
いや~、8月21日の日曜日。
この日の川崎競馬のトリプル馬単は、キャリーオーバーが1843万9337円!
となれば、これはやるべきでしょ!!
ということで気合を入れてSPAT4に入金したところまでは勢いがあったのだけれど、ご予算をいくらにするかを最初に設定しないと、
果てしなくキリがなくなるのがトリプル馬単の怖いところ。
とりあえずいちおう、絶対当たる馬券を買うには、果たしておいくら万円が必要なのかを計算してみた。
8月21日のトリプル馬単の対象レースは第6レースから第8レース。
第6レースは1頭取消があって13頭立て、第7レースも1頭取消で9頭立て、最終レースは14頭立て。
ということで、13×12×9×8×14×13=2044224。
これに最低購入単位の50を掛けると……1億221万1200円あれば、絶対にトリプル馬単を的中させられるわけですな!
って、そんなの買わ(え)ないっつーの。
でも、たくさん買ったほうが当たる確率が上がるのは間違いないところ。
はたしてどこまでご予算を割けるのか……
というのは毎度のことながら、最大の悩みどころ。
さらにトリプル馬単は、気合を入れまくって3レース分の予想をしたところで、
最初のレースの結果次第で残り2つの予想がまるまるムダになる可能性がある。
それがあるからか、画面に表示される組み合わせ数が大きくなるのに比例して、自分の背中がだんだんと丸くなっていくような気もする。
まして、対象となる最初のレースは「川崎ジョッキーズカップ」。
出走騎手すべてが乗り替わりで臨むレースですよ。
これが波乱になりやすいんだよなあ。
というわけで、まずは「川崎ジョッキーズカップ」の過去のデータをチェックしてみた。
前回は今年の4月1日。
藤江騎手(1番人気)→山林堂騎手(8番人気)で、馬単は38.9倍。
(以降は敬称略)
その前は昨年12月17日で、山林堂(4番人気)→金子(3番人気)で、馬単4120円。
昨夏は実施されず、その前は4月2日。
伊藤(1番人気)→今野(2番人気)で馬単1190円。
14年12月19日は森下(2番人気)→山林堂(8番人気)で馬単万馬券。
その前は14年4月17日で、郷間(3番人気)→瀧川(2番人気)。
馬単は2280円だった。
順当だったのは昨年4月だけ。
さらに、これまではC2戦だったのが今回はC3戦になったのだから、波乱度が高くなったといえるかも?
なにか、オカルトでもいいから手がかりはないものかとチェックすると、とりあえず2つの材料が出てきた。
●ゼッケン番号が2ケタの馬が1~2頭連対している。
●山林堂騎手が3回も連対している。
今回の川崎ジョッキーズカップは、締切1時間前の単勝オッズが最低人気でも50倍以下。
それほどの混戦だからこそ、こういうデータが頼りになる?
さらに過去5回の勝ち馬はすべて4番人気以内ということも考慮して、
最初のレースは「山林堂&藤江&拜原&今野」のボックス12点からスタートしよう。
(8月21日6レース)
続く2レース目は頭固定で3頭に流し、最後のレースは上位拮抗っぽいので、1着に2頭、2着に4頭の変則流し。
これで買い目を揃えてみると……
216点か……。
つまり10800円。
これで最後まで楽しみが残ればいいんだけれどなあ~。
という後ろ向きな考えがどうしても頭から消えなかったので、買い目を削る作業に着手。
まず、1レース目はボックスをやめて、前回の覇者、藤江騎手と前々回の覇者、山林堂騎手の勝利に託してみた。
あとは外枠へ。
2レース目はそのまま3点で、3レース目は森騎手と真島騎手の軸ダブルをやめて、真島一本勝負を決断。
これで8点×3点×3点=72点=3600円。
よっしゃ行くぞ!!!
と、消去法で臨んだ「トリプル馬単キャリーオーバーをいただいちゃえキャンペーン」。
まずは川崎ジョッキーズカップから的中させよう!
と意気込みつつ画面を見ると、藤江騎手と山林堂騎手は3コーナー手前で前から4~5番手にいるではあーりませんか。
よっしゃ行け行け!!!
……しかし重馬場の影響か、前の馬が止まりませんでしたわ。
結局、好位追走の今野騎手が勝って、逃げた拜原騎手が2着。
山林堂騎手は3着まででした……
そっか、勇気をもって馬単4頭ボックスにしておけば的中してたんだなあ。
という後悔が少しありつつ次のレースを観戦すると、勝ったのは軸馬のおとなりさん。
ボックスにしなくてよかった~♪
となれば、あとは最後のレースが波乱になって、キャリーオーバーが翌日に続くことを祈るしかない。
荒れろ荒れろ!!!
ちなみに私の買い目は、10番のアマリネから4番、5番、8番への3点。
でももう、自分の買い目なんかどーでもいいもんねー。
そして20時50分。
ちなみにこの原稿を書いているのがまさに20時50分。
よしよしよし、2着は14番のほうが人気薄!!!
という、ちょっと人としてどうよという応援のしかたで大外から差を詰めてくる保園騎手に注目。
そしておみごと、9番人気のプリーズドンテルが2着!
さあ、配当はどんなもんかな。
わくわくわくわく。
おっ、馬単5210円。
荒れたねえ♪
てことは、残り2733口だったトリプル馬単も期待大!
……えっ?65口???
(8月21日の結果)
まじっすか(涙)。
しかも65口もあるなんて。
つまり、当たった人が最高で13人いるってことですか……。
ということで、明日への夢はあえなく途絶えてしまった。
でも考えようによっては、月曜日のトリプル馬単で再び散財しなくて済んだといえるかも(汗)。
しかしながら、私はまだトリプル馬単を1回も当てたことがないのですよ。
生きているうちに1回くらいは当てたいなあ。
さて、ではトリプル馬単はひとまず横に置いといて、水曜日のスパーキングサマーカップを予想しますか。
◎1.ストロングジーン
○8.グランディオーソ
▲7.バーンザワールド
△12.ブルーチッパー
△9.レガルスイ
△13.リアライズリンクス
日曜日は川崎でマイル戦が3回行われ、3回ともゼッケン1番か2番の馬が1着になった。
さらに月曜日は超絶大雨で水分ヒタヒタとなれば、ここも最内枠が有利でしょ!
グランディオーソは2ヵ月ぶりでもタイプ的に問題なし。
川崎で6戦6連対、7月から9月は7戦6連対という安定感に期待したい。
3番手には今年の川崎マイラーズで3着だった、バーンザワールドを選択。
ブルーチッパー、レガルスイさらにはリアライズリンクスという重賞ウイナーは、3頭とも外のほうのゲートからスタートする逃げ先行型。
となればオーバーペースの心配がありそうなので、3頭とも押さえまでにしてみました。
これで逃げ先行馬がそのまま残ったらあきらめます!!
浅野 靖典
1969年8月1日生まれ
1998年にグリーンチャンネル「中央競馬中継」のキャスターから競馬関係のキャリアをスタート。
現在は各種媒体に原稿を寄稿し、競馬関係のメディアにも出演。
JRA、青森、九州のセリ市場の司会進行役も担当している。
ときどきグリーンチャンネルの番組「競馬ワンダラー」で、ワゴン車の運転手として全国を放浪。
各地の地方競馬場には1~2年に一度以上は訪問している。