コラム”

「JBCに行ってきました!」
2015年11月9日

11月1日は金沢に行きましたが日帰りにして、3日は大井競馬場に突撃!
前回の大井競馬場でのJBCは2011年。
あのときは盛岡競馬場名物の「ジャンボ焼き鳥」屋さんの遠征販売を企画したら実現してしまったので、
その責任の一端を担うべく、前日のマイルグランプリデーからひたすら店頭販売の手伝い。
すごく疲れたけれど、学園祭実行委員会みたいなノリで楽しかったなあ。
そのときのJBCは、レディスクラシックがミラクルレジェンド→ラヴェリータで馬複130円。
スプリントがスーニ→セイクリムズンで馬複460円。
クラシックはスマートファルコン→トランセンドで馬複100円……。

私の成績は、レディスクラシックは焼き鳥販売のため買えず、
スプリントは取材担当だったので持ち場を離れて馬券をガッツリ買ったが、4着だったラブミーチャンを軸にしたため大ハズレ。
そしてクラシックはどういう買い方をするか考えた結果、枠単7-7で勝負。
したらばなんと、払い戻しが110円ですよ!
いやあ、枠複も馬複も100円で、枠単が110円だったその表示画面を見て、巧く買ったなあと自己満足ができてうれしかったなあ。
ただ、そんなマッチレースっぽいメンバー構成になると、興行としてはいまひとつ。
今年のJBCが過去最高の売上を記録したというのは、上位拮抗の争いとなったことが大きな要因といえそうですね。めでたい!

さて、私が大井町駅に到着したのは午後2時前。
東京大賞典のときは無料バスに乗るのに20分くらい並んだが、今回はそのときより行列は短く、2台待ちぐらいで乗ることができた。
そして現場に入って取材章を受け取り、スタンドに向かうとスッペの喜歌劇が流れてる!
急いでマークカードをゲットして単勝でサンビスタの番号を塗りつぶしてお金とともに機械に投入……するも
「投入金額が不足しています」とのご回答。
そこから追加投入するのに少々手間取り、「このレースは発売を締め切りました」と言われてしまった。

しかしサンビスタは2着に完敗。
しかし前日に強い雨が降っていたのは知っていたけれど、馬場状態の発表が“不良”というのは予想外!
というわけで、間に合わなくて助かったという結果でめでたしめでたし。
さて、JBCスプリントはパドックをしっかりチェックしてゆっくり買うか。
ということでスタンドから遠い側、電光掲示板の下あたりに陣取ると、周辺の人口密度が少ないことに拍子抜け。
数年前の東京大賞典のときは、どこもギッシリ満員だったぞ。
自分の観戦位置を確保して、その場を離れない人が増えたのかしら?
だとすると、パドック診断を終えてからL-WINGに行っても、人の頭が見えるばかりというのは明らか。
というわけで、スプリントは4コーナーで見ることに。

ここも10年ほど前はけっこう混んでいたと思うのだが、今はわりと余裕がある状況。
このエリアは発券機前もすいていて、じっくりと買い目を考えてから購入できた。
そして選んだ観戦場所は、4号スタンドの奥にある芝生エリア。
ここもゴール近辺とはまったく違ってスペースに余裕がありますなあ。
おお、一升瓶を持ち込んでいるファンもいる!
ここは気合の入った疾走シーンを目の当たりにできるところ。
ただ、馬群が過ぎ去ってしまうと、その後の結果がどうなったのかがわかりにくい。
なので、場内テレビの前に移動してチェックすると、あいや、ダノンレジェンドは結局2番手のままでしたか……。

4号スタンドの奥にある芝生エリア

(4号スタンドの奥にある芝生エリア)

これで2レース連続、単勝1倍台の馬が2着で、内枠の3~4番人気が勝利ですか。
二度あることは三度ある?
それとも三度目の正直?
JBCクラシックのパドックを見たのは、さっきと同じ場所。
しかしうーむ、どの馬に勝利のオーラがあるのかわからない……。
さすがにほとんど徹夜明けでの脳みそで勝負するのはやっぱり厳しいわ。
「健全な馬券は健全な肉体に宿る」という格言は知っているんですが……。
でも、ホッコータルマエさんは崩れることはなかろうと判断。
馬券は間違いなくすいているはずの「ふるさとコーナー」で買おう。
と思って行ってみると、その予想はみごとに的中。
そこで遭遇した、ばんえい競馬を愛する中山さんも同じことを考えていたらしい。

そしてしばし予想談義。
どうやって買うのがベストですかねえ?
さて、JBCクラシックは取材があるので、レースは3号スタンドのひな壇の最上部で立ち見観戦しよう。
そして……
3番人気のコパノリッキーが勝ち、4番人気のサウンドトゥルーが2着。
単勝1倍台のホッコータルマエは3着で、二度あることは三度ある的な結果だったやんけー!!
なんでホッコータルマエ1頭軸マルチ、という考え方に至らなかったのよー。
自分のバカバカバカ!!
それに追い打ちをかけたのが、3連単が万馬券という表示。
ひえー、こんなんでそんなにつくんですかあああああ。

JBCの3レースとも手の届く範囲内におさまって、しかしレディスクラシックとスプリントが60倍台、クラシックが108倍というオイシイ配当。
なのに私は全ハズレ。
私の座右の銘のひとつは「結果が伴わない努力は遊んでいるのと同じ」。
どんなに考え方が合っていても、結果が紙クズではダメなのよ~
という悲しい記憶を残して過ぎ去っていった今年のJBC。
的中したのはコパノリッキーの単勝だけでした。
しかしヘコんでいても仕方がない。

その反省は心にしまい、大井競馬場から羽田空港に移動。
そして小松空港行きの飛行機で石川県にUターン!
ちなみに私の現在地は岩手県。
コパノリッキーの単勝は、どこで払い戻そっかなー?
さてさて水曜日の重賞は、船橋競馬の平和賞。
個人的に思い出に残る平和賞は、マチカネキンノホシ産駒のキンノライチョウが、断然人気のフリオーソをハナ差で逃げ切った2006年。
しかしそれ以後はあまり当たらんのことよ。
これも馬券がヘタなせい?
ならば、多頭数のボックスで節操なくいくのがいいのかな?

◎アンサンブルライフ
○グランユニヴェール
▲ガーニーフラップ
△ユアザスター
△サーラジャー
△モリデンルンバ

アンサンブルライフは前走と前々走では的場文男騎手が騎乗。
「これで悲願のダービーを」という雰囲気がアリアリだったのだが、今回はデビュー戦で騎乗した左海誠二騎手に乗り替わり。
でもそれだけの期待ができる器という点を重視して、本命視してみたい。
グランユニヴェールは先行力がある馬で、雨の影響が残りそうな馬場もプラスだろう。
ガーニーフラップはスタート後の加速がよく、まだまだ上積みが見込めるとみて3番手に指名しよう。
そして悩ましいのが北海道組。
でも無視はできないので、今回はすべて3連勝式の3列目にしてしまおう。
今年のメンバーは例年に比べると微妙というのが私の見立て。
南関デビュー馬のレベルも上がっていますから!


 

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

コラム一覧