~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2026年6月10日(水) 
サラ系3歳牡馬・牝馬 大井2,000m
東京ダービー(Jpn1)

レース紹介

3歳ダート三冠第2戦「東京ダービー(Jpn1)」
3歳ダート三冠として新たなるステージに進んだ東京ダービー競走。
日本ダート界の頂点を決する一戦を“スペシャルバージョン”でご紹介しよう。

▼データ分析のポイント
・JRA所属馬で傾向変わる
・南関トライアル組は苦戦…
・羽田盃組vsユニコーンS組

【過去10年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2025年 ナチュラルライズ JRA キズナ 1人気
2024年 ラムジェット JRA マジェスティックウォリアー 1人気
2023年 ミックファイア 大井 シニスターミニスター 1人気
2022年 カイル 浦和 トーセンブライト 6人気
2021年 アランバローズ 船橋 ヘニーヒューズ 1人気
2020年 エメリミット 船橋 シンボリクリスエス 9人気
2019年 ヒカリオーソ 川崎 フリオーソ 3人気
2018年 ハセノパイロ 船橋 パイロ 2人気
2017年 ヒガシウィルウィン 船橋 サウスヴィグラス 2人気
2016年 バルダッサーレ 大井 アンライバルド 3人気

過去10年の東京ダービー馬はご覧の通り。

地方コースを舞台に活躍した「サウスヴィグラス」「トーセンブライト」。
そして、南関東の至宝「フリオーソ」を父に持つ産駒から東京ダービー馬が誕生している。

また、特徴的なのは「同じ種牡馬の産駒が優勝していない」ということ。
ダート界の種牡馬も群雄割拠であるが、“地方コースならではの血統”を楽しめるのも東京ダービーの魅力の1つだろう。

そして、“最後の南関東クラシック”として実施された2023年は「シニスターミニスター」。
3歳ダート三冠として生まれ変わった2024年は「マジェスティックウォリアー」、翌2025年は「キズナ」の産駒が勝利している。

これを南関東リーディングサイアー(収得賞金)で見てみると…「シニスターミニスター」は2023・24年の南関東リーディング。
「マジェスティックウォリアー」は2024年のリーディング2位、「キズナ」は2025年の同2位と、近年は“旬”を迎えた種牡馬が活躍する傾向にある。

地方競馬ならではの血統か、それともトレンドの血統か…楽しみは尽きないところだ。

過去10年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら

ダービージョッキーは!?

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2025年 横山 武史 C.ルメール 御神本 訓史
2024年 三浦 皇成 横山 和生 坂井 瑠星
2023年 御神本 訓史 森 泰斗 笹川 翼
2022年 本橋 孝太 安藤 洋一 笹川 翼
2021年 左海 誠二 矢野 貴之 本橋 孝太
2020年 山口 達弥 町田 直希 笹川 翼
2019年 山崎 誠士 御神本 訓史 森 泰斗
2018年 矢野 貴之 的場 文男 笹川 翼
2017年 森 泰斗 矢野 貴之 的場 文男
2016年 吉原 寛人 左海 誠二 森 泰斗

過去10年でダービージョッキーの栄冠を初めて手にしたのは太字の7名。
南関東を代表するジョッキーでもなかなか手の届かない頂だったわけだが…

3歳ダート三冠の創設に伴い、東京ダービーは全国に門戸が開かれた。
創設元年の2024年はJRA所属の「三浦皇成騎手」、翌2025年は同じくJRA所属の「横山武史騎手」が勝利して“ダービージョッキー”に。
上記2名は芝ダートを通じても初めてのダービー制覇だった。

南関東、地方所属騎手にはハードルは高くなったが、どの騎手にもチャンスはきっと訪れることだろう。

また、東京ダービーといえば「的場文男騎手」の未勝利も毎年話題となるが、同騎手は2025年3月をもって現役を引退。
51年5か月に渡る騎手生活で地方通算43,497戦7,424勝、手にしたタイトル数は154勝という輝かしい実績は後世に語り継がれていく。

ダート&芝のダービートレーナー

【調教師の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2025年 伊藤 圭三(JRA) 中舘 英二(JRA) 藤田 輝信(大井)
2024年 佐々木 晶三(JRA) 國枝 栄(JRA) 松永 幹夫(JRA)
2023年 渡邉 和雄(大井) 小久保 智(浦和) 米田 英世(大井)
2022年 小久保 智(浦和) 藤田 輝信(大井) 荒山 勝徳(大井)
2021年 林 正人(船橋) 川島 正一(船橋) 藤田 輝信(大井)
2020年 林 正人(船橋) 田島 寿一(川崎) 水野 貴史(浦和)
2019年 岩本 洋(川崎) 矢野 義幸(船橋) 川島 正一(船橋)
2018年 佐藤 賢二(船橋) 村上 頼章(大井) 柏木 一夫(大井)
2017年 佐藤 賢二(船橋) 的場 直之(大井) 阪本 一栄(大井)
2016年 中道 啓二(大井) 林 正人(船橋) 水野 貴史(浦和)

栄えあるダービートレーナーの称号。
2024年からは芝の「日本ダービー(JRA・G1)」、ダートの「東京ダービー」と芝ダート両路線のダービーが誕生したことになる。

この両ダービーを勝利した唯一の調教師が「佐々木晶三師」だ。
2013年の「日本ダービー」をキズナで勝利、時は流れ、3歳ダート三冠初年度となる2024年にラムジェットで「東京ダービー」を制覇。
さらに、その翌年2025年には管理したキズナの産駒から東京ダービー馬ナチュラルライズが誕生している。

なお、「佐々木晶三師」は2026年3月をもって調教師を引退。
「芝ダートのダービー制覇」という偉業は概ねJRA調教師に限られてしまうが、次の達成者は誰になるのだろうか!?

さて、南関東の調教師にとっても唯一無二のダービー。
3歳ダート三冠が誕生して以降、最もダービートレーナーに近づいたのは2025年3着の藤田輝信調教師(大井)となる。
同調教師は南関東クラシック当時を含めて栄冠には届いていないが、今年も出走するようであれば期待したいところ。

地元の大井所属馬が一矢報いるか!?

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 1 1 2 21 4.0% 8.0%
船橋 4 3 1 39 8.5% 14.9%
大井 2 3 6 46 3.5% 8.8%
川崎 1 1 0 13 6.7% 13.3%
JRA 2 2 1 3 25.0% 50.0%
南関以外 0 0 0 2 0.0% 0.0%

夢の大舞台は南関東限定から全国のホースマンへと広がった。
地元大井の意地か、南関東3場の誇りか、それとも門戸が広がった全国の厩舎か…!?

2024年は「JRA所属馬」が1着~3着、2025年も同じく「JRA所属馬」が1・2着を独占。
地方所属馬にとっては厳しい戦いとなっているが、2025年は「大井所属馬」が3・4着と強豪JRA勢に割って入った。
この2頭は「ユニコーンS(JRA・G3)」覇者にも先着しているので、条件さえ嚙み合えば十分太刀打ちできる力量だったとも言えそう。

なお、南関東クラシック当時の東京ダービーでは「船橋所属馬」が活躍。
代表的な馬はヒガシウィルウィン、アジュディミツオー、トーシンブリザードなどで、後にG1/Jpn1を勝利している。
名馬の宝庫でもある「船橋所属馬」は3歳ダート三冠の舞台でも見逃せない存在だ。

6番人気以下の台頭は?

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 4 2 1 3 40.0% 60.0%
2人気 2 3 2 3 20.0% 50.0%
3人気 2 0 2 6 20.0% 20.0%
4人気 0 0 2 8 0.0% 0.0%
5人気 0 1 0 9 0.0% 10.0%
6人気以下 2 4 3 95 1.9% 5.8%

2024年は1着~3着まで人気順、2025年も1・2着は人気順での決着。
3歳ダート三冠となり人気別の成績は大きく変わってきそうだ。

ちなみに、2023年までに限ると「6番人気以下」が2勝、2着4回、3着2回。
2016年~2023年の8年間で連対馬全16頭中、6頭を「6番人気以下」が占めていたことになる。
南関東No.1を決する「東京ダービー」は一筋縄ではいかなかったのだが…。

そんな中で2025年は3着に「6番人気馬」が好走。
前項「所属競馬場別の成績」の通り、大井所属馬が好走したわけだが、やはり「地方所属馬」がポイントということになりそうだ。

堅い東京ダービー!?

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2025年 150 240 7,050
2024年 170 210 730
2023年 150 240 1,950
2022年 1,180 54,830 564,970
2021年 410 12,240 432,750
2020年 3,110 10,610 240,080
2019年 1,240 1,070 7,590
2018年 490 6,630 173,350
2017年 370 230 2,690
2016年 700 66,350 705,810
平均 797 15,265 213,697

堅いか大荒れか、非常に両極端な配当傾向。

特に「三連単」が分かりやすく、10万円オーバーの高配当が5回もある。
また、「馬複」も高配当となるケースが多く、万馬券が4回出現しているのだ。

ただし、前述の通り、3歳ダート三冠となってからは人気通りの決着。
2024年・25年の平均は「単勝160円」「馬複225円」「三連単3,890円」となっている。

外側の枠が好成績

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 1 0 0 17 5.6% 5.6%
2枠 0 2 1 17 0.0% 10.0%
3枠 1 0 2 17 5.0% 5.0%
4枠 1 1 2 14 5.6% 11.1%
5枠 2 1 2 15 10.0% 15.0%
6枠 1 4 0 15 5.0% 25.0%
7枠 4 1 2 13 20.0% 25.0%
8枠 0 1 1 16 0.0% 5.6%

「1枠~4枠」を合計すると3勝、2着3回、3着5回。
これに対して「5枠~8枠」を合計すると7勝、2着7回、3着5回となるので、データ上では「外枠有利」となる。
特に「7枠」は相性が良く4勝、2着1回、3着2回、過去10年で「7枠」が3着内に好走しなかった年は3回しかない。

では、直近3か月に行われた「大井2,000m」の枠番別成績はどうだろう。
※アクセス時点での成績なので変動あり

「大井2,000m」は「帝王賞(Jpn1)」や「東京大賞典(G1)」などが行われるチャンピオンディスタンス。
上記期間中では17回実施されているが、やはり東京ダービーの傾向と同じく外枠の方が好成績を残している。

古馬より経験の少ない3歳馬、さらには様々な想いが交錯する東京ダービーだけに自在に動ける「外」を狙いたい。

牡馬が断然強い!

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 10 10 9 114 7.0% 14.0%
牝馬 0 0 1 9 0.0% 0.0%
セン馬 0 0 0 1 0.0% 0.0%

「牡馬」が10勝、2着10回、3着9回。
唯一、「牝馬」が好走した例は2024年3着のアンモシエラだ。

この背景には「JRAに牝馬限定のダート重賞がない」ということが挙げられ、3歳ダート三冠路線を目標とする「牝馬」も増えてくるかもしれない。
ちなみに、3歳ダート三冠が始まった2024年から「セン馬」は東京ダービーに出走できない。

東京ダービー馬は羽田盃1~3着馬から??

【羽田盃の着順別の成績】

羽田盃着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
羽田盃1着 2 2 1 3 25.0% 50.0%
羽田盃2着 2 1 2 4 22.2% 33.3%
羽田盃3着 1 0 0 6 14.3% 14.3%
羽田盃4着以下 1 2 4 44 2.0% 5.9%

3歳ダート三冠初戦「羽田盃(Jpn1)」は、芝の3歳クラシック「皐月賞(JRA・G1)」に相当。
東京ダービーの優先出走権は【地方所属馬:上位3頭】【JRA所属馬:5着以内の上位3頭】に与えられる。

2016年~2023年の南関東クラシック当時は「羽田盃1~3着馬」から4頭の東京ダービー馬が誕生。
ただし、羽田盃&東京ダービーの二冠に輝いた馬はミックファイアのみで、「羽田盃2・3着」から逆転した馬の方が多くなっている。
また、2024年以降は「羽田盃1~3着」から4頭が参戦して1勝、3着1回。
3歳ダート三冠初年度は羽田盃馬不在だったが、2025年はナチュラルライズが見事に二冠を達成した。

南関東クラシック当時と3歳ダート三冠を比較してみよう。
2023年以前の「羽田盃1~3着馬」の東京ダービーでの3着内率は45.0%、これに対して2024年以降の同条件では50.0%。
この条件での好走率は大差ないのだが、「羽田盃4着以下」からの好走率を比較すると趣は異なってくる。

2023年以前の「羽田盃4着以下」の東京ダービーでの3着内率は16.7%。
一方、2024年以降の3着内率は0.0%となっており、まだ2年しか経過していないものの傾向は変わってきている印象を受ける。
もちろん「羽田盃」⇒「東京ダービー」は王道路線ではあるが、3歳ダート三冠では“別路線組”の注目度が増しているとも言えるだろう。

2026年羽田盃の結果

東京湾カップ上位馬は苦戦…

【東京湾カップの着順別の成績】

東京湾カップ着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
東京湾カップ1着 0 1 0 8 0.0% 11.1%
東京湾カップ2着 1 1 0 7 11.1% 22.2%
東京湾カップ3着 0 1 0 5 0.0% 16.7%
東京湾カップ4着以下 0 0 0 20 0.0% 0.0%

船橋1,700mが舞台の「東京湾カップ(S2)」。
南関東所属馬のみで争われる東京ダービートライアルで、1着馬に「東京ダービー」の優先出走権が付与される。
※2023年までは上位2頭に優先出走権

「東京湾カップ」の上位馬は東京ダービーに転戦する傾向にあるが、これは3歳ダート三冠以降でも同様。
しかしながら、2024年・25年と上位1・2着馬が参戦して、いずれも着外という結果に終わっている。
南関東クラシック当時は好走するケースも少なくなかったが、3歳ダート三冠では苦戦を強いられていると言わざるを得ない。

それでも、南関東所属馬にとっては夢舞台「東京ダービー」の出走権が得られるレース。
まだまだ過渡期ではあるので、今後の動向に注目したいところだ。

2026年東京湾カップの結果

JRAのトライアル競走!

【ユニコーンSの着順別の成績】

ユニコーンS着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
ユニコーンS1着 1 0 0 1 50.0% 50.0%
ユニコーンS2着 0 2 0 0 0.0% 100.0%
ユニコーンS3着 0 0 0 0 - -
ユニコーンS4着以下 0 0 0 0 - -

JRA京都競馬場で行われている3歳限定の1,900m重賞「ユニコーンS(G3)」。
2023年までは東京1,600mだったが、3歳ダート三冠に合わせて2024年より条件が変更となった。

JRA所属馬の場合、東京ダービーの優先出走権が付与されるのは2着以内の上位1頭。
また、上記の1頭+羽田盃5着以内の上位3頭、計4頭のJRA所属馬が東京ダービーに優先出走できる。
ただし、この4頭で出走しない馬がいた場合、「羽田盃5着以内かつ上位3頭以外の馬」or「ユニコーンS2着馬」に出走のチャンスが出てくる。

結果的には2024年以降の2年間は「ユニコーンS」の1・2着馬が東京ダービーに参戦。
この4頭で1勝、2着2回(連対率75.0%)となるので、レベルの高さは言うまでもないだろう。

※地方所属馬もユニコーンS2着以内の上位1頭が東京ダービーに優先出走できる

2026年ユニコーンSの結果

厳しい戦い

【クラウンカップの着順別の成績】

クラウンカップ着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
クラウンカップ1着 0 0 0 7 0.0% 0.0%
クラウンカップ2着 0 2 0 4 0.0% 33.3%
クラウンカップ3着 0 0 0 2 0.0% 0.0%
クラウンカップ4着以下 1 0 0 18 5.3% 5.3%

東京ダービートライアル「クラウンカップ(S3)」出走組の成績はどうだろう。

「クラウンカップ」は施行時期によって「羽田盃トライアル」or「東京ダービートライアル」として実施されており、
過去10年では2021年及び2024年以降が東京ダービートライアルとして実施されている。

3歳ダート三冠以降の優勝馬2頭を含め、「クラウンカップ」優勝馬は7頭が参戦。
しかしながら、優勝どころか3着内も1度としてないのが現状だ。

2026年クラウンカップの結果

東京ダービーチャレンジ組も苦戦…

【東京ダービーチャレンジ(チャレンジ)の着順別の成績】

チャレンジ着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
チャレンジ1着 0 0 1 7 0.0% 0.0%
チャレンジ2着 0 0 0 2 0.0% 0.0%
チャレンジ3着 0 0 0 0 - -
チャレンジ4着以下 0 0 0 1 0.0% 0.0%

※2023年までは東京ダービートライアルの名称

東京ダービー出走をかけた最終便。
2023年までは優勝馬に東京ダービーの優先出走権が付与されていたが、2024年からは東京ダービーの“指定競走(注)”として実施されている。
距離、コース共に東京ダービーと同舞台で行われるだけに注目が集まるところなのだが…

過去10年の優勝馬からは8頭が東京ダービーに参戦。
しかしながら、東京ダービー馬は誕生しておらず、3着以内に好走した馬も2023年3着ナンセイホワイトのみだ。
なお、2025年の優勝馬は東京ダービーに出走していない。

注.出走馬の選定にあたりその成績が重視されるレース

2026年東京ダービーチャレンジの結果

優勝馬と東京ダービーの相性は?

【京浜盃の着順別の成績】

京浜盃着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
京浜盃1着 2 0 1 4 28.6% 28.6%
京浜盃2着 1 0 2 3 16.7% 16.7%
京浜盃3着 0 0 3 5 0.0% 0.0%
京浜盃4着以下 3 1 0 33 8.1% 10.8%

クラシックへの登竜門となる「京浜盃(Jpn2)」。
JRAの「弥生賞(G2)」に位置する競走で、3歳ダート三冠初戦「羽田盃」のトライアルとなっている。

過去10年で「京浜盃」優勝馬は7頭が東京ダービーに参戦して2勝、3着1回。
これが「羽田盃」では3勝、2着2回、3着3回(全9頭)なので、「京浜盃」⇒「羽田盃」⇒「東京ダービー」での連続好走がいかに難しいかが分かる。

「京浜盃」の優勝馬が東京ダービーを制したケースは2017年ヒガシウィルウィンと2025年ナチュラルライズ。
この2頭は羽田盃でも連対しているのでハイレベルだったのは間違いないが、3レース全てを勝利した馬はナチュラルライズのみ。
過去の歴史を振り返ると超一流馬が3連勝を達成してきているものの、直近では2014年のハッピースプリント以来だった。

「京浜盃」から東京ダービーまでおよそ2ヶ月半。
「京浜盃1,700m」⇒「羽田盃1,800m」⇒「東京ダービー2,000m」と距離が延びるサバイバル戦でもある。
このサバイバル戦を勝ち抜くには、相当な実力と精神的、体力的なタフさが必要ということだろう。

なお、「京浜盃4着以下」からの好走例はあるものの、2024年以降で3着内に好走した馬はいない。

2026年京浜盃の結果

牝馬には厳しい戦い…

【東京プリンセス賞の着順別の成績】

東京プリンセス賞着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
東京プリンセス賞1着 0 0 0 2 0.0% 0.0%
東京プリンセス賞2着 0 0 0 3 0.0% 0.0%
東京プリンセス賞3着 0 0 0 2 0.0% 0.0%
東京プリンセス賞4着以下 0 0 0 1 0.0% 0.0%

南関東牝馬クラシック第2戦「東京プリンセス賞(S1)」。
例年、「羽田盃」の前後に行われていることもあり、「東京ダービー」へと駒を進める牝馬も多い。

「東京プリンセス賞」の3着内馬は、過去10年でのべ7頭が参戦しているが、3着内に好走した例は1度もない。
また、3歳ダート三冠が始まった2024年以降、「東京プリンセス賞」からの出走馬は0頭となっている。

2026年東京プリンセス賞の結果

【東京ダービーの前走別の成績】

前走 1着 2着 3着
羽田盃組 6 5 7
東京湾カップ組 1 3 0
クラウンカップ組 0 0 0
ユニコーンS組 1 2 0
それ以外 2 0 3

東京ダービー1~3着馬の「前走」をまとめてみた。
当然ながら「羽田盃組」が6勝、2着5回、3着7回と圧倒的だが、前述もした「ユニコーンS組」が今後も成績を上げてきそう。

2023年までの「南関東クラシック」、2024年からの「3歳ダート三冠」では全く異なる傾向となってくるだろう。
ちなみに、2024年以降は「ユニコーンS組:1勝、2着2回」「羽田盃組:1勝、3着1回」「それ以外:3着1回」となっている。

【東京ダービー馬のデビュー日】

優勝馬(デビュー地) デビュー日 着順
2025年 ナチュラルライズ(JRA) 7月20日 1着
2024年 ラムジェット(JRA) 7月1日 1着
2023年 ミックファイア(南関東) 9月23日 1着
2022年 カイル(南関東) 6月4日 2着
2021年 アランバローズ(南関東) 5月8日 1着
2020年 エメリミット(南関東) 8月9日 3着
2019年 ヒカリオーソ(南関東) 7月23日 2着
2018年 ハセノパイロ(南関東) 8月8日 2着
2017年 ヒガシウィルウィン(北海道) 5月12日 2着
2016年 バルダッサーレ(JRA) 6月20日 10着

最後に東京ダービー馬の「デビュー日」とその「着順」。
こちらも南関東クラシック当時とは傾向も変わってくるので参考程度に見て頂きたい。

東京ダービー馬の傾向としては「夏までのデビューが多い」ということだろう。
また、デビュー戦で敗れているケースが多かったのだが、2024年以降のJRA所属馬2頭は新馬戦で勝利を掴んでいる。

【日本ダービー馬のデビュー日】

優勝馬 デビュー日 着順
2025年 クロワデュノール 6月9日 1着
2024年 ダノンデサイル 10月9日 4着
2023年 タスティエーラ 11月27日 1着
2022年 ドウデュース 9月5日 1着
2021年 シャフリヤール 10月25日 1着
2020年 コントレイル 9月15日 1着
2019年 ロジャーバローズ 8月18日 1着
2018年 ワグネリアン 7月16日 1着
2017年 レイデオロ 10月9日 1着
2016年 マカヒキ 10月18日 1着

おまけで日本ダービー馬のデビュー日と着順。
こちらは「秋デビュー」かつ「新馬戦1着」の傾向が強いようだ。
※2026年の優勝馬ロブチェンは11月9日の新馬戦で1着


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は6月16日(火)に川崎競馬場で行われる「川崎スパーキングスプリント(S3)」です!

南関データ分析とは

南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
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競走除外馬及び出走取消馬はデータには含めておりません。
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