
3歳スプリント重賞「優駿スプリント(S2)」
2011年から行われている3歳限定のスプリント重賞。
3歳スプリンターにとっては大目標となるレースの傾向を、過去6回のデータから紐解いてみよう。
※優駿スプリントは帝王賞前日の6月27日(火)に行われるので、ご注意を!
年 | 優勝馬 | 所属 | 種牡馬 | 人気 |
---|---|---|---|---|
2016年 | エイシンヒート | 大井 | Street Sense | 2人気 |
2015年 | ルックスザットキル | 大井 | Wildcat Heir | 1人気 |
2014年 | アピア | 大井 | ファスリエフ | 1人気 | 2013年 | ハードデイズナイト | 川崎 | サウスヴィグラス | 2人気 | 2012年 | ゴールドキャヴィア | 船橋 | ゴールドアリュール | 4人気 | 2011年 | ミヤサンキューティ | 大井 | クロフネ | 2人気 |
現在の南関東を代表するスプリンター「ルックスザットキル」はもちろんのこと、
「ハードデイズナイト」「ミヤサンキューティ」は、その後も重賞を制しており、若き才能が開花するレースとも言えそうだ。
大井所属騎手が活躍!
年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2016年 | 矢野 貴之 | 上田 健人 | 笹川 翼 |
2015年 | 早田 功駿 | 赤嶺 亮 | 的場 文男 |
2014年 | 御神本 訓史 | 本橋 孝太 | 瀧川 寿希也 |
2013年 | 山崎 誠士 | 見澤 譲治 | 森 泰斗 |
2012年 | 御神本 訓史 | 真島 大輔 | 的場 文男 |
2011年 | 真島 大輔 | 今野 忠成 | 森 泰斗 |
過去6年で5勝を挙げている地元「大井所属騎手」。
また、「上田健人騎手」「笹川翼騎手」「早田功駿騎手」「瀧川寿希也騎手」といった、
若手、中堅騎手の活躍にも目を向けたいところだ。
大井所属馬が圧倒的!
所属 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
浦和 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0.0% | 0.0% |
船橋 | 1 | 0 | 2 | 13 | 6.3% | 6.3% |
大井 | 4 | 4 | 2 | 44 | 7.4% | 14.8% |
川崎 | 1 | 2 | 1 | 18 | 4.5% | 13.6% |
地元「大井所属馬」が他を圧倒!
過去6年で3着以内を外したことは1度もなく、「大井所属馬」が中心のレースとなっている。
ただし、1~3着までを大井所属馬が独占したことは1度も無く、「浦和・船橋・川崎所属馬」の食い込みには注意したいところだ。
2番人気馬は勝率50.0%!連対率83.3%!
人気別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人気 | 2 | 1 | 0 | 3 | 33.3% | 50.0% |
2人気 | 3 | 2 | 0 | 1 | 50.0% | 83.3% |
3人気 | 0 | 1 | 2 | 3 | 0.0% | 16.7% |
4人気 | 1 | 1 | 1 | 3 | 16.7% | 33.3% |
5人気 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0.0% | 0.0% |
6人気以下 | 0 | 1 | 3 | 62 | 0.0% | 1.5% |
人気馬が順当に結果を出している中で、特筆すべきは「2番人気馬」。
「2番人気」は過去6年で3勝(勝率50.0%)、2着2回の成績を残しており、連対率83.3%は驚異的な数字だ。
馬複&三連単は中穴!?
年 | 単勝(円) | 馬複(円) | 三連単(円) |
---|---|---|---|
2016年 | 450 | 1,060 | 71,690 |
2015年 | 270 | 690 | 16,580 |
2014年 | 110 | 5,820 | 41,700 |
2013年 | 240 | 1,630 | 23,280 |
2012年 | 880 | 2,020 | 30,330 |
2011年 | 380 | 1,450 | 26,040 |
平均 | 388 | 2,112 | 34,937 |
上位人気馬が勝利を手にしているように、「単勝」の平均配当は「388円」と順当な結果。
一方で、「馬複」「三連単」は単勝配当から鑑みると高配当になっている印象だ。
内枠勢有利の傾向
枠番 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1 | 0 | 0 | 11 | 8.3% | 8.3% |
2枠 | 1 | 0 | 1 | 10 | 8.3% | 8.3% |
3枠 | 2 | 1 | 0 | 9 | 16.7% | 25.0% |
4枠 | 1 | 4 | 1 | 6 | 8.3% | 41.7% |
5枠 | 1 | 0 | 1 | 10 | 8.3% | 8.3% |
6枠 | 0 | 1 | 2 | 9 | 0.0% | 8.3% |
7枠 | 0 | 0 | 0 | 12 | 0.0% | 0.0% |
8枠 | 0 | 0 | 1 | 11 | 0.0% | 0.0% |
枠順別の成績は、「内枠有利」の傾向が強い。
特に「3枠」「4枠」は合計で3勝2着5回の成績を挙げており、「枠複3-4」は過去6年で2回ある。
また、「3枠」もしくは「4枠」が連に絡まなかったことは1度もないということを付け加えておこう。
一方、「7枠」は3着以内に入ったことがなく、「8枠」も3着が1回のみと外枠勢は苦戦している。
優駿スプリントは全てフルゲート16頭立てで行われているだけに、枠順の違いも重要なファクターとなりそうだ。
※「1~4枠」を内枠、「5~8枠」を外枠とする
牝馬だって速い!
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 3 | 3 | 6 | 45 | 5.3% | 10.5% |
牝馬 | 3 | 3 | 0 | 32 | 7.9% | 15.8% |
セン馬 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% |
第1回~第3回は「牝馬」、第4回~第6回は「牡馬」が制している。
2着もそれぞれ3回ずつあり、牡馬/牝馬で互角の戦いが演じられている。
3歳スプリント路線は牡馬/牝馬ともに「優駿スプリント」が大目標のレース。
”スピードスター”には性別など関係ない!ということだろう。
最重要トライアル出走組は好相性!?
優駿STR着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|
優駿STR1着 | 2 | 1 | 0 | 1 | 50.0% | 75.0% |
優駿STR2着 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0.0% | 0.0% |
優駿STR3着 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0.0% | 0.0% |
優駿STR4着以下 | 1 | 0 | 0 | 26 | 3.7% | 3.7% |
※2012年から実施されているので、過去5年の成績
「優駿スプリント」と「同コース」「同距離」で行われる”最重要トライアルレース”
「優駿STR」の優勝馬からは、過去5年で2頭の「優駿スプリント」優勝馬を輩出し、2着も1回ある。
2016年の優駿STR優勝馬は優駿スプリントに出走していないため、優駿STR優勝馬の連対率は75.0%と高い。
2017年優駿スプリントトライアル(大井)の結果
新設トライアル!
2017年より実施された「優駿スプリントTR(川崎)」競走。
川崎900mで行われるトライアルだけに、スピードに自信のある馬が優駿スプリントに参戦してきそうだ。
2017年優駿スプリントTR(川崎)の結果
コース経験は重要なファクター!?
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
経験あり | 5 | 4 | 3 | 56 | 7.4% | 13.2% |
経験なし | 1 | 2 | 3 | 22 | 3.6% | 10.7% |
優駿スプリントの舞台である「大井1,200m」の経験があるか否か。
「経験あり」は過去6年で5勝2着4回の成績を挙げており、”経験が生きている”ということが言えそうだ。
さらに、細かく見てみよう。
「大井1,200m」を3勝以上している馬の成績は以下の通り。
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 勝率 | 連対率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
3勝以上馬 | 3 | 1 | 1 | 4 | 33.3% | 44.4% |
「大井1,200m」を3勝以上している馬は、過去6年で9頭が参戦している。
そのうちの3頭が優勝、2着及び3着がそれぞれ1回ずつと、大井1,200mを得意にしている馬が活躍している印象だ。
差し・追い込み馬が侮れない!
1着 | 2着 | 3着 | |
---|---|---|---|
1番手 | 2 | 0 | 0 |
2~5番手 | 2 | 5 | 0 |
6~10番手 | 2 | 1 | 3 |
11番手以降 | 0 | 0 | 3 |
過去6年の「1~3着馬」の「4コーナーでの位置取り」はご覧の通り。
「1着馬」の位置取りに差はないものの、「2着馬」及び「3着馬」は明確な結果が出ており、
「2着馬」に多いのは「2~5番手」の5回、「3着馬」は「6~10番手」「11番手以降」が3回ずつある。
逃げ馬が活躍するイメージのある短距離戦だが、優駿スプリントに限っては「差し・追い込み馬」の活躍にも注目したい。
今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は8月11日(金祝)「黒潮盃(S2)」です!
南関重賞の過去の傾向をデータで分析!
知って得するデータから豆知識まで、予想に役立つデータをご紹介いたします!
(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
競走除外馬及び出走取消馬はデータには含めておりません。
また、当コンテンツの内容においては、特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
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