~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2026年1月7日(水) 
サラ系3歳 浦和1,500m
ニューイヤーカップ(S3)

レース紹介

3歳路線を占う「ニューイヤーカップ(S3)」!
1着馬には「ネクストスター東日本(船橋1,200m・S3)」の優先出走権を付与。
従来はクラシックの登竜門だったが、2024年より短距離のNEXTスターを送り出す役割に様変わりしている。

とはいえ、過去10年で4頭の東京ダービー馬を輩出している出世レース。
条件的にも以前と変更はなく、レース傾向としては大きく変わることはないだろう。

▼データ分析のポイント
・名馬への登竜門
・過去10年の連対馬20頭は全て「4番人気以内」
・平和賞・ハイセイコー記念・全日本2歳優駿組が好成績

【過去10年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2025年 ホーリーグレイル 川崎 ナダル 2人気
2024年 ギガース 船橋 マジェスティックウォリアー 2人気
2023年 ポリゴンウェイヴ 浦和 ヘニーヒューズ 1人気
2022年 ミゲル 船橋 ディープブリランテ 2人気
2021年 トランセンデンス 浦和 トランセンド 2人気
2020年 グリーンロード 川崎 パイロ 1人気
2019年 トーセンガーネット 浦和 アグネスデジタル 3人気
2018年 ヤマノファイト 船橋 エスポワールシチー 3人気
2017年 ヒガシウィルウィン 船橋 サウスヴィグラス 1人気
2016年 モリデンルンバ 船橋 マーベラスサンデー 3人気

南関東クラシックに繋がるハイレベルな重賞!

過去10年の優勝馬からは4頭のクラシックホース(太字)を輩出!
さらに、敗れた馬からもハセノパイロ、ヒカリオーソ、カイルといった東京ダービー馬が誕生している。

レース体系が生まれ変わった2024年はギガースが勝利。
その後は「ネクストスター東日本」優勝 ⇒「兵庫チャンピオンシップ(園田・Jpn2)」5着 ⇒ 「若潮スプリント(S3)」優勝と短距離路線を歩んだ。
また、2025年は牝馬のホーリーグレイルが勝利して南関東牝馬クラシック路線へ。

もちろん3歳ダート三冠路線との繋がりもあり、2024年の5着馬フロインフォッサルは「羽田盃(Jpn1)」3着。
2025年は4着ケンシレインボー、5着プレミアムハンドが「東京ダービー(Jpn1)」にまで駒を進めている。

過去10年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら

矢野貴之騎手が好相性

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2025年 矢野 貴之 笠野 雄大 本田 正重
2024年 森 泰斗 張田 昂 桑村 真明
2023年 笹川 翼 内田 利雄 矢野 貴之
2022年 本田 正重 本橋 孝太 矢野 貴之
2021年 森 泰斗 吉原 寛人 町田 直希
2020年 森 泰斗 山崎 誠士 左海 誠二
2019年 五十嵐 冬樹 瀧川 寿希也 今野 忠成
2018年 本橋 孝太 柏木 健宏 中野 省吾
2017年 森 泰斗 的場 文男 吉原 寛人
2016年 矢野 貴之 森 泰斗 真島 大輔

レジェンド「森泰斗元騎手」が得意としていた重賞。
同騎手は2024年11月に引退、不在となって迎えた2025年は「矢野貴之騎手」が勝利を収めた。

「矢野貴之騎手」は過去10年で2勝、3着2回。
2022年、23年には3着に好走しているので、直近4年の3着内率は75.0%にもなる。

浦和リーディングに目を向けてみると、2025年の「矢野貴之騎手」は91戦13勝で17位タイ。
リーディングを獲得した「笹川翼騎手」が291戦78勝なので、騎乗数自体があまり多くないのが分かる。

ちなみに、浦和で獲得したタイトル数は11。
その中には南関東での初タイトルでもある浦和「桜花賞(S1)※2014年シャークファング」も含まれている。

2025年浦和リーディングはこちら

1・2着馬は同じ競馬場所属

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 3 3 4 40 6.0% 12.0%
船橋 5 3 3 16 18.5% 29.6%
大井 0 2 2 6 0.0% 20.0%
川崎 2 2 1 13 11.1% 22.2%

地元の「浦和所属馬」が3勝、2着3回、3着4回。
これを上回るのが「船橋所属馬」の5勝、2着3回、3着3回で、勝率・連対率は頭一つ抜けている。

なお、近年は以下の通り、1・2着馬の所属場が偏る傾向にある。

▽2020年:川崎所属馬
▽2021年:浦和所属馬
▽2022年:船橋所属馬
▽2023年:浦和所属馬
▽2024年:船橋所属馬

2025年こそ「1着:川崎所属馬」、「2着:船橋所属馬」だったが、データ傾向としては“同じ競馬場の馬を狙え”だ。

人気馬しか勝たん

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 3 4 0 3 30.0% 70.0%
2人気 4 2 1 3 40.0% 60.0%
3人気 3 0 3 4 30.0% 30.0%
4人気 0 4 2 4 0.0% 40.0%
5人気 0 0 1 9 0.0% 0.0%
6人気以下 0 0 3 52 0.0% 0.0%

「1~3番人気馬」が全10勝。
また、2着は6回、3着は4回となるので、3着内全30頭中、20頭を「1~3番人気馬」が占めている。

さらに、「4・5番人気馬」が2着4回、3着3回で、「6番人気以下」は3着が3回あるのみ。
南関東重賞では指折りの「人気馬好走レース」となっている。

堅い決着が多い

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2025年 380 660 5,440
2024年 360 690 4,430
2023年 180 520 9,440
2022年 430 2,480 26,390
2021年 270 340 2,570
2020年 150 900 3,570
2019年 470 520 9,920
2018年 720 2,720 41,680
2017年 260 480 3,510
2016年 450 1,100 21,760
平均 367 1,041 12,871

3番人気以内の馬が10勝、4番人気以内の馬が2着10回。
上位人気馬の着順次第で配当は高くなるものの、基本的には堅い重賞と言って良いだろう。

外枠が好走する傾向

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
1枠 1 1 1 7 10.0% 20.0% 30.0%
2枠 2 2 0 6 20.0% 40.0% 40.0%
3枠 0 3 2 5 0.0% 30.0% 50.0%
4枠 0 1 0 9 0.0% 10.0% 10.0%
5枠 2 2 0 8 16.7% 33.3% 33.3%
6枠 3 0 1 12 18.8% 18.8% 25.0%
7枠 2 1 1 15 10.5% 15.8% 21.1%
8枠 0 0 5 13 0.0% 0.0% 27.8%

2022年より実施条件が「浦和1,500m」に変更。
データとしては2016年~2021年が「浦和1,600m」、2022年以降が「浦和1,500m」となる。

コース図

過去10年の傾向だと内/外で大きな偏りは無いが、「浦和1,500m」となった2022年以降のデータを見てみると…

▼「1枠~4枠」:0勝、2着2回、3着1回
▼「5枠~8枠」:4勝、2着2回、3着3回

明らかに外枠寄りにシフトしているのが分かる。
参考までに、以下が2022年以降の1~3着の「枠番」だ。

▽2022年:「5枠」⇒「3枠」⇒「8枠」
▽2023年:「7枠」⇒「5枠」⇒「3枠」
▽2024年:「6枠」⇒「3枠」⇒「8枠」
▽2025年:「6枠」⇒「5枠」⇒「8枠」

2024年7月1日~2025年6月30日の期間中に行われた「浦和1,500m」の枠番別成績も見てみよう。
サンプル数150を超えている中で内/外フラットとなっているが、経験の浅い3歳馬となれば外枠の方が力を発揮しやすいのかもしれない。

「浦和1,500m」の枠番別成績

優勝した牝馬は世代屈指の実力

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 8 10 10 64 8.7% 19.6%
牝馬 2 0 0 10 16.7% 16.7%
セン馬 0 0 0 1 0.0% 0.0%

「牝馬」の勝利は2019年トーセンガーネット、2025年ホーリーグレイルの2頭。
前者はその後、南関東牝馬二冠、後者は「桜花賞(浦和)」2着、「楠賞(園田)」&「東京シンデレラマイル(S3)」を勝利する実力馬だった。

ハイレベル

【平和賞の着順別の成績】

平和賞着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
平和賞1着 0 1 0 1 0.0% 50.0%
平和賞2着 2 3 0 0 40.0% 100.0%
平和賞3着 0 0 0 4 0.0% 0.0%
平和賞4着以下 1 1 1 9 8.3% 16.7%

船橋1,600mで争われる2歳重賞。
上位馬が参戦してくるケースも多く、「平和賞」からの参戦馬全23頭中、19頭を1~5着馬が占めている。

という背景もあり、ニューイヤーカップとの親和性は高い。
特に「平和賞」2着馬はのべ5頭が参戦して2勝、3着3回、連対率100%と抜群の相性を誇る。

また、「平和賞」4着以下から着順を上げる馬も少なくない。
該当馬は12頭が参戦して1勝、2着1回、3着1回だが、好走した3頭は全て「平和賞」4・5着馬だ。

2025年平和賞の結果

大井以外の馬に注目

【ハイセイコー記念の着順別の成績】

ハイセイコー記念着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
ハイセイコー記念1着 0 0 0 2 0.0% 0.0%
ハイセイコー記念2着 2 0 1 0 66.7% 66.7%
ハイセイコー記念3着 0 3 1 4 0.0% 37.5%
ハイセイコー記念4着以下 0 2 0 10 0.0% 16.7%

大井1,600mで争われる2歳重賞。
南関東最高グレード「S1」での実施とあってレベルの高さには定評がある(2019年まではS2重賞)。

「ハイセイコー記念」組は2勝、2着5回、3着2回。
とりわけ好成績は「ハイセイコー記念」2着馬で、のべ3頭が参戦して2勝、3着1回だ。
逆に「ハイセイコー記念」覇者は振るわず、2頭が参戦してともに4着以下に敗れている。

ちなみに、ここが重要なのだが、3着内に好走した9頭のうち8頭は「大井以外」の馬と言うこと。
南関東最高グレードの「ハイセイコー記念」にまで遠征した素質には是非とも注目したい。

2025年ハイセイコー記念の結果

ニューイヤーカップのトライアル

【ジェムストーン賞の着順別の成績】

ジェムストーン賞着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
ジェムストーン賞1着 0 0 0 0 - -
ジェムストーン賞2着 1 0 0 0 100.0% 100.0%
ジェムストーン賞3着 0 0 0 0 - -
ジェムストーン賞4着以下 0 0 0 1 0.0% 0.0%

大井1,200mの2歳重賞。
準重賞として2020年にスタートし、2024年にはS3重賞へと昇格している。

2歳スプリント路線の大目標となるレースだが、同時にニューイヤーカップのトライアルとしての役割を担う。
ただし、過去5年でニューイヤーカップに参戦した馬はわずかに2頭、その内の1頭ミゲルがニューイヤーカップを制している。

2025年ジェムストーン賞の結果

【全日本2歳優駿の着順別の成績】

全日本2歳優駿着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
全日本2歳優駿1着 0 0 0 0 - -
全日本2歳優駿2着 0 0 0 0 - -
全日本2歳優駿3着 0 0 0 2 0.0% 0.0%
全日本2歳優駿4着以下 3 1 1 7 25.0% 33.3%

川崎1,600mで争われる2歳ダート王決定戦。

「全日本2歳優駿」はJRAをはじめとしたダートの猛者が集結。
そのため、4着以下からの参戦が多くなるが、この4着以下からの成績が見逃せないところ。

該当馬はのべ12頭が出走して3勝、2着1回、3着1回。
超ハイレベルのレースに挑戦した期待馬でもあり、「全日本2歳優駿」で得た経験を大いに生かしていると言えそうだ。

2025年全日本2歳優駿の結果


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回はダート三冠路線の始動戦!1月21日(水)に船橋競馬場で行われる「ブルーバードカップ(Jpn3)」を特別公開します!

南関データ分析とは

南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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