
いやしかし、まったく当たらないですわ。
何がって、ここで書いている予想がですよ。
先週の東京盃は、本命のシゲルカガが4着。
対抗のダノンレジェンドが勝って、▲のドリームバレンチノが2着に入ったけれど、
本命馬が馬券圏内をハズしたらダメでしょ……。
続く木曜日のレディスプレリュードは、本命のサンビスタこそ勝ったものの、対抗のアムールブリエが4着。
アムールブリエは前走のブリーダーズゴールドカップを門別競馬場で観戦したときに、
大井の1800mは向かないんじゃないかと感じたのだけれどなあ。
と言ってもあとの祭りだワッショイワッショイ。
「惜しいとハズレは同じ意味」だから、タラレバを連呼しても仕方がない。
完敗です。申し訳ありません……。
その都度のコラムの趣旨から流れ着いて予想に至る、というような書き方になることもあるのだが、
それでも無理やりこじつけてハズレるのでは本末転倒。
ちゃんと当てないと、単なる「オオカミが出るぞ~」レベルに成り下がってしまいますよ。
というか、もうすでに信用度も信頼度も地を這っている気がするのですけど。
とはいいつつも、個人で買う馬券も絶不調。
10月1日はヤクルトスワローズの優勝を見届けるべく、午後3時半に神宮球場の外野入場の列に並び始めたら、
いきなり「本日の試合は、天候の回復が見込めないため中止となりました」のアナウンス。
ありゃー、じゃあ外野指定席のチケットを持っている吉田くん、岡島くんと一杯やって、さっさとウチに帰ってきのう借りたDVDを見るか……
(大行列の願い空しく試合中止)
と思いながら合流したら、吉田くんが「しょうがないから大井にでも行きますか」という言葉を発したのですよ。
げげげ、今日って開催日だったっけ?
気分はヤクルトゆーしょー!でほとんど満たされていて、しかしそのハシゴを外されたために茫然自失に近い状況。
だから、次善の策=大井というのは、吉田くんに言われるまで気がつかなかった。
まあ、それは全然アリなんだけれど、これで大井に行ったら高確率で「飛んで火に入るなんとやら」だよなあ。
しかしながら、それに気づいてしまったが百年目。
冷たい雨が降るなか信濃町駅まで歩き、代々木品川経由で大井町駅に到着。
でもまだ夕方5時……。
これでそのまま現場に突撃したら、残り6レースもやれるではないの。
チョー危険な香りがするわ。
と、戦う前から逃げムード満点の私は「メシ食ってから行こう」と提案し、タダバス乗り場の近くにあるラーメン店にレッツゴー。
店に入ったら営業開始は5時半だというので店内で待たせてもらい、バスに乗ったのは6時すぎ。
よおし、これなら4レースしかできないから、全敗でも傷は小さいぞ。
しかしまあそもそも、そういう気持ちでいるから負けるのよね。
ただ私は、邪念がありつつ競馬をすると、当たらないタイプの人だと思うのだ。
実際、仕事で競馬場に行って激しく的中したことがほとんどない。
大勝ち(私の基準による)で思い出すのは、一昨年の笠松グランプリ(取材)とか、9月8日の川崎競馬(場内イベント)とか。
一昨年の園田FCスプリント(取材)では、塗り間違いで4万円ほど儲かったけれど、あとは原稿料を自ら削っているというイメージしかない。
でも今年1月のSPAT4プレミアムポイントのイベント、川崎競馬能力試験見学&バックヤードツアー&観戦会では、
600倍と200倍と150倍が当たったんだよなあ。
珍しい。というか、それは馬券を買ったのが本来業務の「バックヤードツアー案内人」が終わったあとの第2部で、
気持ち的に楽だったからという気がする。
そんなわけで、守りに入りながら臨んだ雨の大井競馬。
吉田くんはヤクルトに点が入ったときに使用するビニール傘しか持っておらず、
それでも無いよりはマシだろうと七色の小さい傘をさしてパドック診断。
だったら制服に着替えましょということで、3人ともスワローズ姿でパドックと本馬場とを往復した。
しかし我々のほかにユニフォームの人が全くいなかったぞ。
もしかして神宮から大井に流れてきたのは3人だけ?
着いて最初の第9レースでは、パドックでヤル気を見せていたマイネルファラオンの単勝が当たるも、ほかがハズレでマイナス決算。
続く第10レースは軸不動でも相手を悩みすぎて締切に間に合わず、結果オーライで大ラッキー。
さあ、第11レースはレディスプレリュード!
パドックの雰囲気的にはサンビスタが良好。
アムールブリエは馬体重が減っていないのが気になったが、まあまあ悪くないかなあ。
それより予想上ではノーマークにしたホワイトフーガがよさそう。
ただ、サイモンガーランドやブルーチッパーなども良く見えてしまい、馬券的にまとまらないという事態に。
最終的にフォーメーションのマークカードで対処したら、3着にしか塗っていないトロワボヌールが2着に入ってハズレ。
馬は右回りが不得手でも、戸崎騎手の技術でなんとかなってしまうということなのね……
最終レースは荒れる前提で馬券を買ったら、1→3→2番人気の順に入ってまたまたハズレ。
7番人気の4着、6番人気の5着馬は持っているのに(涙)。
いやはや、全体的に9月下旬以降は低調ですわ。
これも夏場の疲労が抜けていないせいかしら。
先日のSPAT4プレミアムポイントプレゼンツ「門別競馬観戦と牧場巡りの旅」でも、3連単1460円のレースを7頭ボックスの共同馬券で買って、
しかもハズれるというありさまだったし。
(9月23日、門別12レースの馬券)
でも、レディスプレリュードの翌日、ヤクルトスワローズは優勝!
月も変わったことだし、新たな気持ちで頑張っていきましょう!
(祝勝会!)
しかし水曜日の日本テレビ盃はなんとも予想しがいのないメンバー。
これなら左回り大歓迎のコパノリッキーが骨折明けでも断然でしょう。
クリソライトはかしわ記念がイマイチだったが、過去の勝ち星はすべて1800m以上。
この舞台なら連覇の可能性が十分ある。
あとはちょっと差がある印象。
堅実に差を詰めるサウンドトゥルーがどこまで食い込めるか?
◎コパノリッキー
○クリソライト
△サウンドトゥルー
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。