~南関重賞を解く~ 南関データ分析

2017年6月27日(火) 
サラ系3歳 大井1,200m
優駿スプリント(S2)

レース紹介

3歳スプリント重賞「優駿スプリント(S2)」
2011年から行われている3歳限定のスプリント重賞。
3歳スプリンターにとっては大目標となるレースの傾向を、過去6回のデータから紐解いてみよう。
※優駿スプリントは帝王賞前日の6月27日(火)に行われるので、ご注意を!

【過去6年の優勝馬】

優勝馬 所属 種牡馬 人気
2016年 エイシンヒート 大井 Street Sense 2人気
2015年 ルックスザットキル 大井 Wildcat Heir 1人気
2014年 アピア 大井 ファスリエフ 1人気
2013年 ハードデイズナイト 川崎 サウスヴィグラス 2人気
2012年 ゴールドキャヴィア 船橋 ゴールドアリュール 4人気
2011年 ミヤサンキューティ 大井 クロフネ 2人気

現在の南関東を代表するスプリンター「ルックスザットキル」はもちろんのこと、
「ハードデイズナイト」「ミヤサンキューティ」は、その後も重賞を制しており、若き才能が開花するレースとも言えそうだ。

過去5年の成績はこちら
第1回からの歴代優勝馬はこちら

大井所属騎手が活躍!

【騎手の傾向(敬称略)】

1着 2着 3着
2016年 矢野 貴之 上田 健人 笹川 翼
2015年 早田 功駿 赤嶺 亮 的場 文男
2014年 御神本 訓史 本橋 孝太 瀧川 寿希也
2013年 山崎 誠士 見澤 譲治 森 泰斗
2012年 御神本 訓史 真島 大輔 的場 文男
2011年 真島 大輔 今野 忠成 森 泰斗

過去6年で5勝を挙げている地元「大井所属騎手」。

また、「上田健人騎手」「笹川翼騎手」「早田功駿騎手」「瀧川寿希也騎手」といった、
若手、中堅騎手の活躍にも目を向けたいところだ。

大井所属馬が圧倒的!

【所属競馬場別の成績】

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
浦和 0 0 1 3 0.0% 0.0%
船橋 1 0 2 13 6.3% 6.3%
大井 4 4 2 44 7.4% 14.8%
川崎 1 2 1 18 4.5% 13.6%

地元「大井所属馬」が他を圧倒!
過去6年で3着以内を外したことは1度もなく、「大井所属馬」が中心のレースとなっている。
ただし、1~3着までを大井所属馬が独占したことは1度も無く、「浦和・船橋・川崎所属馬」の食い込みには注意したいところだ。

2番人気馬は勝率50.0%!連対率83.3%!

【人気別成績】

人気別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1人気 2 1 0 3 33.3% 50.0%
2人気 3 2 0 1 50.0% 83.3%
3人気 0 1 2 3 0.0% 16.7%
4人気 1 1 1 3 16.7% 33.3%
5人気 0 0 0 6 0.0% 0.0%
6人気以下 0 1 3 62 0.0% 1.5%

人気馬が順当に結果を出している中で、特筆すべきは「2番人気馬」。
「2番人気」は過去6年で3勝(勝率50.0%)、2着2回の成績を残しており、連対率83.3%は驚異的な数字だ。

馬複&三連単は中穴!?

【配当傾向】

単勝(円) 馬複(円) 三連単(円)
2016年 450 1,060 71,690
2015年 270 690 16,580
2014年 110 5,820 41,700
2013年 240 1,630 23,280
2012年 880 2,020 30,330
2011年 380 1,450 26,040
平均 388 2,112 34,937

上位人気馬が勝利を手にしているように、「単勝」の平均配当は「388円」と順当な結果。
一方で、「馬複」「三連単」は単勝配当から鑑みると高配当になっている印象だ。

内枠勢有利の傾向

【枠番別の成績】

枠番 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
1枠 1 0 0 11 8.3% 8.3%
2枠 1 0 1 10 8.3% 8.3%
3枠 2 1 0 9 16.7% 25.0%
4枠 1 4 1 6 8.3% 41.7%
5枠 1 0 1 10 8.3% 8.3%
6枠 0 1 2 9 0.0% 8.3%
7枠 0 0 0 12 0.0% 0.0%
8枠 0 0 1 11 0.0% 0.0%

枠順別の成績は、「内枠有利」の傾向が強い。
特に「3枠」「4枠」は合計で3勝2着5回の成績を挙げており、「枠複3-4」は過去6年で2回ある。
また、「3枠」もしくは「4枠」が連に絡まなかったことは1度もないということを付け加えておこう。

一方、「7枠」は3着以内に入ったことがなく、「8枠」も3着が1回のみと外枠勢は苦戦している。
優駿スプリントは全てフルゲート16頭立てで行われているだけに、枠順の違いも重要なファクターとなりそうだ。
※「1~4枠」を内枠、「5~8枠」を外枠とする

牝馬だって速い!

【牡馬牝馬別の成績】

性別 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
牡馬 3 3 6 45 5.3% 10.5%
牝馬 3 3 0 32 7.9% 15.8%
セン馬 0 0 0 1 0.0% 0.0%

第1回~第3回は「牝馬」、第4回~第6回は「牡馬」が制している。
2着もそれぞれ3回ずつあり、牡馬/牝馬で互角の戦いが演じられている。

3歳スプリント路線は牡馬/牝馬ともに「優駿スプリント」が大目標のレース。
”スピードスター”には性別など関係ない!ということだろう。

最重要トライアル出走組は好相性!?

【優駿スプリントトライアル(優駿STR)の成績】

優駿STR着順 1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
優駿STR1着 2 1 0 1 50.0% 75.0%
優駿STR2着 0 0 1 3 0.0% 0.0%
優駿STR3着 0 0 0 4 0.0% 0.0%
優駿STR4着以下 1 0 0 26 3.7% 3.7%

※2012年から実施されているので、過去5年の成績

「優駿スプリント」と「同コース」「同距離」で行われる”最重要トライアルレース”
「優駿STR」の優勝馬からは、過去5年で2頭の「優駿スプリント」優勝馬を輩出し、2着も1回ある。
2016年の優駿STR優勝馬は優駿スプリントに出走していないため、優駿STR優勝馬の連対率は75.0%と高い。

2017年優駿スプリントトライアル(大井)の結果

新設トライアル!

【優駿スプリントTR(川崎)】

2017年より実施された「優駿スプリントTR(川崎)」競走。
川崎900mで行われるトライアルだけに、スピードに自信のある馬が優駿スプリントに参戦してきそうだ。

2017年優駿スプリントTR(川崎)の結果

コース経験は重要なファクター!?

【大井1,200m経験有無別の成績】

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
経験あり 5 4 3 56 7.4% 13.2%
経験なし 1 2 3 22 3.6% 10.7%

優駿スプリントの舞台である「大井1,200m」の経験があるか否か。
「経験あり」は過去6年で5勝2着4回の成績を挙げており、”経験が生きている”ということが言えそうだ。

さらに、細かく見てみよう。
「大井1,200m」を3勝以上している馬の成績は以下の通り。

1着 2着 3着 4着以下 勝率 連対率
3勝以上馬 3 1 1 4 33.3% 44.4%

「大井1,200m」を3勝以上している馬は、過去6年で9頭が参戦している。
そのうちの3頭が優勝、2着及び3着がそれぞれ1回ずつと、大井1,200mを得意にしている馬が活躍している印象だ。

差し・追い込み馬が侮れない!

【1~3着馬の4コーナー通過順】

1着 2着 3着
1番手 2 0 0
2~5番手 2 5 0
6~10番手 2 1 3
11番手以降 0 0 3

過去6年の「1~3着馬」の「4コーナーでの位置取り」はご覧の通り。
「1着馬」の位置取りに差はないものの、「2着馬」及び「3着馬」は明確な結果が出ており、
「2着馬」に多いのは「2~5番手」の5回、「3着馬」は「6~10番手」「11番手以降」が3回ずつある。

逃げ馬が活躍するイメージのある短距離戦だが、優駿スプリントに限っては「差し・追い込み馬」の活躍にも注目したい。


今回の「南関データ分析」はここまで!
次回は8月11日(金祝)「黒潮盃(S2)」です!

南関データ分析とは

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(SPAT4プレミアムポイント事務局調べ)
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