~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2026年3月18日(水) 
サラ系3歳牝馬 浦和1,500m
桜花賞(S1)

レース紹介

桜の女王決定戦「桜花賞(S1)」
南関東牝馬クラシック開幕!
第1戦は浦和1,500mで争われるさくらの女王決定戦だ!

なお、2026年の南関東牝馬クラシックは以下の日程で行われる。

▽3/18 桜花賞(S1) 【浦和1,500m(左)】
▽4/30 東京プリンセス賞(S1) 【大井1,800m(右)】
▽6/17 関東オークス(Jpn2) 【川崎2,100m(左)】

「桜花賞」は薄暮開催、「東京プリンセス賞」「関東オークス」はナイター開催。
さらには距離、コースも異なる条件で争われるタフなクラシックロードだ。

▼データ分析のポイント
・浦和所属馬が5勝の活躍
・1~3番人気馬が全10勝
・ユングフラウ賞組と2歳女王が好成績

【過去10回の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2025年 プラウドフレール 船橋 ニューイヤーズデイ 2人気
2024年 プリンセスアリー 浦和 キズナ 3人気
2023年 メイドイットマム 船橋 ノヴェリスト 1人気
2022年 スピーディキック 浦和 タイセイレジェンド 1人気
2021年 ケラススヴィア 浦和 サウスヴィグラス 1人気
2020年 アクアリーブル 船橋 パイロ 3人気
2019年 トーセンガーネット 浦和 アグネスデジタル 1人気
2018年 プロミストリープ 大井 ヘニーヒューズ 1人気
2017年 スターインパルス 浦和 サウスヴィグラス 3人気
2016年 モダンウーマン 川崎 サウスヴィグラス 1人気

桜花賞と抜群の相性を誇ったサウスヴィグラス産駒が不在となって4年。
全て異なる種牡馬の産駒が勝利しているように、ダートを舞台にした種牡馬争いは熾烈を極める。

2/28現在、2026年の南関東リーディングサイアー(収得金額順)で1位につけているのは「ホッコータルマエ」。
2025年には初の南関東リーディングを獲得しているが、特筆は出走回数の多さだろう。

リーディング上位に顔を出し始めた2023年は「715回」、2024年は「951回」、そして2025年は「920回」。
2024年以降は全種牡馬の中で1位の出走回数を誇るが、過去10年で「951回」という出走回数はサウスヴィグラスに次ぐ回数だ(※)。
大種牡馬サウスヴィグラスは偉大な存在だったが、それに迫れるほどのポテンシャルを有しているのは確かだろう。

※サウスヴィグラスは2014年~2021年まで年間1,000回以上の出走回数

ちなみに、2025年の桜花賞馬を輩出したニューイヤーズデイは同年のリーディング17位。
南関東での産駒数が少ない影響は多分にあるが、勝率14.4%はかなりの高水準と言って良いだろう(※)。

※リーディング上位20頭の中ではナダル(25.7%)、シニスターミニスター(18.2%)、ヘニーヒューズ(15.0%)に次ぐ4位

群雄割拠のダート種牡馬界。
現在のトレンドの産駒が勝利するのか、それとも地方競馬らしい希少な血統馬が勝利するのか、楽しみは尽きないところだ。

過去10年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら
2026年南関東リーディングサイアーはこちら

御神本騎手、笹川騎手、本橋騎手が好相性だが?

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2025年 張田 昂 吉原 寛人 木間塚 龍馬
2024年 森 泰斗 本橋 孝太 本田 正重
2023年 本橋 孝太 御神本 訓史 笹川 翼
2022年 御神本 訓史 達城 龍次 笹川 翼
2021年 森 泰斗 矢野 貴之 伊藤 裕人
2020年 山本 聡哉 森 泰斗 笹川 翼
2019年 左海 誠二 山崎 誠士 瀧川 寿希也
2018年 御神本 訓史 笹川 翼 今野 忠成
2017年 石崎 駿 今野 忠成 矢野 貴之
2016年 山崎 誠士 真島 大輔 笹川 翼

過去10年で最も相性が良いのは「御神本訓史騎手」で2勝、2着1回。
次いで、勝利実績こそないが2着1回、3着4回の「笹川翼騎手」、直近3年で1勝、2着1回の「本橋孝太騎手」が目立つところ。

なお、2025年に優勝した「張田昂(アキラ)騎手」は桜花賞初制覇。
2012年には父・張田京(タカシ)元騎手(現調教師)が制しているので、この勝利が親子制覇の瞬間でもあった。
また、2025年2着「吉原寛人騎手」、3着「木間塚龍馬騎手」はともに桜花賞では初めての3着内好走だ。

今年最初となる南関東最高グレード「S1」で争われる一戦。
3歳牝馬にとっては大目標となるレースでもあり、エスコートをするジョッキーの役目も非常に重要と言えるだろう。

地の利を生かす

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 5 1 0 14 25.0% 30.0%
船橋 3 2 4 18 11.1% 18.5%
大井 1 4 4 24 3.0% 15.2%
川崎 1 3 2 20 3.8% 15.4%
南関以外 0 0 0 4 0.0% 0.0%

地元の「浦和所属馬」が5勝、2着1回。
出走頭数は南関東4場で最も少ないものの、地の利を生かして高勝率をマークしている。

これに続くのが「船橋所属馬」の3勝、2着2回、3着4回。
勝率、連対率は浦和に次ぐ2位となるが、3着数が多いため3着内率は全体1位の成績だ。

1~3番人気馬が全10勝

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 6 1 0 3 60.0% 70.0%
2人気 1 2 3 4 10.0% 30.0%
3人気 3 1 1 5 30.0% 40.0%
4人気 0 1 1 8 0.0% 10.0%
5人気 0 1 0 9 0.0% 10.0%
6人気以下 0 4 5 51 0.0% 6.7%

「1番人気馬」が6勝、2着1回という信頼度。
さらに、「2・3番人気馬」も好成績を残しており、「1~3番人気馬」だけで全10勝を挙げている。

一方、紐にマークしたいのは2着4回、3着5回の「6番人気以下」の馬たち。
さらに注目したいのは「複数頭は好走しない」というところで、
過去10年を紐解くと2018年を除く全ての年で「6番人気以下」が1頭だけ好走している。

データ上では「1~3番人気馬」を軸にして、人気薄に流す…といったところだろうか。

流すなボックス!?

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2025年 280 420 91,740
2024年 610 10,690 91,880
2023年 180 390 7,380
2022年 250 5,660 25,750
2021年 130 270 4,040
2020年 1,080 6,880 115,730
2019年 170 1,450 7,250
2018年 130 1,430 6,170
2017年 530 3,270 37,410
2016年 110 260 3,410
平均 347 3,072 39,076

前項の「人気別成績」のとおり、上位人気馬が順当に勝利を手にしている。
それゆえ、「単勝配当」は4桁配当が1度あるのみで、その他は全て3桁配当での決着となっている。

「馬複」と「三連単」は組み合わせで妙味有。
1番人気が馬券に絡まなかった2017年・20年・24年は「馬複」「三連単」ともに高配当だが、
それ以外の年も1番人気馬が連対している割には高めの配当と言えるかもしれない。

配当面でも「1~3番人気馬」を軸に手広く流す、もしくはマルチ、BOXなどが良さそうだ。

2023年から桜花賞は1,500m!

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 1 1 1 6 11.1% 22.2%
2枠 1 2 3 4 10.0% 30.0%
3枠 3 0 0 7 30.0% 30.0%
4枠 1 1 2 6 10.0% 20.0%
5枠 2 2 0 9 15.4% 30.8%
6枠 1 2 2 14 5.3% 15.8%
7枠 0 1 0 19 0.0% 5.0%
8枠 1 1 2 15 5.3% 10.5%

桜花賞の舞台は「浦和1,500m」!

2022年までは南関東屈指の難コース「浦和1,600m」だったが、2023年からは従来よりもフラットな条件「1,500m」に変更となった。
これによりフルゲートが「11頭」⇒「12頭」となり、桜花賞に出走するチャンスも「1枠」だが広がったことになる。

こちらの図は浦和のコース形態。
青丸が1,600mのスタート地点、赤丸が1,500mのスタート地点だが、直線を目一杯使っての先行争いが可能となったのだ。
コース図

続いては、浦和1,500mの傾向。
人気&枠番別の成績(直近3か月)はこちらよりご確認頂きたい。
※アクセス時点での成績なので変動あり

枠番別の成績は「1枠」「2枠」「6枠」が良く、「3枠」「4枠」は極端に勝率が落ちているように見える。
浦和1,500mは4コーナーの引き込み線からコーナーに向かってスタートするため、真ん中の枠は内と外から挟まれるのかもしれない。

なお、浦和1,500mとなってからの桜花賞の結果は以下の通りだ。
2025年は直近3か月の成績と合致しているようだが果たして…!?

▽2023年:「1着:5枠」「2着:8枠」「3着:4枠」
▽2024年:「1着:4枠」「2着:6枠」「3着:2枠」
▽2025年:「1着:6枠」「2着:1枠」「3着:8枠」

大注目のユングフラウ賞組!

【ユングフラウ賞の着順別の成績】

ユングフラウ賞着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
ユングフラウ賞1着 2 1 1 5 22.2% 33.3%
ユングフラウ賞2着 3 0 1 4 37.5% 37.5%
ユングフラウ賞3着 0 3 0 5 0.0% 37.5%
ユングフラウ賞4着以下 2 2 4 35 4.7% 9.3%
合計 7 6 6 49 10.3% 19.1%

桜花賞トライアルの「ユングフラウ賞(S2)」。
過去10年の「ユングフラウ賞」出走組から7頭の桜花賞馬を輩出している最重要トライアルだ。

「ユングフラウ賞」優勝馬は9頭が参戦して2勝、2着1回、3着1回。
“最有力馬”としては物足りない成績だが、4着以下に敗れた5頭中、4頭が不利と言われる浦和1,600mの外枠(6枠以降)だった。
(桜花賞が1,500mとなった2023年以降の3年間は1勝、2着1回、3着1回)

なお、「ユングフラウ賞」出走馬の桜花賞での成績は7勝、2着6回、3着6回。
実に6割以上の桜花賞3着内馬を送り出している。

2026年ユングフラウ賞の結果

それでは、参考までに「ユングフラウ賞」“未出走馬”の成績を見てみよう。

【ユングフラウ賞未出走組の成績】

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
ユングフラウ賞未出走組 3 4 4 31 7.1% 16.7%

※ユングフラウ賞除外馬を含む

ユングフラウ賞「未出走組」ではプロミストリープ、スピーディキック、メイドイットマムの3頭が優勝。
スピーディキック・メイドイットマムは前年末の「東京2歳優駿牝馬(S1)」を制した2歳女王。
プロミストリープはJRA2戦全勝の素質馬だった。

すなわち、桜花賞馬に輝くのはユングフラウ賞組 or 絶対的な女王というのがデータ上からは読み解ける。

桜花賞には直結しない!?

【桃花賞の着順別の成績】

桃花賞着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
桃花賞1着 0 1 1 5 0.0% 14.3%
桃花賞2着 0 0 1 3 0.0% 0.0%
桃花賞3着 1 0 0 2 33.3% 33.3%
桃花賞4着以下 0 1 0 6 0.0% 14.3%

※2018年は走路コンディション不良の為、競走取止

大井1,600mで行われる「桃花賞(とうかしょう)」。
3歳牝馬限定の準重賞競走で、1着馬には桜花賞への優先出走権が付与されている。

「桃花賞」1~3着馬は、のべ14頭が参戦して1勝、2着1回、3着2回。
同4着以下からは2着1回となっているので、本番である桜花賞との関連性は低いものの、軽視は禁物というデータだ。

2026年桃花賞の結果

2歳女王の貫禄!

【東京2歳優駿牝馬の着順別の成績】

東京2歳優駿牝馬着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
東京2歳優駿牝馬1着 5 0 2 1 62.5% 62.5%
東京2歳優駿牝馬2着 0 2 0 7 0.0% 22.2%
東京2歳優駿牝馬3着 0 1 1 4 0.0% 16.7%
東京2歳優駿牝馬4着以下 1 2 2 29 2.9% 8.8%

前年末に行われる2歳女王決戦「東京2歳優駿牝馬(S1)」。

過去10年で8頭の2歳女王が桜花賞に出走して5勝、3着2回。
2020年のレイチェルウーズが5着に敗れた以外は、全て馬券圏内に入っているのだ。
「桜花賞」と「東京2歳優駿牝馬」ではコース設定が全く異なるものの、2歳女王がその実力を遺憾なく発揮している。

また、「東京2歳優駿牝馬」で4着以下に敗れた馬も1勝、2着2回、3着2回と侮れない。

2025年東京2歳優駿牝馬の結果


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は3月25日(水)に大井競馬場で行われる羽田盃TR「京浜盃(Jpn2)」を特別公開します!

南関データ分析とは

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