

初秋の3歳重賞「戸塚記念(S1)」
春のクラシック出走組と黒潮盃組、さらには夏の上がり馬が激突。
3歳ダート三冠最終戦「ジャパンダートクラシック(Jpn1)」を占う意味でも重要な一戦だ。
▼データ分析のポイント
・1番人気は3着内率70.0%
・芙蓉賞の優勝馬は苦戦
・黒潮盃組は4着以下からの巻き返し
| 年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | ナイトオブファイア | 大井 | ホッコータルマエ | 2人気 |
| 2024年 | サントノーレ | 大井 | エピカリス | 1人気 |
| 2023年 | ヒーローコール | 浦和 | ホッコータルマエ | 1人気 |
| 2022年 | スピーディキック | 浦和 | タイセイレジェンド | 1人気 |
| 2021年 | セイカメテオポリス | 大井 | マジェスティックウォリアー | 7人気 |
| 2020年 | ティーズダンク | 浦和 | スマートファルコン | 3人気 |
| 2019年 | ヒカリオーソ | 川崎 | フリオーソ | 1人気 |
| 2018年 | チャイヤプーン | 船橋 | フェデラリスト | 5人気 |
| 2017年 | カンムル | 浦和 | サマーバード | 4人気 |
| 2016年 | ベルゼブブ | 浦和 | アグネスデジタル | 3人気 |
2017年以前(S2重賞)は「別定戦」として実施されていたが、S1昇格とともに「定量戦」へと変更。
実績馬が出走しやすくなったこともあり、レースレベルは格段に向上している。
2018年以降で実績馬が勝利したケースといえば東京ダービー馬ヒカリオーソと牝馬二冠スピーディキック。
その他にもティーズダンク、セイカメテオポリス、ヒーローコールといった輝かしい実績を持つ馬が存在感を見せてきた。
また、3歳ダート三冠が創設された2024年には「京浜盃(Jpn2)」覇者サントノーレが勝利。
翌2025年は「京浜盃」3着、「羽田盃(Jpn1)」2着と南関東勢をけん引したナイトオブファイアが初タイトルを奪取している。
南関リーディング上位が存在感
| 年 | 1着 | 2着 | 3着 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 矢野 貴之 | 吉井 章 | 御神本 訓史 |
| 2024年 | 笹川 翼 | 本田 正重 | 御神本 訓史 |
| 2023年 | 森 泰斗 | 安藤 洋一 | 達城 龍次 |
| 2022年 | 山崎 誠士 | 張田 昂 | 真島 大輔 |
| 2021年 | 矢野 貴之 | 森 泰斗 | 張田 昂 |
| 2020年 | 笹川 翼 | 左海 誠二 | 西村 栄喜 |
| 2019年 | 山崎 誠士 | 森 泰斗 | 笹川 翼 |
| 2018年 | 森 泰斗 | 町田 直希 | 御神本 訓史 |
| 2017年 | 左海 誠二 | 石崎 駿 | 中野 省吾 |
| 2016年 | 山崎 誠士 | 吉原 寛人 | 真島 大輔 |
現役ジョッキーで勝利を手にしているのは「矢野貴之騎手」と「笹川翼騎手」でそれぞれ2勝ずつ。
3歳ダート三冠がダートグレード競走となり、戸塚記念は牡牝混合の3歳重賞としては唯一の「S1重賞」に。
南関東のトップホースが参戦してくる流れは以前よりも強まる傾向にあり、その背中にはトップジョッキーが乗っているケースが多くなる。
南関東リーディングの上位「矢野貴之騎手」と「笹川翼騎手」が存在感を見せているのは必然なのかもしれない。
浦和所属馬が好調
| 所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 浦和 | 5 | 2 | 0 | 21 | 17.9% | 25.0% |
| 船橋 | 1 | 4 | 5 | 36 | 2.2% | 10.9% |
| 大井 | 3 | 3 | 4 | 19 | 10.3% | 20.7% |
| 川崎 | 1 | 1 | 1 | 24 | 3.7% | 7.4% |
「浦和所属馬」が5勝、2着2回と抜群の成績。
直近でも2020年ティーズダンク、2022年スピーディキック、2023年ヒーローコールとネームバリューのある馬が勝利している。
また、急上昇しているのは「大井所属馬」。
過去5年で3勝、2着2回、3着3回の成績を残し、目下のところ2連勝中。2025年は3着内を独占している。
一方、地元の「川崎所属馬」は1勝、2着1回、3着1回と苦戦中。
好走例は2019年1着のヒカリオーソまで遡る必要があり、直近5年は掲示板が一杯と言う成績だ。
人気馬同士の決着は少ない
| 人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1人気 | 4 | 2 | 1 | 3 | 40.0% | 60.0% |
| 2人気 | 1 | 2 | 2 | 5 | 10.0% | 30.0% |
| 3人気 | 2 | 1 | 1 | 6 | 20.0% | 30.0% |
| 4人気 | 1 | 2 | 2 | 5 | 10.0% | 30.0% |
| 5人気 | 1 | 2 | 0 | 7 | 10.0% | 30.0% |
| 6人気以下 | 1 | 1 | 4 | 74 | 1.3% | 2.5% |
「1番人気」で勝利した4頭は2019年ヒカリオーソ、2022年スピーディキック、2023年ヒーローコール、2024年サントノーレ。
一方、「1番人気馬」が4着以下に敗れた3回の内訳は春のクラシックホース1頭、黒潮盃覇者2頭となる。
春のクラシック戦線で大活躍してきた馬が貫禄を示す反面、あっさりと敗れてしまうシーンも。
戸塚記念は秋初戦となる馬も多く、上がり馬の存在、トリッキーな川崎コース…と様々な条件が重なるだけに難解なレースだ。
とは言っても、「1番人気馬」は3着内率70.0%と高く、軸にするには相応しいのではないだろうか。
ちなみに、「1・2番人気馬」がどちらも4着以下に敗れた年は過去10年で皆無。
しかしながら、「1・2番人気馬」によるワンツーも2019年の1回しかない。
高配当も期待できそう
| 年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 190 | 1,090 | 2,660 |
| 2024年 | 240 | 1,480 | 7,990 |
| 2023年 | 140 | 250 | 3,700 |
| 2022年 | 260 | 7,530 | 238,370 |
| 2021年 | 2,420 | 6,270 | 67,800 |
| 2020年 | 410 | 1,590 | 13,980 |
| 2019年 | 230 | 270 | 1,440 |
| 2018年 | 1,430 | 1,010 | 28,630 |
| 2017年 | 1,280 | 3,310 | 201,440 |
| 2016年 | 1,520 | 1,470 | 68,340 |
| 平均 | 812 | 2,427 | 63,435 |
2018年から「S1重賞」に昇格し、定量戦として行われている。
これに伴い実績馬も出走しやすく、毎年のように1・2番人気馬が好走しているが、配当面となると決して堅くはない。
直近3年は落ち着いた配当が続いているものの、1番人気 or 2番人気を軸に手広く流しても良さそう。
内~外まで満遍なく
| 枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 2 | 0 | 1 | 7 | 20.0% | 20.0% |
| 2枠 | 1 | 1 | 0 | 8 | 10.0% | 20.0% |
| 3枠 | 2 | 2 | 0 | 13 | 11.8% | 23.5% |
| 4枠 | 1 | 0 | 1 | 15 | 5.9% | 5.9% |
| 5枠 | 1 | 1 | 1 | 15 | 5.6% | 11.1% |
| 6枠 | 0 | 2 | 3 | 14 | 0.0% | 10.5% |
| 7枠 | 2 | 1 | 1 | 16 | 10.0% | 15.0% |
| 8枠 | 1 | 3 | 3 | 12 | 5.3% | 21.1% |
川崎2,100mは「川崎記念(Jpn1)」や「関東オークス(Jpn2)」が行われるコース。
スタミナはもちろんのこと、コーナーを6回通過する器用さ、川崎競馬場でのコース経験などが求められる。
コーナー6回、外々を回らされるとロスが大きく、各馬のコース取りには注目となるが、「枠番別の成績」としては内/外で大きな差は出ていない。
勝利実績のない「6枠」も3着内率で見ると「3位」となっている。
強い牝馬が台頭!
| 性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 牡馬 | 9 | 10 | 9 | 84 | 8.0% | 17.0% |
| 牝馬 | 1 | 0 | 1 | 16 | 5.6% | 5.6% |
| セン馬 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
「牡馬」の9勝、2着10回に対して、「牝馬」は1勝、3着1回。
「3歳牝馬」にとっては、春の「関東オークス(Jpn2)」から「戸塚記念」⇒「ロジータ記念(S1)」と川崎2,100m重賞が続く。
過去10年で好走した「牝馬」2頭は「関東オークス」でJRA勢相手に好走してきた実力馬だった。
2026年関東オークスの結果
芙蓉賞はハイレベル!?
| 芙蓉賞着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 芙蓉賞1着 | 0 | 1 | 1 | 7 | 0.0% | 11.1% |
| 芙蓉賞2着 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0.0% | 0.0% |
| 芙蓉賞3着 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0.0% | 0.0% |
| 芙蓉賞4着以下 | 0 | 0 | 0 | 14 | 0.0% | 0.0% |
川崎2,000mで行われる戸塚記念TR「芙蓉賞」。
2017年までは出走条件が「B3以下」だったが、2018年からは「A1以下(オープン)」の馬にも門戸が開かれている。
「芙蓉賞」優勝馬は過去10年で9頭が参戦。
結果は2着1回、3着1回となっているので、戸塚記念にはあまり直結していないのが現状だ。
2026年芙蓉賞の結果
黒潮盃からの巻き返し!
| 黒潮盃着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 黒潮盃1着 | 1 | 0 | 1 | 4 | 16.7% | 16.7% |
| 黒潮盃2着 | 1 | 1 | 1 | 1 | 25.0% | 50.0% |
| 黒潮盃3着 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0.0% | 25.0% |
| 黒潮盃4着以下 | 0 | 1 | 3 | 24 | 0.0% | 3.6% |
戸塚記念の約1か月前に大井競馬場で行われる3歳重賞「黒潮盃(S3)」。
条件が「大井1,800m」⇒「川崎2,100m」に替わるが、その関連性はどうだろう。
過去10年の「黒潮盃」優勝馬は6頭が戸塚記念に出走して1勝、3着1回。
いずれも戸塚記念では「2番人気以内」に支持されていたので、やや物足りない成績かもしれない。
なお、唯一の優勝馬は2023年ヒーローコールとなるが、これは2013年以来、実に10年ぶりの出来事だった。
逆に「黒潮盃」で敗れた馬たち、特に「黒潮盃」4着以下から巻き返す馬は少なくない。
大井 ⇒ 川崎の条件替わりで一変する馬を見つけるのも馬券検討の一つと言ってよさそうだ。
2026年黒潮盃の結果
上がり馬vs重賞組
| 前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 |
|---|---|---|---|
| 前走1着 | 3 | 3 | 2 |
| 前走2着 | 1 | 1 | 2 |
| 前走3着 | 2 | 1 | 3 |
| 前走4着以下 | 4 | 5 | 3 |
黒潮盃の「南関データ分析」と同様に、過去10年の「1~3着馬」の「前走成績」を調べてみた。
「前走1着」の馬が戸塚記念で3勝、2着3回、3着2回。
このうち、前走が「非重賞」だった馬が「1勝、2着3回、3着1回」を占めるので、勢いのある上がり馬には注目となる。
逆に、「前走4着以下」の馬が4勝、2着5回、3着3回を占める。
こちらは前走が「重賞」だった馬で「3勝、2着5回、3着3回」なので、黒潮盃と同様、図式は「前走勝利の上がり馬」 vs「重賞組」だ。
川崎巧者は見逃せない!
| 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 経験あり | 7 | 6 | 5 | 75 | 7.5% | 14.0% |
| 経験なし | 3 | 4 | 5 | 25 | 8.1% | 18.9% |
1周1,200mと小回りなコースは経験がものをいう!?
過去10年の優勝馬のうち、実に7頭が川崎コースの経験があり、2着&3着も「経験あり」が大勢を占めている。
今回の「南関データ分析」はここまで!
川崎競馬場は2日連続重賞!次回は戸塚記念の翌日、9月10日(木)に行われる「若武者賞(S3)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!
(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
競走除外馬及び出走取消馬はデータには含めておりません。
また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
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