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「名古屋競馬場でSPAT4プレミアムポイント賞!」
2016年5月4日

いわゆる春の大型連休はいろいろと取材やら締切やらが多発するのは毎年恒例のことなのだが、今年は久しぶりにハード。
5月1日と2日に盛岡に行き、3日は名古屋競馬場に突撃。そして4日から6日は船橋競馬場へレッツゴーなので、つまり競馬場に6連闘。
しかし取材はあるわ、迫りくる締切原稿をクリアせねばならんわで、まったく気持ちが落ち着かない。
この原稿も名古屋競馬場の2号スタンドの3階で書いております。

まもなく第3レースの締切時刻。
名古屋競馬場には開門前に着き、最初の取材ミッションをこなしてからファンエリアに出ると、さすが祝日ですなあという感じのにぎわい。
では、場内で実施されているSPAT4のプレミアム抽選会で何か当てよう。
ということで特設会場に向かうと、なんですかこの行列は!
第1レースの締切10分前ぐらいの時間帯なのに、もう50人ぐらい並んでる!

第1レース前なのにこの行列

(第1レース前なのにこの行列)

さっき友人の佐藤くん(岐阜県下呂市在住)に「抽選に行こうよ」と言ったら「もう行きましたよ。ティッシュでした」と返された。
ちなみに彼は、開門直後に500円分の馬券を買ってガラポンを回したので、並ばなかったとのこと。
次にこのイベントをするときは、ガラポンの台数を増やす必要がありそうですね……。

プレミアムなガラポン

(プレミアムなガラポン)

なお、6日にも船橋競馬場で「SPAT4プレミアムポイント賞」が行われまして、
当日は競馬場にて荘司典子さんと私がプレミアムな?トークイベントを実施します。
休日の谷間のド平日ですが、ナイター開催の船橋競馬にもご注目ください!!
しかし、個人的には現在が6連闘の3日目なのに、かなりヘトヘト。
これで金曜日まで持つのかしら……。
という心配はありつつも、そこはなんとか乗り越えなくては。

という日々のなかで、興味深いネタがみつかった。
1日と2日は盛岡競馬場にいたのだが、岩手競馬にとって盛岡開催は半年ぶり。
しかも初日は水が浮く不良馬場で、差し脚質の人気馬がことごとく不発。
人気薄でも距離ロスなく乗ってきた馬が上位に食い込んでいた状況は「騎手が盛岡コースの勘を取り戻せていないなあ」という印象をもった。
それもあって(?)、私の馬券はことごとくハズレ。
まさか単勝1.6倍、
現役馬としては最後のサンデーサイレンス産駒として頑張っているビュレットライナー(牡14)の単勝までハズれるとは思わなかったわ……
でもその翌日は、あらかたの取材が終わったことである程度の心の余裕ができたし、
そして馬場が乾いてきて内枠の先行馬が不利という傾向が読めてきたので、前日の負け分を取り返す勢いで回収活動♪
というわけで、コース替わりの初日は荒れやすい、ということを改めて実感したわけでした。
5月1日の盛岡競馬は、全12レースのうち4レースの3連単が6ケタ配当で、第3レースでは9頭立てなのに97万馬券が出たのだからすごすぎますわ。
南関東は「半年ぶり」というレベルではないが、それでもたとえば大井開催後に1ヶ月半ぶりの浦和、というケースはたまにある。
そういうときってやっぱり荒れるものなのかしら。

これは調べる価値があるかも!
それはさておき、名古屋競馬の第6レースは「SPAT4プレミアムポイント賞」。
9頭の出走全馬が前走6着以下で、最下位だった馬も3頭いるという、足の遅い馬が揃った難解な一戦だ。
というわけで、パドックをみて「ヤル気がありそう」と思える馬をピックアップ。
そして荒れるはずと期待しながら馬券を買ったら、7番→2番→4番の順で入って、
馬連140円、3連複330円、3連単1130円という、名古屋らしいガチガチな結果でした。買いすぎた……。

名古屋6レース

(名古屋6レース)

5月5日のかしわ記念も難解。
JRAの出走馬が全部、G1またはJpn1のタイトルホルダーというのは過去に例がないのでは?

◎ノンコノユメ
○モーニン
▲サウンドトゥルー

ソルテもハッピースプリントも応援したいですよ。
でも、こういう混戦模様のときは、連勝式のオッズがばらけるので、逆に絞って妙味だと思うのですよ。
そして逃げ馬多数で4日が雨とくれば、ハイペースになると推理。
ということで、強烈な決め手があるノンコノユメを中心視。
モーニンも差せるタイプで展開的にも合いそうだ。
もちろん、差し脚でのし上がってきたサウンドトゥルーにも勝機あり。
ということで3頭に絞ってしまいたい。
一昨年の優勝馬、コパノリッキーは応援しますが、馬券は別というスタンスでごめんなさい。
ベストウォーリアは昨年が早め先頭の競馬から最後に差されて2着となったが、今年はメンバー的にちょっと厳しいような気がします……。



 

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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