コラム”

「東京サマーランドに行ってきました」
2016年8月9日

夏ですね~。
自宅にいるときは冷房を使わない派でこれまで頑張ってきたのですが、
さすがに脳みそを使う業務をしていると、それもだんだん厳しくなってきますわ。
それでも一昨年あたりは室内の気温が37度になることもあったのに、今年は33度ぐらいだからパソコンの動きがおかしくなることは今のところナシ。
しかし暑くないかと言われれば、そりゃもう暑いに決まっているので、初めて東京サマーランドに行ってみました♪

子供のころからその存在は知っていたものの、行ったことがなかったサマーランド。
なんで行かなかったのかといえば、そりゃ千葉県民にとって八王子は遠い、ということに尽きますね。
現在も埼玉県民なので八王子は遠いといえば遠いのですが、
しかし莫大な費用をかけて圏央道が作られたことによって、埼玉県中央部にある私の自宅からわずか1時間半で行けるようになったのですよ。

というわけで、入間インターからあきる野インターまでワープして、
すると現場は高速出口のすぐ近くだったとは知らなかったので、ちょっとびっくり。
到着したのは午後4時前だったので、メインの建物の前に駐車スペースを発見してめでたしめでたし。
東京サマーランドといえば、真夏はメチャメチャ混むというイメージがあったのだけれど、
どうやら朝から来て早めに帰るという人が多数派のようですね。
というわけで、夕方の流れるプールは不快感があまりない程度の人口密度で、わりとスムーズに流れることができました。

東京サマーランド

(東京サマーランド)

で、なんで東京サマーランドに行ったのかというと、それは単純な話で、招待券を持っているからなんですね。
わたくし、東京都競馬株式会社の株主でして、といっても1000株しか持っていないのですけれど、
でもそのおかげで、東京サマーランドの招待券と大井競馬場のフリーパスチケットをいただけるわけなのですよ。
ありがたや~。

ただ、7月31日に大井に行った時は、自宅に「株主優待証」を忘れてしまったんですわ。
でもその日は入場無料デーだったのでラッキー。
それ以来、優待証はサイフのなかに標準装備させることにしております。
というわけで、プール終了の午後7時半近くまでどんぶらこ。
きわめて涼しく過ごさせていただきました。
いやしかし、人間はプールに入れるしクーラーのスイッチは入れられるし、涼しいところに行く自由もあるからいいですよねえ。
それに対して競走馬は……

そもそも馬は“寒帯動物”という区分。寒さへの強さに対して暑さへの耐性には劣る、というのが全体的な傾向ですね。
だから「大多数の馬がへばっているときに、わりと大丈夫というタイプが相対的に好成績を残す」というのが、
いわゆる“夏馬”の本当のところだと思うのですよ。
あとは、夏に対する各厩舎の対応力。
なかにはクーラーを装備しているところもあって、そういう厩舎が深夜に調教をして、
太陽が顔を出している時間帯は馬房でゆっくりさせるという方針をとっていれば、
そうでない厩舎に比べて疲労の蓄積が少なくなるのは明らかでしょう。
それと、競馬場までの道のりも関係するような気が。

大井所属馬だと、大井に住んでいれば歩いて出走できるけれど、
小林分場(成田空港から15kmくらい西)の馬は、住環境は大井よりよさげでも通勤に1時間半ほどの時間が必要。
夏場はそのあたりの良し悪しが結果に影響を及ぼすケースが多いような気がしますね。
それが明確に現れると思えるのが、C級などの下級条件。
連戦が続く馬が多いぶん、その日のコンディションがどうなのかというのはとても重要ですよね。
やはり夏場は、とくに下級条件戦は、パドック診断をしっかりすることが勝利への近道だと強く思います。
しかしながら、このコラムでお約束となっている予想コーナーは、だいたい2~3日後の予想をせにゃならんわけで。
しかもプラチナカップが行われる水曜日の埼玉県さいたま市浦和区の最高気温は36度の見込みですよ。
ひえ~~~!

◎ビーインラプチャー
○パッパーレ
▲タマモホルン

「夏は牝馬」という言葉があるとおり、真夏は女性の芯の強さがいきる季節?
ということで、唯一の牝馬であるビーインラプチャーに注目。
鞍上も高知県出身なら、暑さへの耐性がひと味違うはず!?
パッパーレも格上挑戦ですが、8月は2回走ってともに3着。
出走12頭のなかで3頭いる栗毛馬のワンツーに期待します。
おそらく断然人気になるのはタマモホルン。
昨年8月に川崎競馬で勝利した実績はあるものの、休み明けでどうなんでしょう……。
ただ、実力発揮なら逃げ切りの可能性は高いので、3連単ボックスを押さえにして、
タマモホルンを2着&3着に固定した3連単で妙味を追う、という考え方で攻めてみたいと思います。あとは、ビーインラプチャーの単!




 

プロフィール

プロフィール

浅野 靖典

1969年8月1日生まれ

1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。

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