
帝王賞トライアル「大井記念(S2)」
2017年で62回目を数える伝統の「大井記念(S2)」。
長い歴史の中で距離は変遷しており、2014年より今の2,000mで実施されている。
本競走の1,2着馬には上半期ダート総決算「帝王賞(Jpn1)」の優先出走権が付与される。
今回の「南関データ分析」では、2,000mに距離が変更されて以降の「過去3年」の傾向を見てみることにしよう。
※サンプル数が少ないので、ご参考までにどうぞ
年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2016年 | ケイアイレオーネ | 大井 | Henny Hughes | 1人気 |
2015年 | プレティオラス | 大井 | フィガロ | 4人気 |
2014年 | サミットストーン | 船橋 | ロージズインメイ | 1人気 |
南関東を代表する中長距離馬が制している。
2016年ケイアイレオーネはJRA所属時にダートグレード競走2勝、2015年プレティオラスは東京ダービー馬(2012年)、
2014年サミットストーンは同年11月の「浦和記念(Jpn2)」を制し、NARグランプリ2014・年度代表馬に輝いている。
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2016年 | 的場 文男 | 森 泰斗 | 吉原 寛人 |
2015年 | 本橋 孝太 | 吉原 寛人 | 石崎 駿 |
2014年 | 石崎 駿 | 坂井 英光 | 川島 正太郎 |
「石崎駿騎手」が1勝3着1回、「吉原寛人騎手」が2着1回3着1回と、複数回3着以内に来ている。
1番人気は2勝!
人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 2 | 0 | 0 | 1 | 66.7% | 66.7% |
2人気 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0.0% | 0.0% |
3人気 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0.0% | 0.0% |
4人気 | 1 | 0 | 1 | 1 | 33.3% | 33.3% |
5人気 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0.0% | 66.7% |
6人気以下 | 0 | 1 | 1 | 28 | 0.0% | 3.3% |
南関東を代表する馬が制しているだけに、「1番人気」が過去3年で2勝を挙げている。
一方、「2番人気」「3番人気」は奮わなく、「5番人気」「6番人気以下」が2,3着に台頭している。
高配当の香り…
年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
---|---|---|---|
2016年 | 250 | 2,260 | 15,310 |
2015年 | 1,170 | 7,410 | 414,980 |
2014年 | 120 | 2,090 | 38,740 |
1番人気馬が勝利し、人気薄が2,3着に来ていることもあり、「馬複」「三連単」は高めの配当。
2015年は「1~3番人気馬」が敗れ、三連単414,980円(4番人気⇒5番人気⇒9番人気)というビッグ配当となった。
地元大井勢が強い!?
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
浦和 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0.0% | 20.0% |
船橋 | 1 | 1 | 2 | 14 | 5.6% | 11.1% |
大井 | 2 | 1 | 1 | 17 | 9.5% | 14.3% |
川崎 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
地元大井勢が連覇中!
船橋勢も好成績を挙げており、大井&船橋の2場で、過去3年の3着以内9頭のうち8頭を占めている。
浦和所属馬の2着1回は、2014年のキスミープリンス(12番人気)。
枠番の有利不利はない!?
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1 | 0 | 0 | 4 | 20.0% | 20.0% |
2枠 | 0 | 1 | 0 | 5 | 0.0% | 16.7% |
3枠 | 1 | 0 | 1 | 4 | 16.7% | 16.7% |
4枠 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0.0% | 0.0% |
5枠 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0.0% | 0.0% |
6枠 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0.0% | 0.0% |
7枠 | 0 | 1 | 1 | 3 | 0.0% | 20.0% |
8枠 | 1 | 1 | 0 | 4 | 16.7% | 33.3% |
過去3年だけに傾向は掴みにくいが、内枠から外枠まで万遍なく馬券に絡んでいる。
6歳馬が断然!
年齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0.0% | 0.0% |
5歳 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0.0% | 0.0% |
6歳 | 3 | 3 | 0 | 5 | 27.3% | 54.5% |
7歳以上 | 0 | 0 | 2 | 20 | 0.0% | 0.0% |
6歳馬が強い!
過去3年の優勝馬&2着馬は全て「6歳馬」。
「7歳以上馬」も3着に2回来ており、”歴戦の古馬”が貫録を示している印象だ。
トライアル勝者の成績が抜群!
BC着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
BC1着 | 2 | 0 | 0 | 1 | 66.7% | 66.7% |
BC2着 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0.0% | 0.0% |
BC3着 | 1 | 0 | 0 | 1 | 50.0% | 50.0% |
BC4着以下 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0.0% | 0.0% |
大井記念のトライアルレース「ブリリアントカップ(準重賞)」。
大井記念と全くの同条件(大井2,000m)で行われるだけに、本番との関連性は非常に高い。
2016年ケイアイレオーネ、2014年サミットストーンの2頭は「ブリリアントカップ」⇒「大井記念」を連勝。
2015年プレティオラスは「ブリリアントカップ」3着から大井記念を制している。
2017年の「ブリリアントカップ」覇者はムサシキングオー!
5年連続の出走で手にした勝利でもあり、大井記念に出走してくるようであれば注目となりそうだ。
金盃覇者の成績は奮わず…
金盃着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
金盃1着 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0.0% | 0.0% |
金盃2着 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0.0% | 0.0% |
金盃3着 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.0% | 0.0% |
金盃4着以下 | 1 | 0 | 0 | 10 | 9.1% | 9.1% |
同年2月の大井2,600mで行われる長距離重賞「金盃(S2)」(※)。
過去3年の優勝馬は全て大井記念に出走しているものの、3着以内に好走している馬がいないのは気になるところだ。
なお、2015年の大井記念覇者プレティオラスは、「金盃」5着からの戴冠。
※2014年の金盃は2,000mで実施
報知グランプリカップ(GPC)の上位馬は!?
報知GPC着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
報知GPC1着 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.0% | 0.0% |
報知GPC2着 | 1 | 0 | 0 | 2 | 33.3% | 33.3% |
報知GPC3着 | 1 | 0 | 0 | 2 | 33.3% | 33.3% |
報知GPC4着以下 | 0 | 1 | 0 | 7 | 0.0% | 12.5% |
「報知グランプリカップ(S3)」は同年2月に船橋1,800mで行われる重賞。
過去3年の優勝馬は大井記念に出走していないものの、報知グランプリカップ好走馬は大井記念も好走する傾向にあり、
2016年の報知グランプリカップ3着ケイアイレオーネ、2014年の報知グランプリカップ2着サミットストーンが同年の大井記念を制している。
2017年の報知グランプリカップ2着はムサシキングオー、同3着はモンサンカノープス(地方登録抹消)だ。
今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は6月7日(水)「東京ダービー(S1)」にて!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
競走除外馬及び出走取消馬はデータには含めておりません。
また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
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