

3歳ダート三冠開幕「羽田盃(Jpn1)」!
南関東の三冠から日本ダート競馬の三冠へ。
全国の地方馬、さらにはJRA所属馬に門戸が開かれた3歳ダート三冠は3年目を迎える。
なお、本データ分析は南関東クラシック当時のデータも採用しているのでご承知おき頂きたい。
【3歳ダート三冠】
▽4/29(水祝) 大井1,800m 「羽田盃(Jpn1)」
▽6/10(水) 大井2,000m 「東京ダービー(Jpn1)」
▽10/7(水) 大井2,000m 「ジャパンダートクラシック(Jpn1)」
▼データ分析のポイント
・1番人気馬が6勝
・大井&船橋所属馬が気を吐く
・京浜盃or雲取賞優勝馬が主役
| 年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | ナチュラルライズ | JRA | キズナ | 1人気 |
| 2024年 | アマンテビアンコ | JRA | ヘニーヒューズ | 1人気 |
| 2023年 | ミックファイア | 大井 | シニスターミニスター | 4人気 |
| 2022年 | ミヤギザオウ | 大井 | パイロ | 9人気 |
| 2021年 | トランセンデンス | 浦和 | トランセンド | 5人気 |
| 2020年 | ゴールドホイヤー | 川崎 | トランセンド | 4人気 |
| 2019年 | ミューチャリー | 船橋 | パイロ | 1人気 |
| 2018年 | ヤマノファイト | 船橋 | エスポワールシチー | 1人気 |
| 2017年 | キャプテンキング | 大井 | ファスリエフ | 1人気 |
| 2016年 | タービランス | 浦和 | パイロ | 1人気 |
2024年に“南関東クラシック”から全国統一の“3歳ダート三冠”に様変わり。
南関東クラシック当時からミューチャリー、ミックファイアといったG1級の馬が勝利してきたが、
歴史が変わった2024年以降も白毛のアマンテビアンコ、二冠を達成するナチュラルライズと劇的なレースが続いている。
種牡馬傾向は「THE ダート!」といったラインナップ。
南関東リーディングサイアー(収得賞金額)の上位が順当に活躍し、2024年以降はヘニーヒューズ、キズナが勝利している。
キズナに関しては2025年の南関東リーディングサイアーランキングで2位。
2026年も4月17日現在で2位につけており、自身の競走成績から来るイメージ以上にダートへの適性を示している印象だ。
古馬ではあるが、今年の活躍馬の筆頭は「川崎記念(Jpn1)」を制したカゼノランナー。
過去10年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら
2026年の南関東リーディングサイアー(収得賞金)はこちら
名手の手綱
| 年 | 1着 | 2着 | 3着 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 横山 武史 | 矢野 貴之 | C.ルメール |
| 2024年 | 川田 将雅 | 横山 武史 | 本田 正重 |
| 2023年 | 御神本 訓史 | 森 泰斗 | 石崎 駿 |
| 2022年 | 真島 大輔 | 今野 忠成 | 御神本 訓史 |
| 2021年 | 森 泰斗 | 左海 誠二 | 的場 文男 |
| 2020年 | 山崎 誠士 | 本橋 孝太 | 左海 誠二 |
| 2019年 | 御神本 訓史 | 森 泰斗 | 矢野 貴之 |
| 2018年 | 本橋 孝太 | 森 泰斗 | 矢野 貴之 |
| 2017年 | 矢野 貴之 | 森 泰斗 | 赤岡 修次 |
| 2016年 | 森 泰斗 | 本田 正重 | 赤岡 修次 |
優勝ジョッキーには名手がズラリ。
複数回勝利しているのは「森泰斗元騎手」、ミックファイアの主戦を務めていた「御神本訓史騎手」で各2勝ずつ。
その他にも「矢野貴之騎手」、「山崎誠士元騎手」といった南関東競馬を代表する騎手が勝利している。
3歳ダート三冠となってからは「川田将雅騎手」と「横山武史騎手」が勝利。
JRA所属馬にとっては羽田盃への出走自体が狭き門となるが、2年連続で騎乗機会を得た「横山武史騎手」は1勝、2着1回だ。
信頼度の高い1番人気馬から
| 人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1人気 | 6 | 1 | 1 | 2 | 60.0% | 70.0% |
| 2人気 | 0 | 4 | 2 | 4 | 0.0% | 40.0% |
| 3人気 | 0 | 1 | 1 | 8 | 0.0% | 10.0% |
| 4人気 | 2 | 2 | 2 | 4 | 20.0% | 40.0% |
| 5人気 | 1 | 0 | 0 | 9 | 10.0% | 10.0% |
| 6人気以下 | 1 | 2 | 4 | 81 | 1.1% | 3.4% |
「1番人気馬」が6勝、2着1回、3着1回と抜群の成績。
冒頭に記した通り、歴史的な馬が勝利しているだけあって、人気に推された馬が順当に結果を残している。
これは3歳ダート三冠の創設以降も継続、むしろ傾向がより顕著になっている感もあり、直近2年は「1番人気馬」が完勝だ。
その他で好走率が高いのは「4番人気馬」の2勝、2着2回、3着2回。
直近は3年連続で「1・4番人気馬」のワンツーとなっており、3歳ダート三冠となった2024年以降はいずれも「1着:1番人気馬」⇒「2着:4番人気馬」となる。
また、「2番人気馬」は勝利実績こそないものの、3着内率では「4番人気馬」と互角。
データ的には「1番人気馬」を軸に、「2番人気馬」と「4番人気馬」、さらには「6番人気以下」に流したい。
堅い重賞?
| 年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 130 | 450 | 1,470 |
| 2024年 | 210 | 850 | 45,190 |
| 2023年 | 1,360 | 950 | 11,740 |
| 2022年 | 4,040 | 190,320 | 3,019,350 |
| 2021年 | 830 | 2,520 | 30,580 |
| 2020年 | 690 | 1,470 | 106,930 |
| 2019年 | 260 | 290 | 1,680 |
| 2018年 | 180 | 2,090 | 19,500 |
| 2017年 | 220 | 330 | 9,720 |
| 2016年 | 240 | 660 | 9,520 |
| 平均 | 816 | 19,993 | 325,568 |
「単勝」「馬複」は比較的落ち着いた配当。
2022年の超ビッグ配当が平均を押し上げているが、それを除いた平均は「単勝:458円」「馬複:1,068円」だ。
「三連単」は6番人気以下の好走によって高配当となる傾向にある。
こちらも2022年は飛び抜けて高配当だが、2022年を除いた平均配当は「26,259円」。
3歳ダート三冠となってからの「三連単」は…2024年の「45,190円」に対して2025年は「1,470円」。
両極端な結果で傾向的にはまだまだ掴み難いところ。
JRA勢の一角を崩せ!
| 所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 浦和 | 2 | 2 | 2 | 17 | 8.7% | 17.4% |
| 船橋 | 2 | 4 | 5 | 18 | 6.9% | 20.7% |
| 大井 | 3 | 3 | 1 | 59 | 4.5% | 9.1% |
| 川崎 | 1 | 0 | 1 | 10 | 8.3% | 8.3% |
| JRA | 2 | 1 | 1 | 4 | 25.0% | 37.5% |
| 南関以外 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
3歳ダート三冠初年度は1着から順に「JRA所属馬」⇒「JRA所属馬」⇒「船橋所属馬」での決着。
そして2年目は「JRA所属馬」⇒「大井所属馬」⇒「JRA所属馬」という結果となった。
やはりJRA勢の強さは際立つが、南関勢の頑張りにも注目したい。
2024年は8番人気の「フロインフォッサル(船橋)」、2025年は4番人気の「ナイトオブファイア(大井)」が好走。
南関東クラシック当時から「船橋&大井所属馬」は結果を残してきたが、JRA勢が相手に変わっても気を吐いている。
ちなみに、南関東クラシック当時の「ジャパンダートダービー(Jpn1)」を制しているのは「船橋&大井所属馬」のみ。
南関東クラシックは全国統一の三冠競走となったが、十分に勝ち負けできることは過去の歴史が物語っているのだ。
枠番による有利不利は少ない
| 枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 2 | 1 | 0 | 9 | 16.7% | 25.0% |
| 2枠 | 0 | 2 | 0 | 13 | 0.0% | 13.3% |
| 3枠 | 1 | 3 | 2 | 12 | 5.6% | 22.2% |
| 4枠 | 1 | 2 | 0 | 15 | 5.6% | 16.7% |
| 5枠 | 2 | 1 | 3 | 12 | 11.1% | 16.7% |
| 6枠 | 2 | 1 | 1 | 15 | 10.5% | 15.8% |
| 7枠 | 1 | 0 | 2 | 16 | 5.3% | 5.3% |
| 8枠 | 1 | 0 | 2 | 16 | 5.3% | 5.3% |
全ての枠に連対実績、「2枠」を除く全ての枠に勝利実績がある。
過去10年の羽田盃平均出走頭数は13.8頭(フルゲート16頭)。
南関東で最も広い「大井外回りコース(1周1,600m)」、そして長い直線を使っての先行争いとなるため、どの枠からでも力を発揮できるようだ。
ちなみに、3歳ダート三冠創設年の2024年は8頭立て。
「羽田盃」が10頭未満で争われたのは1980年以来だったが、翌2025年は多頭数15頭立てでの実施だった。
やはり3歳ダートの最高峰となるので、多くの馬たちに舞台へと上ってほしいところだろう。
| 性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 牡馬 | 10 | 9 | 10 | 104 | 7.5% | 14.3% |
| 牝馬 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0.0% | 50.0% |
| セン馬 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0.0% | 0.0% |
2024年に「牝馬」のアンモシエラが2着に好走。
南関東には「牝馬クラシック」があるものの、全国統一の「3歳牝馬クラシック」は存在していない。
もちろん、6月には南関東牝馬クラシックの第3戦として「関東オークス(Jpn2)」が控えているものの、
「エーデルワイス賞(Jpn3)」以降、世代限定のダートグレード競走はなく、春シーズンの目標として3歳ダート三冠路線を歩む牝馬は多くなってくるだろう。
必勝展開はマイポジション?
| 1着 | 2着 | 3着 | |
|---|---|---|---|
| 1番手 | 3 | 2 | 2 |
| 2~5番手 | 5 | 6 | 6 |
| 6~10番手 | 1 | 1 | 2 |
| 11番手以降 | 1 | 1 | 0 |
大井1,800mは4コーナー出口からスタートし、外回りコースをぐるっと1周するコース設定。
力の発揮しやすいコースではあるが、上位勢の4コーナーでの位置取りは5番手以内が大半を占めている。
ただし、過去には直線一気も決まっているので、展開予想も重要なファクターになりそうだ。
上位3頭のコーナー別の位置取りはこちら。
京浜盃優勝馬が主役!
| 京浜盃着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 京浜盃1着 | 3 | 2 | 3 | 1 | 33.3% | 55.6% |
| 京浜盃2着 | 0 | 2 | 0 | 6 | 0.0% | 25.0% |
| 京浜盃3着 | 0 | 1 | 0 | 8 | 0.0% | 11.1% |
| 京浜盃4着以下 | 1 | 2 | 4 | 33 | 2.5% | 7.5% |
羽田盃トライアル「京浜盃(Jpn2)」との関連性が非常に興味深い。
過去10年の「京浜盃」優勝馬は9頭が羽田盃に出走して3勝、2着2回、3着3回、4着1回。
3着内率88.9%、4着内率100.0%という数字から「京浜盃覇者 = 羽田盃の主役」という図式が成り立つ。
なお、2024年はサントノーレが「京浜盃」を勝利したが、怪我により戦線離脱して羽田盃には出走しなかった。
一方で「京浜盃2着馬・3着馬」はやや分が悪く、該当馬はのべ17頭が参戦して2着が3回。
ただし、2024年以降は2年連続で2着に好走しているので潮目も変わってきた印象だ。
南関東クラシック当時は「勝負付けは終わった」というような成績ではあったが、3歳ダート三冠では見限れないところだろう。
2026年京浜盃の結果
王道ローテに!
| 雲取賞着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 雲取賞1着 | 1 | 1 | 3 | 3 | 12.5% | 25.0% |
| 雲取賞2着 | 3 | 0 | 1 | 3 | 42.9% | 42.9% |
| 雲取賞3着 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0.0% | 0.0% |
| 雲取賞4着以下 | 0 | 1 | 1 | 12 | 0.0% | 7.1% |
2019年から「S3重賞」、2024年から「ダートグレード競走」に昇格した「雲取賞(Jpn3)」。
施行条件も「大井1,600m(内)」 ⇒ 「大井1,800m(外)」に替わり、羽田盃との関連性は非常に高くなっている。
2018年までの準重賞の成績を含むデータは上表の通り。
では、重賞昇格以降のデータを以下に抽出してみよう。
| 雲取賞着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 雲取賞1着 | 1 | 1 | 3 | 1 | 16.7% | 33.3% |
| 雲取賞2着 | 3 | 0 | 1 | 2 | 50.0% | 50.0% |
| 雲取賞3着 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0.0% | 0.0% |
| 雲取賞4着以下 | 0 | 1 | 1 | 7 | 0.0% | 11.1% |
2019年以降の「雲取賞」連対馬はのべ12頭が羽田盃に参戦。
この12頭で4勝、2着1回、3着4回なので、連対馬が出走すれば高い確率で3着内に好走していることになる。
「雲取賞」は「上位2頭の地方所属馬」と「上位2頭(3着以内)のJRA所属馬」に羽田盃の優先出走権が付与される。
2024年のアマンテビアンコをはじめ、上記の優勝馬4頭中、3頭が「雲取賞」⇒「羽田盃」のローテーションを組んでいる。
羽田盃と同じコース設定の雲取賞は“王道路線”と言えるだろう。
2026年雲取賞の結果
南関東所属馬による羽田盃TR
| スターバーストC着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| スターバーストC1着 | 0 | 1 | 0 | 1 | 50.0% | 50.0% |
| スターバーストC2着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
| スターバーストC3着 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
| スターバーストC4着以下 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
2022年までは秋の3歳準重賞として親しまれてきたが、
2024年からは南関東所属馬による“羽田盃トライアル”として実施されている。
羽田盃トライアルとしてのデータはこれから蓄積されてくることになるが、
2024年、25年とスターバーストカップ優勝馬は羽田盃でそれぞれ6着、2着という結果だった。
2026年スターバーストカップの結果
南関東所属馬による羽田盃指定競走
| クラシックC着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| クラシックC1着 | 0 | 1 | 0 | 5 | 0.0% | 16.7% |
| クラシックC2着 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0.0% | 0.0% |
| クラシックC3着 | 1 | 0 | 0 | 0 | 100.0% | 100.0% |
| クラシックC4着以下 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0.0% | 0.0% |
2017年から行われている「クラシックトライアル」。
2024年からは「クラシックチャレンジ」と名称を改め、羽田盃の指定競走(※)として実施されている。
※羽田盃出走馬の選定にあたり、その成績を重視される競走
「クラシックトライアル」当時は1着馬に東京ダービー、1・2着馬に羽田盃への優先出走権が付与されていた。
2022年は優先出走権こそ獲得できなかったが、クラシックトライアル3着のミヤギザオウが羽田盃を制覇。
また、2020年のクラシックトライアル優勝馬ブラヴールは羽田盃で2着だった。
なお、3歳ダート三冠が創設された2024年は「クラシックチャレンジ」優勝馬が羽田盃5着、2025年は出走しなかった。
2026年クラシックチャレンジの結果
今回の「南関データ分析」はここまで!
南関東は2日連続クラシック!次回は4月30日(木)に大井競馬場で行われる「東京プリンセス賞(S1)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!
(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
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