

南関東では最も距離の短い重賞「川崎スパーキングスプリント(S3)」!
川崎900m戦は年間150レースほど組まれる。
その最高峰に位置する本競走は究極のスピード決戦と言ってもいいだろう。
▼データ分析のポイント
・牝馬が過去10年で5勝
・リピーターが活躍
・コース経験は関係なさそう
| 年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | エンテレケイア | 浦和 | アジアエクスプレス | 1人気 |
| 2024年 | プライルード | 大井 | ラブリーデイ | 1人気 |
| 2023年 | キモンルビー | 船橋 | コパノリチャード | 1人気 |
| 2022年 | コパノフィーリング | 船橋 | ヘニーヒューズ | 3人気 |
| 2021年 | カプリフレイバー | 船橋 | サウスヴィグラス | 1人気 |
| 2020年 | ポッドギル | 大井 | フリオーソ | 8人気 |
| 2019年 | ラディヴィナ | 川崎 | サウスヴィグラス | 1人気 |
| 2018年 | ラディヴィナ | 川崎 | サウスヴィグラス | 2人気 |
| 2017年 | フラットライナーズ | 船橋 | シニスターミニスター | 1人気 |
| 2016年 | フラットライナーズ | 船橋 | シニスターミニスター | 1人気 |
2020年まではオープン特別として実施されていた一戦。
オープンクラス(A1)による900m戦は年数回という貴重な条件でもあり、歴代優勝馬にはスピードスターが並んでいる。
重賞に昇格した2021年以降の優勝馬5頭は全て複数のスプリント重賞勝ち馬。
2020年以前でもフラットライナーズ、ポッドギルが重賞馬、ラディヴィナは本競走の連覇を含めて川崎900m戦で9戦8勝だった。
また、牝馬が5回優勝しているのも他の重賞にはない特徴だろう。
ちなみに、データ分析の対象期間外ではあるが、
2014年の優勝馬ユーリカが叩き出した「51.5秒」は現在も破られていない「川崎900m」のレコードだ。
参考までに2026年に行われた川崎900mの最高タイムは「スパーキングスプリントチャレンジ@ハーフブルー」の52.9秒。
この「52.9秒」という時計は、2023年以降では最速(約500レース)、2022年の同レース以来となる好タイムだった。
川崎S重賞完全制覇がかかる!?
| 年 | 1着 | 2着 | 3着 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 吉原 寛人 | 矢野 貴之 | 本田 正重 |
| 2024年 | 本田 正重 | 和田 譲治 | 御神本 訓史 |
| 2023年 | 御神本 訓史 | 吉原 寛人 | 笹川 翼 |
| 2022年 | 森 泰斗 | 池谷 匠翔 | 御神本 訓史 |
| 2021年 | 真島 大輔 | 町田 直希 | 矢野 貴之 |
| 2020年 | 今野 忠成 | 笹川 翼 | 水野 翔 |
| 2019年 | 笹川 翼 | 御神本 訓史 | 橋本 直哉 |
| 2018年 | 瀧川 寿希也 | 左海 誠二 | 本田 正重 |
| 2017年 | 左海 誠二 | 江川 伸幸 | 山崎 誠士 |
| 2016年 | 左海 誠二 | 増田 充宏 | 真島 大輔 |
「川崎900m」という条件に焦点を当ててみよう。
2025年の川崎900mリーディングは「町田直希騎手」。
川崎全レースのリーディングでは4位だったが(この成績も凄い)、この条件だと勝率、連対率ともに跳ね上がる。
ちなみに、川崎900mリーディングは2020年以来2回目、2023年・24年も同リーディングでは2位と得意にしている条件だ。
そんな「町田直希騎手」は重賞昇格元年の2021年に2着がある。
2026年の川崎重賞は全15タイトル、ダートグレード競走を除くと10レースだが、そのうちの9レースは関しては既に獲得済。
最後に残されているのが本競走「川崎スパーキングスプリント」ということになる。
得意の条件で最後の1ピースを埋められるだろうか。
なお、直近3年は「吉原寛人騎手」「本田正重騎手」「御神本訓史騎手」が勝利。
この3名は2着ないし3着が同期間に1回ずつあるので、レース相性としては申し分ないと言えるだろう。
2025年川崎900mリーディングはこちら
2026年川崎900mリーディングはこちら
船橋所属馬が圧倒
| 所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 浦和 | 1 | 1 | 2 | 16 | 5.0% | 10.0% |
| 船橋 | 5 | 2 | 2 | 11 | 25.0% | 35.0% |
| 大井 | 2 | 2 | 3 | 8 | 13.3% | 26.7% |
| 川崎 | 2 | 5 | 3 | 49 | 3.4% | 11.9% |
「船橋所属馬」が5勝、2着2回、3着2回と抜群の成績。
特に1番人気に支持された際の成績が良く、該当馬は6頭で4勝、4着1回、5着1回となっている。
重賞昇格以降でも2021年カプリフレイバー、2023年キモンルビーが1番人気に応えて勝利した。
また、重賞昇格以降を比較すると…
▽浦和所属馬:1勝、2着1回、3着1回
▽船橋所属馬:3勝、2着0回、3着1回
▽大井所属馬:1勝、2着1回、3着3回
▽川崎所属馬:0勝、2着3回、3着0回
データ的には「船橋所属馬」から「大井&川崎所属馬」に流したいところだろう。
究極のスピード勝負には紛れなし
| 人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1人気 | 7 | 0 | 0 | 3 | 70.0% | 70.0% |
| 2人気 | 1 | 2 | 4 | 3 | 10.0% | 30.0% |
| 3人気 | 1 | 3 | 0 | 6 | 10.0% | 40.0% |
| 4人気 | 0 | 1 | 2 | 7 | 0.0% | 10.0% |
| 5人気 | 0 | 3 | 1 | 6 | 0.0% | 30.0% |
| 6人気以下 | 1 | 1 | 3 | 59 | 1.6% | 3.1% |
スピードの絶対値を競うような条件。
ということが関係しているのかは分からないが、「1番人気」に支持された馬は勝率70.0%と圧倒している。
「1番人気馬」は2着、3着こそ0回ではあるものの、掲示板を外したことは1度も無い。
なお、「1番人気馬」は重賞昇格以降の5年間で4勝。
信頼度はさらに上昇していると言って良いだろう。
配当も低めの傾向
| 年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 150 | 930 | 3,600 |
| 2024年 | 250 | 330 | 2,240 |
| 2023年 | 310 | 1,000 | 17,450 |
| 2022年 | 390 | 2,750 | 13,020 |
| 2021年 | 270 | 760 | 3,890 |
| 2020年 | 1,330 | 5,960 | 196,360 |
| 2019年 | 230 | 320 | 2,330 |
| 2018年 | 280 | 840 | 27,830 |
| 2017年 | 170 | 1,100 | 5,380 |
| 2016年 | 290 | 1,010 | 7,140 |
| 平均 | 367 | 1,500 | 27,924 |
「単勝」の平均は367円。
1番人気馬が結果を残すレースだけに堅い決着が多い。
「馬複」「三連単」も同様の傾向。
1番人気馬が3着内に好走しなかった年は2018年、2020年、2022年の3回だ。
内~外まで大きな差は無い
| 枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0.0% | 0.0% |
| 2枠 | 2 | 3 | 1 | 4 | 20.0% | 50.0% |
| 3枠 | 2 | 2 | 0 | 6 | 20.0% | 40.0% |
| 4枠 | 2 | 1 | 2 | 5 | 20.0% | 30.0% |
| 5枠 | 0 | 1 | 4 | 13 | 0.0% | 5.6% |
| 6枠 | 0 | 0 | 1 | 18 | 0.0% | 0.0% |
| 7枠 | 3 | 0 | 1 | 15 | 15.8% | 15.8% |
| 8枠 | 1 | 3 | 0 | 14 | 5.6% | 22.2% |
向こう正面入り口からスタートして、3、4コーナーから直線へ。
コーナーがきついと言われる川崎コースだが、先行争いと最後の勝負は直線を目一杯使って行われる。
全体的にはやや「内枠」が有利な傾向。
特に「2枠~4枠」は連対率、3着内率ともに上位を占める半面、最内の「1枠」だけは連対率0.0%と大苦戦している。
一方の「外枠」も不利かと言われるとそうでもない。
「7枠」「8枠」ともに好走率は高く、2025年は1着「7枠」⇒2着「8枠」での決着だった。
こちらは直近3か月の「川崎900m」の成績。
※アクセス時点での成績なので変動あり
枠番によってバラつきはあるものの、内~外まで大きな差は無いようだ。
牝馬が強い
| 性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 牡馬 | 5 | 6 | 6 | 58 | 6.7% | 14.7% |
| 牝馬 | 5 | 2 | 4 | 20 | 16.1% | 22.6% |
| セン馬 | 0 | 2 | 0 | 6 | 0.0% | 25.0% |
「牝馬」が5勝を挙げる活躍。
南関東の牡牝混合重賞は「牡馬優勢」の傾向にあるが、川崎スパーキングスプリントに限ると牝馬も負けていない。
重賞昇格以降もこの傾向に変わりはなく、2022年コパノフィーリング、2023年キモンルビーが牡馬勢を相手に勝利している。
4歳~6歳が活躍!リピーターも!
| 年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3歳 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
| 4歳 | 3 | 1 | 1 | 9 | 21.4% | 28.6% |
| 5歳 | 4 | 2 | 5 | 19 | 13.3% | 20.0% |
| 6歳 | 2 | 6 | 3 | 17 | 7.1% | 28.6% |
| 7歳以上 | 1 | 1 | 1 | 38 | 2.4% | 4.9% |
※2020年までの出走条件は「3歳以上」だったが、重賞昇格とともに「4歳以上」に変更
「4~6歳馬」の成績が良い。
南関東では7歳以上の経験馬が活躍する重賞も少なくないが、“スピード勝負”では若い馬たちに分がありそうだ。
また、年を重ねてリピーターとなるケースが非常に多い重賞。
続いては、過去10年の1~3着馬をご紹介しよう。
リピーターが活躍
| 年 | 1着 | 2着 | 3着 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | エンテレケイア | ティアラフォーカス | プライルード |
| 2024年 | プライルード | エンテレケイア | ティアラフォーカス |
| 2023年 | キモンルビー | プリモパイソン | エンテレケイア |
| 2022年 | コパノフィーリング | コウギョウブライト | キモンルビー |
| 2021年 | カプリフレイバー | ダンディーヴォーグ | ポッドギル |
| 2020年 | ポッドギル | クイーンズテソーロ | カワナ |
| 2019年 | ラディヴィナ | ヨンカー | ノブワイルド |
| 2018年 | ラディヴィナ | フラットライナーズ | ケイエスソード |
| 2017年 | フラットライナーズ | キョウエイアドニス | ディーズプリモ |
| 2016年 | フラットライナーズ | リコーシルエット | イセノラヴィソン |
こちらの表は過去10年の川崎スパーキングスプリント1~3着馬。
「太字」の馬が3着内に複数回好走した馬となる(2015年以前を含む)。
とりわけ際立つところではフラットライナーズとラディヴィナの連覇。
また、フラットライナーズは、エンテレケイアとともに3年連続で3着内に好走している。
さらに、2025年に関しては前年と同じ馬たちが3着内を独占。
2,600mの長距離重賞「金盃(S2)」と同じく、オープンクラスでは貴重な条件なので、本競走を目標としたリピーターの活躍が目立つのだろう。
A1級のオープン馬が中心
| 斤量 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 51kg以下 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0.0% | 0.0% |
| 53kg~55kg | 2 | 3 | 4 | 28 | 5.4% | 13.5% |
| 57kg以上 | 3 | 2 | 1 | 12 | 16.7% | 27.8% |
本競走の出走条件は以下の通り(重賞昇格後)。
▼A1級57kg A2級55kg B1級以下53kg 牝馬2kg減
2020年までは3歳馬が出走可能だったため「3歳馬2kg減」、加えて重賞ではなかったため減量騎手も適用されていた。
過去最低斤量は「48.0kg」、2020年は3歳ダンディーヴォーグが「☆中越琉世騎手(-1kg)」を起用して「50.0kg」だった。
上記の表は重賞に昇格した2021年以降のデータ。
「51kg以下」の馬は全て4着以下に敗れているので、実質は「53kg以上」の馬たちの争いと言って良さそう。
なお、「53kg~55kg」の優勝馬2頭はA1級の牝馬(55kg)なので、基本的にはA1級のオープン馬を中心に考えたい。
コース経験は関係ない?
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 経験あり | 6 | 8 | 7 | 51 | 8.3% | 19.4% |
| 経験なし | 4 | 2 | 3 | 33 | 9.5% | 14.3% |
川崎900mを経験しているか否かの成績。
「経験あり」が6勝、2着8回、3着7回に対し、「経験なし」は4勝、2着2回、3着3回となる。
重賞昇格以降の5年間では「経験あり」が2勝、2着5回、3着5回。
「経験なし」が3勝の結果を残しているのは興味深いところだろう。
今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は6月30日(火)に大井競馬場で行われる「優駿スプリント(S2)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!
(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
競走除外馬及び出走取消馬はデータには含めておりません。
また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
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