
南関東クラシック第1戦「羽田盃(S1)」
南関東クラシック三冠は春シーズンに全て行われるのが特徴で、
「羽田盃(S1)」「6/7東京ダービー(S1)」「7/12ジャパンダートダービー(Jpn1)」と続く。
過去10年の羽田盃の傾向は?
年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2016年 | タービランス | 浦和 | パイロ | 1人気 |
2015年 | ストゥディウム | 船橋 | ルースリンド | 2人気 |
2014年 | ハッピースプリント | 大井 | アッミラーレ(父SS) | 1人気 |
2013年 | アウトジェネラル | 船橋 | アドマイヤドン | 2人気 |
2012年 | アートサハラ | 大井 | マンハッタンカフェ(父SS) | 8人気 |
2011年 | クラーベセクレタ | 船橋 | ワイルドラッシュ | 1人気 |
2010年 | シーズザゴールド | 大井 | スキャターザゴールド | 2人気 |
2009年 | ナイキハイグレード | 船橋 | アグネスタキオン(父SS) | 1人気 |
2008年 | ニックバニヤン | 大井 | デヒア | 11人気 |
2007年 | トップサバトン | 船橋 | タヤスツヨシ(父SS) | 2人気 |
過去10年の「種牡馬(父馬)」に注目してみよう。
”地方競馬らしく”同じ種牡馬の産駒はいないが、いわゆる”SS系”の種牡馬からは4頭が戴冠している。
ちなみに、過去10年の南関東リーディングサイアー(収得賞金順)は「サウスヴィグラス」「ゴールドアリュール」「アジュディケーティング」の3頭。
アジュディケーティング産駒は2000年にイエローパワーが優勝しているが、その他の2頭からは羽田盃ウイナーが出ていない。
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2016年 | 森 泰斗 | 本田 正重 | 赤岡 修次 |
2015年 | 石崎 駿 | 左海 誠二 | 今野 忠成 |
2014年 | 吉原 寛人 | 川島 正太郎 | 今野 忠成 |
2013年 | 御神本 訓史 | 真島 大輔 | 張田 京 |
2012年 | 今野 忠成 | 戸崎 圭太 | 本橋 孝太 真島 大輔 |
2011年 | 戸崎 圭太 | 町田 直希 | 酒井 忍 |
2010年 | 内田 博幸 | 戸崎 圭太 | 木村 健 |
2009年 | 戸崎 圭太 | 酒井 忍 | 今野 忠成 |
2008年 | 的場 文男 | 今野 忠成 | 御神本 訓史 |
2007年 | 石崎 駿 | 戸崎 圭太 | 内田 博幸 |
過去10年で複数回(2回)優勝している騎手は「石崎駿騎手」「戸崎圭太騎手」の2名。
また、2013年にJRAに移籍した「戸崎圭太騎手」は2着も3回あり、過去10年で5連対と相性は良い(2013年~2016年は騎乗機会なし)。
2017年の羽田盃当日は「JRA交流戦」が番組に組まれており、戸崎騎手をはじめとしたJRA所属騎手が騎乗するようなら注目となりそうだ。
南関東所属騎手では「今野忠成騎手」に注目。
過去10年で優勝1回、2着1回、3着3回と羽田盃での活躍が目立っている(2013年,2016年は騎乗機会なし)。
※2012年はジャルディーノ、プレティオラスが3着同着
1,2番人気の信頼度は高い!
人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 4 | 3 | 1 | 2 | 40.0% | 70.0% |
2人気 | 4 | 1 | 2 | 3 | 40.0% | 50.0% |
3人気 | 0 | 4 | 2 | 4 | 0.0% | 40.0% |
4人気 | 0 | 2 | 1 | 7 | 0.0% | 20.0% |
5人気 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0.0% | 0.0% |
6人気以下 | 2 | 0 | 5 | 81 | 2.3% | 2.3% |
過去10年の優勝馬は「1番人気」「2番人気」がそれぞれ4勝を挙げており、「1番人気or2番人気」の勝率は80%と高勝率。
「3番~5番人気」は0勝と結果が出ていなく、「6番人気以下」が2勝を挙げている。
2着には全て「4番人気以内」の馬が入っており、上位人気馬同士の決着が多いことが分かる。
ちなみに、「1番人気&2番人気」が1,2着を独占した回数は3回。
一方、3着には「6番人気以下が5頭(※)」絡んでおり、人気薄にも気を配りたいところだ。
※2012年は9番人気ジャルディーノ、11番人気プレティオラスが3着同着
荒れることが少ない!?
年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
---|---|---|---|
2016年 | 240 | 660 | 9,520 |
2015年 | 640 | 490 | 61,170 |
2014年 | 110 | 450 | 1,180 |
2013年 | 390 | 1,400 | 9,340 |
2012年 | 2,610 | 7,190 | 307,890 321,880 |
2011年 | 120 | 720 | 6,020 |
2010年 | 560 | 330 | 3,870 |
2009年 | 150 | 210 | 1,460 |
2008年 | 10,980 | 4,300 | 176,550 |
2007年 | 510 | 1,450 | 8,000 |
平均 | 1,631 | 1,720 | 90,688 |
※2012年は3着同着のため、合算金額を2012年の配当として平均配当を算出
前述の「人気別成績」で示した通り、人気上位馬での決着が多いため、「単勝」「馬複」は比較的堅い配当となっている。
また、3着には人気薄の台頭はあるものの、「三連単」が万馬券となったのは2015年・2012年・2008年の3回のみ。
船橋&大井所属馬が好成績!
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
浦和 | 1 | 0 | 1 | 10 | 8.3% | 8.3% |
船橋 | 5 | 4 | 2 | 22 | 15.2% | 27.3% |
大井 | 4 | 4 | 3 | 60 | 5.6% | 11.3% |
川崎 | 0 | 2 | 5 | 15 | 0.0% | 9.1% |
過去10年の優勝馬は船橋所属馬5頭、大井所属馬4頭、浦和所属馬1頭となっている。
「過去10年の優勝馬」で示すように、2007年から船橋所属馬と大井所属馬が隔年で優勝馬を輩出していたが、
2016年は浦和所属のタービランスが優勝。
「勝率・連対率が高い船橋所属馬」、「地元の利がある大井所属馬」、それとも・・・
枠番による有利不利は少ない
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1 | 1 | 0 | 10 | 8.3% | 16.7% |
2枠 | 0 | 1 | 2 | 10 | 0.0% | 7.7% |
3枠 | 2 | 1 | 1 | 13 | 11.8% | 17.6% |
4枠 | 3 | 0 | 1 | 13 | 17.6% | 17.6% |
5枠 | 0 | 1 | 1 | 17 | 0.0% | 5.3% |
6枠 | 1 | 2 | 3 | 14 | 5.0% | 15.0% |
7枠 | 3 | 3 | 0 | 14 | 15.0% | 30.0% |
8枠 | 0 | 1 | 3 | 16 | 0.0% | 5.0% |
7枠が3勝2着3回と好成績を挙げているものの、内枠/外枠の成績に大きな偏りは見られない。
羽田盃の過去10年の平均出走頭数は13.8頭。
南関東で一番広い「大井外回りコース(1周1,600m)」ということもあり、どの枠からでも各馬が力を出し切れる傾向にあるようだ。
実績ある牝馬には要注目
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 9 | 9 | 10 | 101 | 7.0% | 14.0% |
牝馬 | 1 | 1 | 1 | 5 | 12.5% | 25.0% |
セン馬 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
牡馬のクラシック第1戦ということもあり、過去10年の牝馬の出走頭数は8頭と少ないものの、
「2012年エミーズパラダイス(2着)」、「2011年クラーベセクレタ(優勝)」、「2009年モエレエターナル(3着)」の3頭が3着以内に好走している。
クラーベセクレタは羽田盃トライアル「京浜盃(S2)」、モエレエターナルは「ニューイヤーカップ(S3)」の牡馬混合重賞のウイナー。
エミーズパラダイスは2歳女王決戦「東京2歳優駿牝馬(S1)」で2着の実績があった。
京浜盃優勝馬は見逃せない!
京浜盃着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
京浜盃1着 | 5 | 2 | 0 | 2 | 55.6% | 77.8% |
京浜盃2着 | 2 | 2 | 1 | 5 | 20.0% | 40.0% |
京浜盃3着 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0.0% | 0.0% |
京浜盃4着以下 | 2 | 2 | 3 | 40 | 4.3% | 8.5% |
羽田盃トライアル「京浜盃(S2)」との関連性は非常に高い。
過去10年の京浜盃優勝馬は9頭が羽田盃に出走しているが、5頭が優勝し、2着が2頭という成績を残している。
京浜盃2着馬も2勝2着2回と好成績だが、京浜盃1,2着馬がそのまま羽田盃でワンツーを決めたのは、
2009年1着ナイキハイグレード(京浜盃1着)、2着シャレーストーン(同2着)、
2007年1着トップサバトン(京浜盃1着)、2着アンパサンド(同2着)の2回。
なお、京浜盃以外のレースをステップに羽田盃を制した2012年アートサハラは、
羽田盃と同舞台の「チューリップ特別(大井1,800m)」を制しての戴冠だった。
※2017年のチューリップ特別は大井2,000mで実施
頑張れクラウンカップ組!
クラウンC着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
クラウンC1着 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0.0% | 0.0% |
クラウンC2着 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0.0% | 0.0% |
クラウンC3着 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0.0% | 0.0% |
クラウンC4着以下 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0.0% | 0.0% |
羽田盃トライアルの「クラウンカップ(S3)」
クラウンカップは施行時期によって「羽田盃トライアル」or「東京ダービートライアル」として実施されており、
過去10年では、2014年・2013年・2009年・2008年が東京ダービートライアルとして実施。
※東京ダービートライアル時は、クラウンカップ⇒羽田盃が”連闘”となり、2009年の1頭だけが出走している。
クラウンカップ出走馬のうち、羽田盃で3着以内に好走した馬は、2015年クラウンカップ10着のラッキープリンス(羽田盃3着)、
2011年クラウンカップ2着のヴェガス(羽田盃3着)の2頭のみ。
3歳トップクラスが参戦する京浜盃と比較すると、データ上では劣勢と言わざるを得ない。
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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