~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2026年4月22日(水) 
サラ系4歳以上牝馬 浦和1,400m
しらさぎ賞(S3)

レース紹介

牝馬重賞「しらさぎ賞(S3)」!
2026年度に古馬が出走できる南関東の牝馬重賞は「6レース」。
うち、地方馬のみで争われるのが「しらさぎ賞」、
南関東馬のみで争われるのが「東京シンデレラマイル」だ。

▼データ分析のポイント
・1~3番人気馬が9勝
・格上挑戦馬はティアラカップ組!
・東京シンデレラマイル連対馬は3着内率100%

【過去10年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2025年 フェブランシェ 大井 リアルスティール 1人気
2024年 ツーシャドー 浦和 ダノンレジェンド 2人気
2023年 スティールルージュ 船橋 マジェスティックウォリアー 5人気
2022年 アールロッソ 船橋 サウスヴィグラス 2人気
2021年 ダノンレジーナ 浦和 ダノンバラード 1人気
2020年 ストロングハート 川崎 サウスヴィグラス 3人気
2019年 タイセイラナキラ 大井 カネヒキリ 2人気
2018年 ラーゴブルー 川崎 ハーツクライ 2人気
2017年 ニシノラピート 大井 サウスヴィグラス 2人気
2016年 ララベル 大井 ゴールドアリュール 1人気

名だたる名牝が優勝馬に名を連ねている。
冒頭にも記載したが、地方馬限定の牝馬重賞ということで、しらさぎ賞を目標にする牝馬も多いのだろう。
2025年の優勝馬フェブランシェもその1頭で、同年のNARグランプリ“4歳以上最優秀牝馬”を受賞している。

一方、しらさぎ賞が初タイトルとなった馬は5頭で、その中の4頭が元JRA所属馬。
JRAには牝馬限定の上級レースが少ないこともあり、活躍の場を求めて南関東に移籍し大成しているのだ。

名牝級の実力馬、元JRA所属の素質馬には是非とも注目したい。

過去10年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら

しらさぎマイスター

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2025年 吉原 寛人 張田 昂 本橋 孝太
2024年 和田 譲治 笠野 雄大 森 泰斗
2023年 張田 昂 菅原 涼太 本田 正重
2022年 町田 直希 本橋 孝太 矢野 貴之
2021年 本橋 孝太 町田 直希 今野 忠成
2020年 町田 直希 笹川 翼 森 泰斗
2019年 吉原 寛人 和田 譲治 森 泰斗
2018年 吉原 寛人 山崎 誠士 的場 文男
2017年 柏木 健宏 矢野 貴之 瀧川 寿希也
2016年 吉原 寛人 矢野 貴之 左海 誠二

日本全国で大活躍する金沢の名手「吉原寛人騎手」がひと際輝く。
コロナ禍の影響により南関東で騎乗出来なかった時期はあるものの、2016年~2019年の4年間で3勝。
さらに2025年にも勝利を手にし、しらさぎ賞のタイトルは通算「5勝」を誇る。

ちなみに、2025年の「吉原寛人騎手」は重賞24勝、うち南関東では7勝。
南関東では全部で70レース(1レース取止除く)の重賞が行われたので、実に1割の南関重賞は「吉原寛人騎手」が勝利したことになる。
2026年は4月8日時点で未勝利だが、得意の重賞で連覇達成となるだろうか。

南関東所属では川崎の「町田直希騎手」。
2006年に史上最年少の“ダービージョッキー”に輝いてから月日は流れ、今年は22年目のシーズンを迎えている。
今年は神奈川県騎手会の新会長とした迎えた年でもあり、熟練の手綱捌きを見せてくれることだろう。

大井が優勢?

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率 3着内率
浦和 2 3 1 21 7.4% 18.5% 22.2%
船橋 2 1 3 16 9.1% 13.6% 27.3%
大井 4 4 4 22 11.8% 23.5% 35.3%
川崎 2 2 2 16 9.1% 18.2% 27.3%
南関以外 0 0 0 13 0.0% 0.0% 0.0%

「大井所属馬」が4勝、2着4回、3着4回。
2025年にフェブランシェが勝利し、勝率、連対率、3着内率といずれも頭一つ抜けた形だ。
それでも、他の3場も拮抗した成績を残しており、南関東4場はほぼほぼ互角と言って良いだろう。

「南関以外」に関しては過去10年で13頭が参戦しているものの、掲示板に1頭載ったのみで3着内実績は無い。

1番人気 or 2番人気

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 3 2 3 2 30.0% 50.0%
2人気 5 0 1 4 50.0% 50.0%
3人気 1 1 2 6 10.0% 20.0%
4人気 0 2 0 8 0.0% 20.0%
5人気 1 0 3 6 10.0% 10.0%
6人気以下 0 5 1 62 0.0% 7.4%

過去10年で「1~3番人気馬」が9勝を挙げる活躍。
特に「1、2番人気馬」が大活躍しており、「1番人気馬」は3勝、2着2回、3着3回、「2番人気馬」が5勝、3着1回となる。

また、注目は「6番人気以下」の2着5回、3着1回だろう。
該当馬は各年1頭のみ好走しており、「1番人気馬」との組み合わせは4回、「2番人気馬」とは3回、「1、2番人気馬」とは1回。
データ的には「1 or 2番人気馬」を軸に「6人番気以下」に流したいところだ。

単勝式は堅いが、連勝式は妙味あり!

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2025年 120 400 4,210
2024年 490 11,150 59,520
2023年 1,110 2,770 22,410
2022年 360 400 4,610
2021年 140 1,630 20,320
2020年 450 550 5,170
2019年 400 2,280 18,200
2018年 320 1,730 13,130
2017年 360 2,730 25,150
2016年 160 3,300 37,060
平均 391 2,694 20,978

前項の通り、優勝馬は「1~3番人気」が9頭なので、「単勝」の配当は非常に低い。
過去10年の「単勝」平均配当391円は南関重賞屈指の低配当となっている。

逆に、妙味があるのは「馬複」と「三連単」。
「馬複」は平均2,694円、「三連単」は平均20,978円となっており、手広く流してみても良さそうだ。

真ん中の枠が良さそう

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 0 1 1 8 0.0% 10.0%
2枠 1 1 1 7 10.0% 20.0%
3枠 3 0 1 6 30.0% 30.0%
4枠 1 2 0 7 10.0% 30.0%
5枠 2 4 1 12 10.5% 31.6%
6枠 2 1 4 13 10.0% 15.0%
7枠 1 1 1 17 5.0% 10.0%
8枠 0 0 1 18 0.0% 0.0%

「2枠」~「6枠」の好走率が高い。
勝率としては「3枠」がトップだが、連対率は「3枠」~「5枠」、3着内率は「2枠」~「6枠」が拮抗。
逆に「1枠」「8枠」といった極端な枠は好走率が非常に低くなっている。

小回りの浦和コースとなれば「内枠」は気になるところだが、参考までにこちらは直近3か月の浦和1,400mの枠番別の成績となる。
これを見る限りでは内~外まで極端に不利な枠はなさそうだ。

ちなみに、浦和1,400mのフルゲートは原則12頭だが、2025年より一部のレースに限り「13頭」or「14頭」での実施。
しらさぎ賞に関しては、2016年~2024年が「12頭」、2025年はフルゲート割れの「10頭立て」で行われている。
※2026年は「フルゲート13頭」だが、実際の頭数は出馬表をご確認頂きたい

4歳~6歳馬が中心のレース!

【年齢別の成績】

年齢 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
4歳 3 3 2 36 6.8% 13.6%
5歳 4 1 5 25 11.4% 14.3%
6歳 3 3 2 15 13.0% 26.1%
7歳以上 0 3 1 12 0.0% 18.8%

過去10年で「5歳馬」が4勝、「4歳馬」と「6歳馬」がともに3勝。
さらに、2着・3着も「4歳~6歳馬」が好成績を残している。

しらさぎ賞は「牝馬限定」ということもあり、牡馬重賞と比較すると年齢の若い馬が活躍する傾向にあるようだ。

牝馬は格より勢い!?

【斤量別の成績】

斤量 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
52~53kg 1 0 2 41 2.3% 2.3%
54~55kg 5 5 3 29 11.9% 23.8%
56kg以上 4 5 5 18 12.5% 28.1%

しらさぎ賞は格付別(クラス別)で斤量が異なる“別定戦(※1)”。
格付別の斤量は「A1級56kg」、「A2級54kg」、「B級以下52kg」となり、今年の場合は、
2024年4月22日~2026年4月10日の期間中(※2)に指定交流競走を勝っていれば「2kg」、地方重賞を勝っていれば「1kg」加増される。

2018年しらさぎ賞を例に、少し具体的に書くと…
優勝馬ラーゴブルーは「B級以下」だったので「52kg」、2着ファイトユアソングは「A2級」なので「54kg」。
3着ニシノラピートは地方重賞2勝の実績があったため、A1級の「56kg」に加え、地方重賞勝ちの「1kg」が加増され、合計「57kg」となる。
また、「東京スプリント(Jpn3)」覇者コーリンベリーは、ダートグレード競走勝ちの「2kg」が加増されて「58kg」だった。

2018年しらさぎ賞 馬名 クラス別斤量 地方重賞 ダートグレード競走 合計斤量
1着 ラーゴブルー 52kg (B級以下) - - 52kg
2着 ファイトユアソング 54kg (A2級) - - 54kg
3着 ニシノラピート 56kg (A1級) 1kg - 57kg
4着 コーリンベリー 56kg (A1級) - 2kg 58kg

少し前置きが長くなったが、過去10年のしらさぎ賞は「54~55kg」と「56kg以上」の馬が互角の成績。
すなわち、格上挑戦馬とオープン馬(A1)が好勝負を演じているということ。

「牝馬は格より勢い」という格言も聞かれるが、さて今年はどうだろう…!?
ちなみに、「56kg以上」で勝利した4頭中、3頭がダートグレード競走ウイナー、残りの1頭は重賞6勝の名牝だ。

※1.南関東以外の馬は南関東格付基準表に当てはめて決定(加増条件は南関東所属馬と同じ)
※2.2・3歳限定競走の成績は除く

トライアル制覇の勢いは!?

【ティアラカップの着順別の成績】

ティアラカップ着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
ティアラカップ1着 2 2 2 3 22.2% 44.4%
ティアラカップ2着 2 0 0 6 25.0% 25.0%
ティアラカップ3着 1 1 0 5 14.3% 28.6%
ティアラカップ4着以下 1 1 0 19 4.8% 9.5%

しらさぎ賞と同舞台で行われるトライアルレース。

トライアル出走組は合計6勝、2着4回、3着2回。
「ティアラカップ」は“A2以下の格付馬によるレース”ということを考えると抜群の成績といえるだろう。

なお、前項「斤量別の成績」にて示した「52~53kg」「54~55kg」の計6勝、2着5回のうち、6勝、2着4回を「ティアラカップ」出走組が占める。
格上挑戦組では「ティアラカップ」からの転戦馬を狙いたい。

2026年ティアラカップの結果

上位馬には要注目!

【東京シンデレラマイルの着順別の成績】

東京シンデレラマイル着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
東京シンデレラマイル1着 2 1 1 0 50.0% 75.0%
東京シンデレラマイル2着 1 0 0 0 100.0% 100.0%
東京シンデレラマイル3着 0 0 0 4 0.0% 0.0%
東京シンデレラマイル4着以下 2 6 2 22 6.3% 25.0%

前年末に行われるマイル重賞「東京シンデレラマイル(S3)」。
冒頭にも記載したように、南関東では貴重な南関東所属馬限定の牝馬重賞だ。

過去10年で東京シンデレラマイル連対馬はのべ5頭が出走して3勝、2着1回、3着1回。
なんと100.0%の確率で3着内に好走している。

東京シンデレラマイルとしらさぎ賞とではコース設定が大きく異なるが、やはり重賞上位馬には注目が必要だろう。

2025年東京シンデレラマイルの結果


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は3歳ダート三冠第1戦!4月29日(水祝)に大井競馬場で行われる「羽田盃(Jpn1)」を特別公開します!

南関データ分析とは

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