポイント
・1番人気は勝率70%、3着内率100%
・7歳以上の人気薄が毎年のように好走
・4角を制する馬がレースを制す

【過去10年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2025年 ヒーローコール 浦和 ホッコータルマエ 3人気
2024年 ライトウォーリア 川崎 マジェスティックウォリアー 1人気
2023年 エルデュクラージュ 船橋 クロフネ 1人気
2022年 ノーヴァレンダ 川崎 ダイワメジャー 1人気
2021年 タービランス 浦和 パイロ 1人気
2020年 オールブラッシュ 大井 ウォーエンブレム 8人気
2019年 ヤマノファイト 船橋 エスポワールシチー 1人気
2018年 ディアドムス 大井 ジャングルポケット 1人気
2017年 ケイアイレオーネ 大井 Henny Hughes 1人気
2016年 グルームアイランド 金沢 ヤマニンセラフィム 2人気

過去10年の勝ち馬を振り返るとレベルの高さは歴然。
ダートグレード競走覇者5頭(うち、Jpn1馬4頭)、南関東クラシックホース2頭、さらには南関東以外からの遠征馬が名を連ねる。

【ダートグレード競走優勝馬】
・ケイアイレオーネ
ディアドムス
オールブラッシュ
ノーヴァレンダ
ライトウォーリア
太字がJpn1馬(本競走後も含む)

【南関東クラシックホース】
・ヤマノファイト
・タービランス

【南関東以外の遠征馬】
・グルームアイランド

過去10年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら

名手が並ぶ

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2025年 内田 博幸 吉原 寛人 山本 聡哉
2024年 吉原 寛人 森 泰斗 張田 昂
2023年 矢野 貴之 今野 忠成 落合 玄太
2022年 森 泰斗 左海 誠二 張田 昂
2021年 笹川 翼 吉原 寛人 本田 正重
2020年 今野 忠成 笹川 翼 山崎 誠士
2019年 本橋 孝太 森 泰斗 吉原 寛人
2018年 岡部 誠 真島 大輔 御神本 訓史
2017年 的場 文男 森 泰斗 真島 大輔
2016年 吉原 寛人 真島 大輔 笹川 翼

2021年~2023年は南関東リーディング上位3名が勝ち星を分け合う結果に。
2024年は金沢所属ながら全国をまたにかける「吉原寛人騎手」、2025年は南関東・地方競馬で頂点を極めた「内田博幸騎手」が勝利した。

ちなみに、「内田博幸騎手」が南関重賞を制したのは2017年「日本テレビ盃(Jpn2)」のアポロケンタッキー以来。
南関東S重賞は2010年「羽田盃(旧S1)」のシーズザゴールド以来、南関東所属としては2008年「金盃(S2)」のルースリンド以来となる。

南関東のレジェンド「内田博幸騎手」をもう少し。
「内田博幸騎手」は2004年~2007年に南関東リーディングを獲得。
2003年以前は「石崎隆之元騎手」「的場文男元騎手」、2008年以降は「戸崎圭太騎手」が台頭してくる激動の時代を戦ってきた。
南関東での年間最高勝ち鞍は2005年の「464勝」、翌2006年には「460勝」を挙げ、年間最多勝利記録「524勝(地方&JRA)」を樹立している。

また、南関東所属時には2007年「NHKマイルカップ(JRA・G1)」をピンクカメオで制覇。
雨の府中で17番人気のピンクカメオを勝利に導き、“豪腕ここにあり”をJRAファンに見せつけた形だ。

互角の争い

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 2 3 0 14 10.5% 26.3%
船橋 2 3 4 21 6.7% 16.7%
大井 3 1 3 19 11.5% 15.4%
川崎 2 3 2 23 6.7% 16.7%
南関以外 1 0 1 17 5.3% 5.3%

南関東4場が横一線と見て良さそう。

また、南関東の古馬S重賞では数少ない「地方交流」となる本競走。
地方交流となった2004年以降では、2004年ウツミジョーダン(岩手)、2014年オオエライジン(兵庫)、
2016年グルームアイランド(金沢)が勝利している。
近年は勝利実績がなく、2023年に北海道のサンビュートが3着に好走したのみと劣勢ではあるが…

1番人気は3着内率100%!7歳以上の人気薄も要チェック

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 7 1 2 0 70.0% 80.0%
2人気 1 2 1 6 10.0% 30.0%
3人気 1 2 2 5 10.0% 30.0%
4人気 0 1 1 8 0.0% 10.0%
5人気 0 0 1 9 0.0% 0.0%
6人気以下 1 4 3 66 1.4% 6.8%

「1番人気馬」が強い重賞。
過去10年で「1番人気馬」は7勝、2着1回、3着2回の成績を残しており、3着内率は驚異の100.0%を誇る。

そして、もう一つ特徴的なのが「6番人気以下」の1勝、2着4回、3着3回。
過去10年中6回で「6番人気以下」が1頭以上馬券に絡んでいる。

ちなみに、「6番人気以下」で馬券に絡んだ8頭のうち、7頭が7歳以上の古豪。
さらに細かく見ると、「7歳2頭」「8歳2頭」「9歳1頭」「10歳2頭」と高齢馬が活躍している。
※残りの1頭も「6歳馬」

年が明けて年齢は1つ重ねることになるが“人気薄の古豪”にはぜひとも注目したい。

大荒れは少ない

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2025年 1,220 460 12,930
2024年 210 730 14,000
2023年 310 540 3,560
2022年 180 4,430 67,500
2021年 230 760 5,550
2020年 2,260 8,480 123,210
2019年 250 370 6,820
2018年 170 1,520 11,140
2017年 220 720 3,970
2016年 480 9,000 48,380
平均 553 2,701 29,706

「単勝」の平均配当は「553円」。
1番人気が7勝しているだけあって、単勝式は堅めの決着で推移している。

また、「馬複」「三連単」も平穏な配当が多い。
前項の通り「6番人気以下」の台頭も少なくないが、1番人気との組み合わせになるので“大荒れ”は少ない傾向だ。

枠順による差は少ない!

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 1 1 2 6 10.0% 20.0%
2枠 0 2 0 8 0.0% 20.0%
3枠 2 3 0 10 13.3% 33.3%
4枠 0 1 3 11 0.0% 6.7%
5枠 2 1 2 13 11.1% 16.7%
6枠 3 0 0 15 16.7% 16.7%
7枠 1 2 2 13 5.6% 16.7%
8枠 1 0 1 18 5.0% 5.0%

全ての「枠」で連対実績。
ただし、勝利数は「5枠~8枠」が多く、連対率は「1枠~3枠」が高くなっている。
好走数では内枠有利の傾向と言えるかもしれない。

川崎コースは1周1,200mの小回りコース。
本競走が行われる「2,100m」は向こう正面からスタートして1周半、コーナーは6回通過する必要がある。

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 9 8 7 83 8.4% 15.9%
牝馬 0 0 0 4 0.0% 0.0%
セン馬 1 2 3 7 7.7% 23.1%

直近4年は「牝馬」の出走がない。
古馬の一線級が揃う長距離重賞だけに、「牝馬」は敬遠する傾向にありそう。

長距離戦は経験が大切!

【年齢別の成績】

年齢 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
4歳 1 1 1 16 5.3% 10.5%
5歳 2 1 1 9 15.4% 23.1%
6歳 2 1 2 14 10.5% 15.8%
7歳以上 5 7 6 55 6.8% 16.4%

各世代が結果を出しているが、やはり「7歳以上」の馬に注目が集まる。

「7歳以上」は過去10年で5勝、2着7回、3着6回。
過去10年の3着内30頭のうち、過半数を占める「18頭」が3着内に好走しているのである。

2023年までは年明けに行われていた重賞。
いわゆる、「明け○歳」となるわけだが、開催時期が1か月後ろになっても傾向は変わらないところだろう。

斤量を背負う実績馬!

【斤量別の成績】

斤量 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
57kg以上 7 6 5 29 14.9% 27.7%
55kg~56kg 3 4 5 56 4.4% 10.3%
54kg以下 0 0 0 9 0.0% 0.0%

本競走の斤量は4歳54kg、5歳以上55kg、牝馬は2kg減。
加えて、2026年1月30日までの総収得賞金額が4歳4,000万円、5歳4,500万円、6歳以上5,000万円ごとに1kg加増(※)される。
※上限は牡馬(セン馬)58kg、牝馬56kg

斤量別では「57kg以上」が好成績。
実績を残している馬たちが順当に実力を発揮できており、データ上では「+α」の加増は気にならない。

ちなみに、勝ち馬の馬体重を平均すると「521.2kg」で最高は「572kg」のケイアイレオーネ。
各馬の資質にもよるが、斤量を苦にしないパワフルな馬が結果を残す傾向にある。

一方、斤量「54kg以下」は4歳馬もしくは牝馬となるが、この組はあまり成績が芳しくない。
データ的には、年齢を重ねて、賞金も稼いでいる馬に分があると言えるだろう。

トライアル優勝馬は?

【スパーキングオールスターチャレンジ(チャレンジ)】

チャレンジ着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
チャレンジ1着 1 1 0 4 16.7% 33.3%
チャレンジ2着 0 0 0 2 0.0% 0.0%
チャレンジ3着 0 0 0 1 0.0% 0.0%
チャレンジ4着以下 0 0 0 5 0.0% 0.0%

報知オールスターカップのトライアル競走。
2019年度から行われている準重賞競走で、1~3着馬には報知オールスターカップへの優先出走権が付与される。
※2020年実施分までのレース名称は「マジェスティックチャレンジ」

過去6年のトライアル優勝馬の成績は1勝、2着1回、4着3回、9着1回。
下級条件(A2以下)によって争われるトライアルでもあり、実績馬が揃う本番ではレースレベルの違いに対応できるかがポイントだ。
ちなみに、唯一の優勝馬ノーヴァレンダは、2歳当時に川崎コースの「全日本2歳優駿(Jpn1)」を勝利していた。

【南関東のクラス(格付)】
上級クラスから「A1~A2」⇒「B1~B3」⇒「C1~C3」の8編成(数字の小さい方が格上)

クラスの詳細はこちら

2026年スパーキングオールスターチャレンジの結果

上位馬に注目

【埼玉新聞栄冠賞の着順別の成績】

埼玉新聞栄冠賞着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
埼玉新聞栄冠賞1着 1 0 1 1 33.3% 33.3%
埼玉新聞栄冠賞2着 2 1 0 3 33.3% 50.0%
埼玉新聞栄冠賞3着 1 0 1 0 50.0% 50.0%
埼玉新聞栄冠賞4着以下 1 1 0 9 9.1% 18.2%

浦和2,000m(※)で行われている重賞。
浦和コースは1周1,200mで、2,000mのスタート位置は向こう正面となる。
※2020年までは1,900mで実施

「埼玉新聞栄冠賞(S3)」組は上位馬に注目したい。
同レースの「1~3着馬」はのべ11頭が出走して4勝、2着1回、3着2回の成績を残しており、3着内率63.6%は際立っている。

「浦和2,000m」と「川崎2,100m」は似通ったコース形態なので、両レースの親和性は高いと言えそうだ。

2025年埼玉新聞栄冠賞の結果

レベルの高い重賞!

【勝島王冠の着順別の成績】

勝島王冠着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
勝島王冠1着 1 0 1 0 50.0% 50.0%
勝島王冠2着 2 0 0 0 100.0% 100.0%
勝島王冠3着 0 0 0 4 0.0% 0.0%
勝島王冠4着以下 1 3 1 13 5.6% 22.2%

11月下旬~12月上旬に大井1,800mで行われている「勝島王冠(S2)」。

過去10年で「勝島王冠」連対馬は4頭が参戦して3勝、3着1回。
勝島王冠には南関東の有力馬が多数出走することもあり、レベルの高い一戦と言えるだろう。

そういう意味では、「勝島王冠」で4着以下に敗れた馬もチャンスあり。
該当馬は過去10年で1勝、2着3回、3着1回の成績を残しており、3着内率27.8%も悪くない数字だ。
2025年も「勝島王冠」9着のヒーローコールが勝利を手にした。

2025年勝島王冠の結果

4角先頭!でも逃げ馬は…

【1~3着馬の4コーナー通過順】

1着 2着 3着
1番手 6 1 0
2~5番手 4 6 9
6~10番手 0 3 1
11番手以降 0 0 0

川崎2,100mは1周半するコースだが、こちらのデータは「最終4コーナーの通過順」となる。

過去10年の優勝馬のうち、「4コーナー」での位置取りが「1番手」の馬は6勝。
さらに、「2~5番手」の馬が4勝を挙げているように、「4コーナー」で前目の位置に付けることが優勝への必須条件となっている。

なお、スタートから先頭をキープしていた馬、いわゆる“逃げ馬”の優勝はノーヴァレンダ、ライトウォーリア、ヒーローコールの3頭。
一方で2着、3着に逃げ粘ったケースは0回なので、逃げ切るにはまさにダートグレード競走でも活躍する実力が必要だ。

また、「4コーナー」での位置取りが6番手以降の馬も優勝がない。
逃げ切りは少なく、後方一気も難しい…トリッキーなコースでもあり、展開に合わせた自在性が求められるのだろう。


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回はダート三冠路線!2月18日(水)に大井競馬場で行われる「雲取賞(Jpn3)」を特別公開します!

南関データ分析とは

南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!

(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
競走除外馬及び出走取消馬はデータには含めておりません。
また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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